第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

  (1) 業績

当期の世界経済は、一部新興国においては景気の減速がみられたものの、米国では緩やかな回復を維持し、欧州においては持ち直しの動きがみられるなど、緩やかな回復基調をたどりました。

わが国経済は、消費税率引き上げの影響により個人消費などに弱さがあったものの、政府の経済政策の効果もあって企業収益や雇用情勢に改善の動きがみられました。

損害保険業界におきましては、このような景気動向を反映して保険料収入が引き続き増加し、自動車保険の損害率が改善したことなどから収支状況は順調に推移いたしました。生命保険業界におきましては、医療費負担の増加等を背景に医療保険などの保有契約件数が増加いたしました。

 

 

 

このような経営環境のもと、当社グループは、平成26年度からスタートいたしました中期経営計画

 ネクスト チャレンジ

「Next Challenge 2017」に基づき、成長の持続、健全性の確保、及び収益性と資本効率の向上を基軸に、グルー

 

 

 

プ全体としての企業価値の拡大に取り組みました。また、事業・販売チャネルの再編、拠点の共同利用、第三分野長期契約の三井住友海上あいおい生命保険株式会社への移行の推進、海外事業の再編、本社機能の再編など機能別再編の取組みを進めました。さらに、成長事業・領域への新規投資、収益構造の変革及びプロフェッショナルとしてチャレンジする企業文化の浸透と人財の育成に取り組んでまいりました。当社はグループの事業を統括する持株会社として、グループ全体の経営戦略の策定やリスク管理態勢及びコンプライアンス態勢の強化など、グループ会社の事業推進に対する支援及び経営管理を行うとともに、ERM(統合的リスク管理)経営を推進してまいりました。

このような中、当連結会計年度の業績は次のとおりとなりました。

経常収益は、保険引受収益が3兆8,711億円、資産運用収益が8,034億円、その他経常収益が150億円となった結果、4兆6,896億円となりました。一方、経常費用は、保険引受費用が3兆7,602億円、資産運用費用が539億円、営業費及び一般管理費が5,779億円、その他経常費用が104億円となった結果、4兆4,025億円となりました。

以上の結果、経常利益は、発生保険金(正味支払保険金、生命保険金等、支払備金戻入額及び支払備金繰入額の合計)が減少したことや有価証券売却益が増加したことなどから、前連結会計年度に比べ968億円増加し、2,870億円となりました。経常利益に特別損益、法人税及び住民税等などを加減した当期純利益は、価格変動準備金の追加繰入などによる利益への減少影響があったものの、前連結会計年度に比べ427億円増加し、1,362億円となりました。

 

セグメントごとの業績は以下のとおりであります。

① 国内損害保険事業(三井住友海上火災保険株式会社)

経常収益は、保険引受収益が1兆6,068億円、資産運用収益が1,745億円、その他経常収益が61億円となった結果、1兆7,875億円となりました。一方、経常費用は、保険引受費用が1兆3,863億円、資産運用費用が80億円、営業費及び一般管理費が2,157億円、その他経常費用が61億円となった結果、1兆6,162億円となりました。

以上の結果、経常利益は前事業年度に比べ693億円増加し、1,713億円となりました。経常利益に特別損益、法人税及び住民税などを加減した当期純利益は、前事業年度に比べ310億円増加し、891億円となりました。

② 国内損害保険事業(あいおいニッセイ同和損害保険株式会社)

経常収益は、保険引受収益が1兆2,523億円、資産運用収益が657億円、その他経常収益が50億円となった結果、1兆3,232億円となりました。一方、経常費用は、保険引受費用が1兆449億円、資産運用費用が83億円、営業費及び一般管理費が1,980億円、その他経常費用が28億円となった結果、1兆2,542億円となりました。

以上の結果、経常利益は前事業年度に比べ410億円増加し、689億円となりました。経常利益に特別損益、法人税及び住民税などを加減した当期純利益は、前事業年度に比べ263億円増加し、394億円となりました。

③ 国内損害保険事業(三井ダイレクト損害保険株式会社)

経常収益は、保険引受収益が352億円、資産運用収益が1億円となったことなどにより、353億円となり、経常費用は、保険引受費用が317億円、営業費及び一般管理費が78億円となったことなどにより、395億円となりました。

