第2 【事業の状況】

 

1 【業績等の概要】

(1) 業績

7〔財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕に記載しているとおり、当連結会計年度の連結営業収益は4,080億3千9百万円(前年同期比0.0%増)、連結営業利益は338億4千5百万円(前年同期比2.3%増)、連結経常利益は313億9千万円(前年同期比3.8%増)、連結当期純利益は172億4千8百万円(前年同期比6.5%増)となりました。
 セグメントごとに主な営業成績を以下に記載いたします。

 

〔運輸業〕

① 営業概況

鉄道事業では、京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業について、事業主体である東京都とともに用地補償説明会を開催するなど用地取得業務を本格化したほか、設計業務を進めました。また、これまで進めてきた調布駅付近連続立体交差事業が完了しました。構造物の耐震性向上については、京王線多摩川橋梁の耐震補強が完了したほか、高架橋柱や盛土区間を対象とした耐震補強を引き続き進めました。環境への取組みについては、電車がブレーキをかけた際に発生した回生電力を駅の照明やエスカレーターなどに使用される電力に変換して供給する「駅舎補助電源装置」を東府中駅に導入しました。また、回生電力を蓄電池に充電し、電車の走行用電力として供給する「回生電力貯蔵装置」を堀之内変電所に設置しました。サービス向上策については、井の頭線のダイヤ改定を実施し、平日早朝時間帯の急行増発や終電時刻の延長、日中時間帯の急行の所要時間短縮を行いました。また、本年4月には、沿線外からも多くのお客様が訪れる高尾山口駅を、高尾山の玄関口としてふさわしい駅舎にリニューアルするとともに、お客様のニーズが高いトイレの増設や歩行者広場の拡張を実施しました。このほか、訪日外国人を対象とした無料公衆無線LANサービス「KEIO FREE Wi-Fi」を京王線・井の頭線の5駅に導入するなど、お客様の利便性向上をはかりました。営業面では、1枚で新宿駅と渋谷駅のどちらでも乗り降りできる新しい通勤定期券「どっちーも」の販売を開始し、お客様の利便性向上とともに新規顧客の獲得に努めました。また、「京王れーるランド」では開業1周年を迎えるにあたりお子様向け遊具コーナーの拡張や記念イベントを開催したほか、車両の内装に動物がデザインされた「新TamazooTrain」の運行を開始しました。

バス事業では、路線バスにおいて、JR高円寺駅南口と佼成病院を結ぶ新規路線を開設しました。高速バスにおいては、東京ディズニーリゾート®線(調布~東京ディズニーリゾート®)や渋谷河口湖線(渋谷~富士急ハイランド・河口湖)を新設しました。このほか、英語が話せる添乗員が同行し、髙尾山薬王院での修行体験やうかい鳥山等で食事をする訪日外国人向け日帰りバスツアーを、春と秋の行楽シーズンに実施しました。

 

※営業概況につきましては、当連結会計年度終了後の本年4月までの内容を記載しております。当連結会計年度の収支への影響につきましては、次頁「②業績」の項目をご参照ください。

 

業種別

当連結会計年度
(26.4.1~27.3.31)
(百万円)

前年同期比
(%)

鉄道事業

81,908

0.2

バス事業

34,547

1.7

タクシー業

12,655

△2.0

その他

2,728

7.9

消去

△4,952

営業収益

126,887

0.2

営業利益

12,279

5.0

 

 

(うち鉄道事業)

種  別

単 位

当連結会計年度
(26.4.1~27.3.31)

前年同期比
(%)

営業日数

365

営業粁

84.7

客車走行粁

千粁

127,449

0.6

輸送人員

定期

千人

369,922

0.4

定期外

262,806

△0.2

632,728

0.1

旅客運輸収入

定期

百万円

33,479

△0.3

定期外

44,801

0.2

78,281

△0.0

乗車効率

41.4

 

(注) 乗車効率の算出は

延人粁

によります。

客車走行粁×平均定員

 

② 業績

鉄道事業では、消費税率引上げ前の駆け込み購入による影響があったものの、雇用環境の改善や沿線施設への来訪者の増加があったことなどにより、旅客運輸収入は前連結会計年度並みの0.0%減(うち定期0.3%減、定期外0.2%増)となりました。また、バス事業では、路線・高速で増収となりました。これらの結果、営業収益は1,268億8千7百万円(前年同期比0.2%増)、営業利益は122億7千9百万円(前年同期比5.0%増)となりました。

 

〔流通業〕

① 営業概況

百貨店業では、「京王百貨店」新宿店において、免税手続きなどを行う「フォーリンカスタマーカウンター」を新設し、自動外貨両替機を設置するなど、外国人来店客向けの新たなサービスを開始しました。また、本年4月、小型サテライト店を「三井ショッピングパークららぽーと富士見」内にオープンいたしました。

ショッピングセンター事業では、「キラリナ京王吉祥寺」において、地下1階の食品売場「フードパルク」をグランドオープンいたしました。また、「京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター」では、B館8階とC館2階のレストランフロアをリニューアルオープンいたしました。さらに、本年4月、「メルクマール京王笹塚」内に、商業施設「フレンテ笹塚」が開業し、流行の化粧品や文具などを取りそろえた雑貨店「アートマン アートマン」や、有名菓子店が月替わりで出店する「スイーツモード」などをオープンいたしました。

ストア業では、上質な食材を豊富に取りそろえた「キッチンコート」を「キラリナ京王吉祥寺」内にオープンいたしました。また、生鮮コンビニエンスストア「京王ストアエクスプレス」若葉台店をオープンいたしました。

このほか、多摩動物公園駅前に、京王オリジナルデザイングッズなどを販売する「ギフトショップ たまどう」をオープンいたしました。

 

※営業概況につきましては、当連結会計年度終了後の本年4月までの内容を記載しております。当連結会計年度の収支への影響につきましては、次頁「②業績」の項目をご参照ください。

 

業種別

当連結会計年度
(26.4.1~27.3.31)
(百万円)

前年同期比
(%)

百貨店業

86,977

△6.2

ストア業

38,060

2.8

書籍販売業

9,087

△7.7

駅売店業

7,639

△4.4

ショッピングセンター事業

12,424

17.8

その他

11,751

1.5

消去

△6,842

営業収益

159,097

△2.5

営業利益

4,809

△3.4

 

 

② 業績

ショッピングセンター事業では、2014年4月に開業した「キラリナ京王吉祥寺」が寄与したことにより増収となりました。また、ストア業では、既存店が好調に推移したため増収となりました。一方、百貨店業では、消費税率引上げ前の駆け込み需要の反動減などにより減収となりました。これらの結果、営業収益は1,590億9千7百万円(前年同期比2.5%減)、営業利益は48億9百万円(前年同期比3.4%減)となりました。

 

〔不動産業〕

① 営業概況

不動産賃貸業では、商業施設やオフィス、住居などを備えた地上21階地下2階の複合ビル「メルクマール京王笹塚」が完成し、入居を開始しました。また、多摩地区最大級の社会人と学生向けシェア型賃貸住宅「SHARE PLACE 聖蹟桜ヶ丘」や、千代田区内神田に住居やオフィス、共有スペースを備えたシェア型複合施設「the c」が完成し、賃貸を開始するなど、引き続き賃貸資産の拡充に努めました。

不動産販売業では、新築戸建住宅「京王四季の街」を調布多摩川および八王子みなみ野シティで販売したほか、リノベーションを行った集合住宅「リノア東日本橋」や「ルクラス碑文谷」などを販売しました。

業種別

当連結会計年度
(26.4.1~27.3.31)
(百万円)

前年同期比
(%)

不動産賃貸業

30,240

0.1

不動産販売業

14,371

15.6

その他

1,370

27.0

消去

△8,841

営業収益

37,141

5.0

営業利益

9,616

△6.2

 

 

② 業績

不動産賃貸業では、賃貸物件の増などにより増収となりました。また、不動産販売業では、リノベーション物件の売上増などにより増収となりました。これらの結果、営業収益は371億4千1百万円(前年同期比5.0%増)、営業利益は営業費用の増加などにより96億1千6百万円(前年同期比6.2%減)となりました。

 

〔レジャー・サービス業〕

① 営業概況

ホテル業では、「京王プラザホテル(新宿)」において、南館20階から27階の客室改装を実施したほか、本館2階のコーヒーハウス「樹林」をオープンキッチンや常設のブッフェカウンターを設置するなどの改装を行い、オールデイダイニング「樹林」としてリニューアルオープンいたしました。また、「京王プラザホテル(新宿)」と「京王プラザホテル多摩」では、特別ルーム「ハローキティ ルーム」の提供を開始しました。「京王プレッソイン」については、神田の全館改装を実施したほか、港区赤坂において新店舗の建設を引き続き進めました。