これらにより、経常損益は前事業年度に比べ45億円減少し、42億円の損失となり、当期純損益についても前事業年度に比べ45億円減少し、43億円の損失となりました。この結果、出資持分考慮後の当期純損益(セグメント損益)は、前事業年度に比べ33億円減少し、31億円の損失となりました。

④ 国内生命保険事業(三井住友海上あいおい生命保険株式会社)

経常収益は、保険料等収入が4,431億円、資産運用収益が422億円、その他経常収益が21億円となった結果、4,875億円となりました。一方、経常費用は、保険金等支払金が1,644億円、責任準備金等繰入額が2,202億円、資産運用費用が6億円、事業費が758億円、その他経常費用が104億円となった結果、4,716億円となりました。

以上の結果、経常利益は前事業年度に比べ15億円減少し、159億円となりました。経常利益に特別損益、法人税及び住民税などを加減した当期純利益は、前事業年度に比べ22億円減少し、44億円となりました。

⑤ 国内生命保険事業(三井住友海上プライマリー生命保険株式会社)

経常収益は、保険料等収入が1兆555億円、資産運用収益が5,134億円、その他経常収益が40億円となった結果、1兆5,729億円となりました。一方、経常費用は、保険金等支払金が9,679億円、責任準備金等繰入額が4,715億円、資産運用費用が353億円、事業費が708億円、その他経常費用が96億円となった結果、1兆5,551億円となりました。

以上の結果、経常利益は前事業年度に比べ221億円減少し、177億円となりました。経常利益に特別損益、法人税及び住民税などを加減した当期純利益は、前事業年度に比べ55億円減少し、124億円となりました。

⑥ 海外事業(海外保険子会社)

海外保険子会社セグメントについては、正味収入保険料は前連結会計年度に比べ526億円増加し、2,932億円となりました。

経常利益は前連結会計年度に比べ149億円増加し、448億円となり、当期純利益(セグメント利益)は前連結会計年度に比べ150億円増加し、350億円となりました。

 

  (2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度のキャッシュ・フローにつきましては、営業活動によるキャッシュ・フローが保険料の収入額が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ1,382億円増加し、6,281億円となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは金銭の信託の減少による収入が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ1,384億円増加し、△4,106億円となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは前連結会計年度に比べ16億円減少し、△589億円となりました。これらの結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より1,803億円増加し、8,054億円となりました。

 

2【生産、受注及び販売の状況】

「生産、受注及び販売の状況」は、保険持株会社としての業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。

 

3【対処すべき課題】

 保険業界におきましては、景気回復の効果により、市場が拡大することが見込まれるものの、わが国における少子高齢化の進展や自動車保有台数の伸び悩みなど、先行き不透明な事業環境が続くものと予想されます。

ネクスト チャレンジ

 このような中、当社グループは、2年目を迎える中期経営計画「Next Challenge 2017」の取組みを着実に進めて

まいります。すなわち、特色のある3つの損害保険会社・2つの生命保険会社をグループ内に有するという多様性を活かし、それぞれの会社が持つ特長・強みを発揮する機能別再編を完遂することで、成長と効率化を同時に実現するとともに、ERM(統合的リスク管理)経営の推進によって財務の健全性の確保と収益性の向上を図ってまいります。さらに、コーポレートガバナンス態勢を一層強化し、すべてのステークホルダーの期待に応え、企業価値のさらなる向上に取り組んでまいります。そして、これらの取組みによってグローバルに事業展開する世界トップ水準の保険・金融グループを創造してまいります。

 

4【事業等のリスク】

 当社グループの経営成績及び財政状態に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項は以下のとおりであります。

 なお、本項に記載した将来に関する事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。

 

(1) 資産運用に関するリスク

 当社グループは、有価証券・貸付金・不動産等様々な運用資産(オフバランス資産を含む)を保有しておりますが、経済環境や金融市場の悪化等により資産及び負債の価値が変化することで当社グループの業績に影響が生じるリスクを内包しており、主に以下のようなリスクがあります。

① 株価下落リスク

 取引先との中長期的な関係維持の観点等から大量の株式を保有しておりますが、株式相場が下落した場合に、資産価値の減少や評価損、売却損が発生する可能性があります。

② 金利変動リスク

 保有している債券、貸付金等の固定金利資産について、金利が上昇した場合に、資産価値が減少する可能性があります。なお、当社グループでは予め固定された予定利率による積立保険や長期の第三分野商品・生命保険等を販売しておりますので、金利の上昇により資産価値が減少しても、保険負債の価値も減少することとなります。