このほか、「京王高幡ショッピングセンター」内に、蕎麦居酒屋「たまの里」をオープンいたしました。

また、高尾山口駅前の日帰り温浴施設については、温泉の湧出が確認され、建設工事に着手しました。

業種別

当連結会計年度
(26.4.1~27.3.31)
(百万円)

前年同期比
(%)

ホテル業

45,389

2.5

旅行業

16,615

2.1

広告代理業

11,954

7.7

その他

6,032

2.0

消去

△9,681

営業収益

70,310

3.6

営業利益

5,641

18.4

 

 

② 業績

ホテル業では、「京王プラザホテル」で外国人利用客の取込み等により客室単価が向上したほか、「京王プレッソイン」が好調に推移したことにより増収となりました。また、広告代理業では、既存顧客からの受注額の増加や大型案件の受注などにより増収となりました。これらの結果、営業収益は703億1千万円(前年同期比3.6%増)、営業利益は56億4千1百万円(前年同期比18.4%増)となりました。

 

〔その他業〕

① 営業概況

葬祭事業では、「お客様の気持ちに寄り添う」をコンセプトに、故人や遺族のニーズに合わせた葬儀の提供等を行うことを目的として、京王フェアウェルサポート㈱を設立し、セレモニーホール「京王メモリアル北野」を開業しました。

沿線住民の暮らしに役立つサービスを提供する「京王ほっとネットワーク」では、リフォームの具体的イメージを紹介するため、「高幡店」にキッチンコーナーや外壁・クロス等の素材の展示スペースを設置するなどのリニューアルを実施しました。

業種別

当連結会計年度
(26.4.1~27.3.31)
(百万円)

前年同期比
(%)

ビル総合管理業

21,614

△4.0

車両整備業

8,939

7.4

建築・土木業

20,238

5.2

その他

6,516

5.8

消去

△3,236

営業収益

54,072

0.8

営業利益

2,295

30.7

 

 

② 業績

建築・土木業では、完成工事高が増加したことなどにより増収となりました。これらの結果、営業収益は540億7千2百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益は22億9千5百万円(前年同期比30.7%増)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローについては、流入額は前連結会計年度に比べ69億1千3百万円減の518億5千8百万円となりました。

当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローについては、投資有価証券の売却および償還による収入の増などにより、流出額は前連結会計年度に比べ56億1千3百万円減の323億2千5百万円となりました。

 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、社債の償還による支出などにより、流出額は262億8千1百万円となりました。

これらの結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は647億2千4百万円となりました。

また、有利子負債の当連結会計年度末残高は、3,081億5千7百万円となりました。有利子負債の連結会計年度末残高については、第5〔経理の状況〕1〔連結財務諸表等〕(1)〔連結財務諸表〕⑤〔連結附属明細表〕をご参照ください。

(注) 有利子負債は、借入金+社債+鉄道建設・運輸施設整備支援機構未払金により算出しております。

 

2 【生産、受注及び販売の状況】

当社グループの業種構成はサービス業が中心であり、受注生産形態をとらない会社が多いため、セグメントごとに生産規模および受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。このため1〔業績等の概要〕においてセグメントごとに業種別の営業収益を示すこととしております。

 

3 【対処すべき課題】

当社グループにおける対処すべき課題を以下に記載します。なお、記載内容は有価証券報告書提出日(平成27年6月26日)現在のものです。

(1) 対処すべき課題

当社グループでは、グループとしての存在価値を明文化した「京王グループ理念」を制定し、これをグループ内外に発信することで、グループ全体の価値観や方向性の共有化をはかっております。

    <京王グループ理念>

私たち京王グループは、

 つながりあうすべての人に誠実であり、環境にやさしく、

「信頼のトップブランド」になることを目指します。

そして、幸せな暮らしの実現に向かって

生活に溶け込むサービスの充実に日々チャレンジします。

 

この「京王グループ理念」を具現化するため、「京王グループ経営ビジョン」に基づき、当社グループの競争力の強化に取り組むとともに、法令・倫理を遵守し、地域社会貢献活動を行うなど、企業価値・株主共同の利益および沿線価値の向上に努めております。今後も「京王グループ理念」の具現化を目指し、当社グループが長年培ってきた有形・無形の経営資源を維持・活用してまいります。

当社グループは、平成27年度を初年度とする「京王グループ中期3カ年経営計画」を策定しました。沿線の発展に支えられてきた当社は、その収益基盤である東京都の人口が減少に転じると想定される平成32年度までに盤石な体制を構築していく必要があります。東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催といった事業機会を捉えながら、変化する経営環境に柔軟に対応するため、本計画は平成32年度までの6年間のうち、前半期の3カ年について策定しました。この3年間において成長のための土台作りを進め、その後の3年間における収益・利益の拡大につなげられるよう、成長の実現に向けた諸施策を推進してまいります。

 

〔1〕鉄道事業の安全性・収益力の向上

鉄道事業では、「安全は最大の使命であり、最高のサービスである」との方針のもと、社会的使命である「輸送の安全」のための取組みを、引き続きハード・ソフトの両面から進めてまいります。
 ハード面においては、道路と鉄道を立体交差化し、25か所の踏切を廃止する京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業について、事業主体である東京都とともに用地取得や設計業務などを進めます。また、東日本大震災の発生をふまえ、鉄道施設のさらなる耐震化を目指し、高架橋柱や盛土区間の対象箇所を拡大して補強工事を進めます。このほか、近年増加傾向にある異常気象に対応し、大雨に備えた法面防護や電気設備の落雷対策を進めるとともに、観測体制の強化として雨量計を増設します。
 ソフト面においては、事故の防止に向け、引き続き「安全に関する基本方針」の徹底をはかるとともに、現場の声や他社の先進的な取組みを幅広く収集し、安全対策を実施します。
 このほか、沿線の少子高齢化の影響を受けている鉄道輸送人員の確保は重要課題と認識しております。これに対応するため、お客様のニーズを的確に捉え、都心方面へのアクセス強化をはかるダイヤ改定を京王線で実施するほか、訪日外国人旅行客の誘致施策として、企画乗車券の販売や駅サイン類などの施設整備を進めます。

 

〔2〕沿線の活性化

調布駅での連続立体交差事業完了後の地上利用計画について、着工に向けた具体的な開発手続きを進めていくほか、当社グループの重要拠点である新宿地区については、将来的な再開発による価値向上を目指した検討を進めてまいります。
 また、高尾山口駅前においては、日帰り温浴施設を本年秋に開業させるとともに、駅周辺整備を行うなど、高尾山エリアの魅力向上に向けた取組みを推進します。このほか、沿線において増加するシニア層に向けた取組みの一環として、聖蹟桜ヶ丘駅周辺でのサービス付き高齢者向け住宅および介護付き有料老人ホームの建設を進めます。あわせて、調布市国領に保育所を併設したマンションを建設するなど子育て支援事業についても拡大してまいります。
 

 

〔3〕成長に向けた取組み

ホテル業においては、「京王プレッソイン」の出店を加速していくことに加え、「京王プラザホテル(新宿)」で客室を中心とした営業施設の改装を実施するなど、さらなる競争力の強化をはかります。既存建物の再生を行うリノベーション分野では、人と人とのつながりの場を提供するコミュニティ形成を事業の軸として、競合との差別化によるブランド価値の確立を進めるほか、ホステルなど新規業態への進出をはかります。このほか、インバウンド需要の獲得に向けて、増加する訪日外国人旅行客が利用しやすい環境を整備するほか、来訪者が多く当社の重要拠点でもある新宿を活かしたグループ横断的な営業施策を検討・実施するなど、収益機会の拡大をはかってまいります。
 加えて、駅周辺スペースにおいては既存事業の見直しなどを推進するとともに、お客様ニーズに合致した事業の検討・実施により収益力向上をはかります。また、グループ各社においてもそれぞれの事業における将来性を見極めた上での選択と、成長分野への経営資源の集中を行ってまいります。
 

 

今後も「信頼のトップブランド」の確立と企業としての持続的な成長を目指し、これらの取組みをより一層拡充してまいります。

 

(2) 当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

① 基本方針の内容

当社グループが企業価値・株主共同の利益を向上させていくためには、「輸送の安全性」「経営の安定性」「事業の継続性」を確保し、お客様、お取引先その他のステークホルダーからの信頼を得て、「信頼のトップブランド」を確立することが不可欠であります。また、当社グループにとっては、沿線を中心に関連性の高い事業を多角的に展開することで、沿線価値の向上、京王ブランドの確立に努めるとともに、地域社会の信頼を獲得しながら、各事業の有機的な結びつきにより総合力を発揮させる一体的な経営を行うことが極めて重要であります。これらが当社の株式の買付を行う者により中長期的に確保され、向上させられるのでなければ、当社の企業価値・株主共同の利益は毀損されることになります。したがって、当社は、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者は、当社の企業価値・株主共同の利益を中長期的に確保、向上していくことに理解あることが必要であると考えています。

当社は、当社株式について大量買付がなされる場合、これが当社グループの企業価値・株主共同の利益に資するものであれば、これを一概に否定するものではありませんが、株式の大量買付の中には、その目的等から見て企業価値・株主共同の利益に対する明白な侵害をもたらすものなど、企業価値・株主共同の利益に資さないものも少なくありません。また、株主の皆様が、当社の企業価値を構成する要素を十分に把握し、中長期的な観点も考慮に入れたうえで、当該買付が当社の企業価値・株主共同の利益に及ぼす影響を短期間で適切に判断することは、必ずしも容易ではないものと思われます。

こうした事情に鑑み、当社は、当社株式に対する買付が行われた際に、買付に応じるべきか否かを株主の皆様が判断し、あるいは当社取締役会が代替案を提案するために必要な情報や時間を確保したり、株主の皆様のために買付者と交渉を行うことなどを可能とすることで、当社の企業価値・株主共同の利益に反する買付行為を抑止するための枠組みが必要であると考えます。

 

② 当社の財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他の基本方針の実現に資する特別な取組み

ア.企業価値向上に資する取組み

当社グループでは、「京王グループ理念」の中にかかげる「信頼のトップブランド」の確立を目指して、当社グループの競争力の強化、財務健全性の確保、法令・倫理の遵守、地域社会貢献活動の実施など、企業価値・株主共同の利益の向上に資する経営に努めております。今後もグループ全体の持続的な成長のため、当社グループが長年培ってきた有形・無形の経営資源を維持・活用しながら、以下の施策に取り組んでまいります。

第一に、社会に不可欠なインフラを提供する公共輸送機関として安全確保を最重要課題とし、中長期的な視点で社会的責任を果たしてまいります。

第二に、当社沿線が将来にわたって活力を維持できるよう、拠点開発の推進や地域活性化に多角的に取り組んでまいります。

第三に、お客様の多様化するニーズや生活スタイルの変化を捉えた施策を継続的に実施することで、将来にわたり発展、成長する企業グループを目指してまいります。

 

第四に、法令の遵守、地球環境への配慮など、企業の社会的責任を果たす取組みを当社グループ全体で続けてまいります。

第五に、企業価値の源泉である「輸送の安全性」の実際の担い手である当社グループの従業員を中長期的な視点で育成するとともに、「安全の確保」を最重要事項と考える企業文化を堅持してまいります。

第六に、長期的視点に立った投資と効率化の推進によるコストダウンにより、財務体質の優位性を堅持するとともに、内部留保の拡充に対応して、自己資本のさらなる有効活用に取り組みます。

 

イ.コーポレート・ガバナンスの強化に対する取組み

当社は、「京王グループ理念」に基づき、株主の皆様をはじめつながりあうすべての人からの信頼を確保し、企業価値向上をはかるため、コーポレート・ガバナンスの充実・強化を推進しております。

取締役会においては、法令で定められた事項はもとより、経営上重要な事項についての決議や業務執行の監督を行っております。経営に対する監督機能の強化をはかるため、社外取締役を選任しているほか、主要なグループ会社の社長等をメンバーに加えております。また、特別取締役を選定し、時機を捉えた迅速な意思決定を行っているほか、取締役会の諮問機関として指名・報酬委員会を設置し、経営の透明性向上に努めております。

監査役監査については、実効性を高めるため、独立性の高い社外監査役、財務・会計に関する相当程度の知見を有する監査役を選任しているほか、監査役会と内部監査・内部統制部門との連携体制を構築しております。各監査役は、法令および諸基準に準拠し、監査役会が定めた基本方針に基づき監査を行うほか、取締役会その他の重要な会議に出席し必要な意見陳述を行っております。

さらに、グループ経営協議会や京王グループ社長会、ならびにグループ監査役会などの定期的な開催により、グループガバナンス体制の充実をはかっております。

 

③ 基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み

当社は、平成25年6月27日開催の第92期定時株主総会において、当社の企業価値・株主共同の利益を確保・向上させていくことを目的とした「当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)の基本方針」(以下「本基本方針」といいます。)が承認可決されたことを受け、同日開催の当社取締役会において「当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)」(以下「本プラン」といいます。)を決議しております。

本プランは、当社株式に対する買付が行われた際に、買付に応じるべきか否かを株主の皆様が判断し、あるいは当社取締役会が代替案を提案するために必要な情報や時間を確保したり、株主の皆様のために買付者と交渉を行うことなどを可能とすることで、当社の企業価値・株主共同の利益に反する買付行為を抑止することを目的としております。

本プランは、ア.当社が発行者である株券等について保有者の株券等保有割合が20%以上となる買付、またはイ.当社が発行者である株券等について、公開買付けを行う者の株券等所有割合およびその特別関係者の株券等所有割合の合計が20%以上となる公開買付け、もしくはこれらに類似する行為またはその提案(以下「買付等」と総称し、買付等を行う者を以下「買付者等」といいます。)を対象とします。

買付者等が買付等を行う場合は、当社取締役会が別途認めた場合を除き、その実行に先立ち、当社に対して、買付等の内容の検討に必要な情報および本プランに定める手続きを遵守する旨の誓約文言等を記載した書面を提出するものとし、当社取締役会は速やかにこれを企業価値評価独立委員会(委員は、社外の有識者、社外取締役、社外監査役から選任されるものとし、以下「独立委員会」といいます。)に提供します。独立委員会は、最長60日間の検討期間(必要な範囲で最長30日間延長できる。)を設定し、必要に応じて独立した第三者である専門家の助言を得たうえ、買付等の内容の評価・検討、買付者等との協議・交渉、株主に対する情報開示等を行います。

独立委員会は、買付者等が本プランに定める手続きを遵守しなかった場合、または本プランに定める要件のいずれかに該当し、新株予約権の無償割当てを実施することが相当であると認められる場合には、当社取締役会に対し、新株予約権の無償割当ての実施を勧告します。なお、独立委員会は、新株予約権の無償割当ての要件のいずれかに該当する場合であっても、新株予約権の無償割当てを実施することについて株主総会の決議を得ることが相当であると判断するときは、当社取締役会に対して、株主総会の招集、新株予約権の無償割当ての実施に関する議案の株主総会への付議を勧告するものとします。

当社取締役会は、独立委員会の勧告を最大限尊重し、新株予約権の無償割当ての実施または不実施等に関する決議を速やかに行うものとします。また、当社取締役会は、独立委員会から、株主総会の招集、新株予約権の無償割当ての実施に関する議案の株主総会への付議を勧告された場合には、実務上株主総会の開催が著しく困難な場合を除き、実務上可能な限り最短の期間で株主総会を開催できるように、速やかに株主総会を招集し、新株予約権の無償割当ての実施に関する議案を付議します。当社取締役会は、上記決議を行った場合等には、速やかに、当該決議の概要その他当社取締役会が適切と認める事項について、情報開示を行います。

 

以上の新株予約権は、1個当たり1円を下限とし、当社株式1株の時価の2分の1の金額を上限とする金額の範囲内で当社取締役会が新株予約権無償割当ての決議において定める金額を払込むことにより、原則として当社株式1株を取得できるものですが、買付者等による権利行使が認められないという行使条件が付されています。また、当社が買付者等以外の株主から当社株式と引換えに新株予約権を取得することができる旨の取得条項が付されており、当社がかかる条項に基づく取得をする場合、新株予約権1個と引換えに、原則として1株が交付されます。

本プランの有効期間は、平成25年6月27日開催の定時株主総会終了後3年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までになります。ただし、当該有効期間の満了前であっても、当社の株主総会において本基本方針を廃止する旨の決議が行われた場合、または、当社の株主総会で選任された取締役で構成される当社取締役会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合には、本プランはその時点で廃止されるものとします。

本プラン導入時点においては新株予約権の無償割当て自体は行われませんので、株主の皆様に直接具体的な影響が生じることはありません。他方、新株予約権の無償割当てが実施された場合には、新株予約権行使の手続きを行わないと、その保有する当社株式全体の価値が希釈化することになります。ただし、当社が当社株式を対価として新株予約権の取得を行った場合、買付者等以外の株主の皆様が保有する当社株式全体の価値の希釈化は生じません。

 

④ 上記の各取組みに対する当社取締役会の判断およびその判断に係る理由

上記②に記載した取組みは、当社の企業価値・株主共同の利益を継続的かつ持続的に向上させるための具体的方策として策定されたものであり、上記①の基本方針に沿うとともに、当社の株主共同の利益に合致するものであり、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではありません。

また、上記③の取組みは上記①の基本方針に沿うものであり、以下の理由から当社の株主共同の利益を損なうものではなく、また、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではありません。

ア.経済産業省および法務省が平成17年5月27日に発表した買収防衛策に関する指針に定める三原則を充足していること

イ.本プランは、株主総会において承認された本基本方針に基づくものであり、また、有効期間は約3年間と限定され、かつ、その満了前であっても株主総会において、本基本方針の変更または廃止の決議がなされた場合には、本プランも変更後の基本方針に従うよう速やかに変更または廃止されることになるなど、株主意思を重視していること

ウ.経営陣から独立している委員から構成される独立委員会により新株予約権の無償割当ての実施等の運用に関する実質的な判断が行われ、その判断の概要については株主の皆様に情報開示をすることが必要とされていること

エ.合理的かつ詳細な客観的要件が設定されており、当社取締役会による恣意的な発動を防止するための仕組みを確保していること

オ.独立委員会は、当社の費用で、外部専門家の助言を受けることができるものとされており、その判断の公正性・客観性がより強く担保される仕組みとなっていること

カ.当社取締役の任期は1年であり、毎年の取締役選任を通じて株主の皆様のご意向を反映させることが可能であること

キ.デッドハンド型買収防衛策またはスローハンド型買収防衛策ではないこと

 

4 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあります。当社グループは、これらのリスクを認識した上で、事態の発生の回避に努め、発生した場合には事業への影響を最小限にとどめるべく対策を講じる所存です。
 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(平成27年6月26日)現在において入手可能な情報に基づき、当社グループが判断したものです。

 

(1)経済情勢

当社グループは、鉄道事業を中心に、当社沿線を主たるマーケットとして事業を展開しており、国内の経済情勢の影響を受けております。消費の低迷、販売価格の低下、賃貸不動産賃料の減額、所有資産の価値低下などが、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)自然災害・事故等

当社グループは、鉄道事業をはじめとする各事業で、多くの施設やコンピューターシステムなどの設備を保有するとともに、多数の従業員が業務に従事しております。また、当社グループが展開する各事業では、不特定多数のお客様を対象顧客としております。地震、台風等の自然災害、テロ等不法行為による災害、人為的要因を含む機器の誤作動などによるトラブルや事故、踏切などにおける第三者に起因する事故、感染症の流行による人的被害等が発生した場合、当社グループの事業運営に支障をきたし、営業休止やお客様の減少等により売上が減少するほか、施設等の復旧費用、損害賠償等による費用が発生するなど、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3)少子高齢化の進行

少子高齢化の進行により、安全対策、バリアフリー化などの設備投資の増加が見込まれるほか、将来的な人口の減少により、当社グループの鉄道、バス、タクシー等に対する旅客輸送需要を減退させ、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)法的規制

鉄道運送事業者の旅客運賃等については、鉄道事業法第16条により、能率的な経営の下における適正な原価に適正な利潤を加えたもの(総括原価)を超えないことを、国土交通大臣が審査して認可することとなっております。この規制により、当社の事業活動が制限され、当社の業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
 また、鉄道事業以外でも、当社グループが展開する各事業については、様々な法令・規則等による規制を受けており、これらの規制に重大な変更があった場合、当社グループの事業活動が制限されるほか、法令・規則・開示制度等を遵守するための費用が発生するなど、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)食品の安全性

当社グループは、流通業などで食品の販売等を行っております。当社グループでは、食品の安全性確保に十分留意しておりますが、当社グループ固有の品質問題のみならず、社会全般にわたる一般的な品質問題などが発生した場合、損害賠償等による費用が発生するほか、風評等により売上が減少することなどにより、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)個人情報管理

当社グループは、クレジットカード業などで顧客情報等の個人情報を保有しております。当社グループでは、「京王グループ個人情報保護方針」を公表するとともに、「京王グループ個人情報管理体制」を構築し、個人情報の適正な管理に努めております。しかしながら、個人情報の持ち出しやデータの置き忘れなどの人為的要因ならびにシステム設計不備などの技術的要因により、個人情報が流出した場合、損害賠償等による費用が発生するほか、当社グループの信用の低下等により、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7)情報開示

当社グループは、当社沿線を中心に様々な事業を行っており、それぞれの業態特性に応じた内部統制の整備・運用に努めることで、適時適切な情報開示に取り組んでおります。しかしながら、内部統制固有の限界などにより、不適切な情報開示などがあった場合、当社グループの信用の低下等により、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8)市場金利の変動および当社格付の低下

当社グループの有利子負債残高の大半は固定金利で調達した長期借入金、社債の長期資金であるため、市場金利の変動による影響は限定的であると考えております。
 また、当社は日本の格付機関よりAAの格付を取得しておりますが、この格付は合理的な説明が付されていない有利子負債の増加などにより、絶えず見直される可能性を有しているため、慎重な対応が必要となっております。格付の引下げが行われた場合、資金調達コストが上昇し、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

なお、上記は当社グループの事業その他に関し、予想される主なリスクを具体的に示したものであり、ここに記載されたものが当社グループのすべてのリスクではありません。

 

5 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

6 【研究開発活動】

該当事項はありません。

 

7 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(平成27年6月26日)現在において入手可能な情報に基づき、当社グループが判断したものです。

 

(1) 重要な会計方針および見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債および収益・費用の報告金額ならびに開示に影響を与える見積りを必要とします。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。重要な会計方針および見積りには、以下のようなものがあります。

①有価証券の評価損

当社グループは金融機関や取引先の株式を保有しております。これらの株式の評価、時価が著しく下落した場合の回復可能性については、当社グループで定める「金融商品取扱規程」により合理的に判断しておりますが、価格変動リスクを負っているため、将来、損失が発生する可能性があります。

②固定資産の減損損失

当社グループは多くの固定資産を保有しております。これらの価値は個別物件の将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額など多くの前提条件に基づいて算出しているため、当初見込んだ収益が得られなかった場合、または算出の前提条件に変更があった場合には、損失が発生する可能性があります。

③退職給付債務および費用

当社グループの退職給付債務および費用は、年金資産の長期期待運用収益率や割引率等数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出しているため、実際の結果が前提条件と異なる場合、または算出の前提条件に変更があった場合には、損失が発生する可能性があります。

 

(2) 経営成績の分析

① 営業概況

当期のわが国経済は、経済財政政策の効果などを背景とした企業収益や雇用環境の改善に加え、原油価格の下落によるコスト減などの影響により、全体として緩やかな回復基調が続きました。一方、個人消費については、消費税率引上げの影響が長引き、改善の動きに鈍さがみられました。
 このような情勢のもとで、当社グループは、当年度を最終年度とする「京王グループ中期5カ年経営計画」に基づき、公共輸送機関として欠かすことのできない安全性の向上や沿線の活性化を推進し、各セグメントにおいて着実な事業活動を展開するとともに、「成長へのチャレンジ」にも取り組んでまいりました。
 これらの結果、当連結会計年度の経営成績は以下のとおりとなりました。

 

 

 

前連結会計年度
(25.4.1~26.3.31)
(百万円)

当連結会計年度
(26.4.1~27.3.31)
(百万円)

増 減 額
(百万円)

前年同期比
(%)

連結営業収益

407,985

408,039

54

0.0

連結営業利益

33,073

33,845

771

2.3

連結経常利益

30,244

31,390

1,146

3.8

連結当期純利益

16,197

17,248

1,051

6.5

連結EBITDA

67,420

69,171

1,750

2.6

連結減価償却費

33,942

34,921

979

2.9

 

(注)連結EBITDAは、連結営業利益 + 減価償却費 + のれん償却額により算出しております。

 

② 業績

連結営業収益はほぼ前連結会計年度並みの4,080億3千9百万円(前年同期比0.0%増)、連結営業利益は、運輸業、レジャー・サービス業およびその他業で増益となったことから338億4千5百万円(前年同期比2.3%増)となりました。連結経常利益は313億9千万円(前年同期比3.8%増)、連結当期純利益は、172億4千8百万円(前年同期比6.5%増)となりました。
 なお、連結EBITDAは、691億7千1百万円(前年同期比2.6%増)となりました。
 また、連結減価償却費は、349億2千1百万円(前年同期比2.9%増)となりました。

 

(3) 財政状態の分析

① 総資産、負債及び純資産の状況

 

前連結会計年度
(平成26年3月31日)
(百万円)

当連結会計年度
(平成27年3月31日)
(百万円)

増 減 額
(百万円)

総資産

787,825

782,422

△5,402

負債

495,218

474,696

△20,521

純資産

292,607

307,726

15,118

負債及び純資産

787,825

782,422

△5,402

 

 

当連結会計年度末の総資産は、投資有価証券の償還による投資その他の資産の減などにより54億2百万円減少し7,824億2千2百万円となりました。

負債は、第29回無担保社債の償還などにより205億2千1百万円減少し4,746億9千6百万円となりました。

純資産は、連結当期純利益の計上などにより151億1千8百万円増加し3,077億2千6百万円となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、1〔業績等の概要〕に記載しております。