③ 為替変動リスク

 米ドル等の外貨建て資産及び負債を保有しておりますが、為替変動の影響によりこれらの価値が変化する可能性があります。

④ 信用リスク

 保有している株式や社債、貸付金、信用・保証保険契約等の資産については、株式や社債の発行者又は貸付先等の信用力の低下や破綻、信用市場の混乱によって、資産価値の減少や元本・利息の回収ができなくなること等の可能性があります。

 

(2) 自然災害の発生による多額の保険金支払のリスク

 台風や地震等の自然災害による損害はときに巨額になることから、当社グループでは、再保険の利用や異常危険準備金の積み立てによってこれらの損害に対する保険金の支出に備えておりますが、予想を超える巨大な自然災害が発生する可能性があり、これらに係る多額の保険金の支払いにより当社グループの業績に影響が生じるリスクがあります。

 

(3) 流動性リスク

 自然災害の発生による支払保険金の増加等により、当社グループの資金繰りが悪化し、資金の確保に通常よりも著しく不利な条件での取引を余儀なくされることがあります。また、市場の混乱等により、通常より著しく不利な価格での取引を余儀なくされることがあります。これらにより、当社グループの業績に影響が生じるリスクがあります。

 

(4) 再保険取引に関するリスク

 当社グループでは、保険契約によって引き受けた保険責任を分散し、収益を安定させる目的で再保険を利用しておりますが、再保険市場の状況変化により、十分な再保険手配ができずにリスクの分散が図られず保険引受能力が低下するリスクがあります。また、再保険料が高騰したり、再保険会社の破綻等により再保険金の回収ができなくなることにより、当社グループの業績に影響が生じるリスクがあります。

 

(5) 経済環境・社会環境等の予期せぬ変化により損失が発生するリスク

 保険会社は、予め将来発生するであろう損害を予測して保険料の水準を設定しますが、実際に発生する損害額は予測を上回る可能性があります。特に保険期間が長期にわたる場合には、当初想定した環境・条件等が大きく変動し、予期せぬ損害が発生する可能性があり、このため、保険契約準備金の積み増しが必要になる等、当社グループの業績に影響が生じるリスクがあります。

 

(6) 保険業界の競争に関するリスク

 規制緩和の進展に伴う新規事業者の保険業への参入、料率水準の低下等の影響により、当社グループを取り巻く環境は厳しくなっておりますが、更なる規制緩和や新規参入者の増加により競争が一層激化し、当社グループの業績に影響が生じるリスクがあります。

 

(7) 国内生命保険事業に関するリスク

 当社グループでは、成長事業領域の一つとして、国内生命保険事業の拡大に取り組んでおります。しかしながら、国内生命保険事業は、大手生保や外資系生保を中心とする他の生命保険会社との競争が激化しており、安定的な市場基盤を構築できない、あるいは、保険期間が長期にわたることによる死亡率・解約の動向の不確実性により事前の想定と大きく異なる事象が生じる可能性等、生命保険事業固有のリスクを有しており、当社グループの業績に影響が生じるリスクがあります。

 

(8) 海外事業に関するリスク

 当社グループは、アジア・欧州・米州等において支店や子会社等を通じて積極的に海外事業を展開しておりますが、これらの国々における予期せぬ政治・経済・社会環境の変化や諸規制の変更、為替の変動及び自然災害や伝染病の発生等により、当社グループの業績に影響が生じるリスクがあります。

 

(9) 情報漏洩等に関するリスク

 当社グループは、個人情報を含む大量のお客さま情報及び当社を含む当社グループ会社各社の経営情報等機密情報を保有しております。当社グループにおいては、情報管理態勢を整備し、厳重な管理を行っておりますが、万一、重大な漏洩等が発生した場合にはお客さまの信頼や社会的信用の低下、賠償金の支払い等により、当社グループの業績に影響が生じるリスクがあります。

 

(10)システムリスク

 当社グループには、自然災害、事故、サイバー攻撃による不正アクセス、情報システムの不備等により、情報システムの停止・誤作動・不正使用が発生するシステムリスクが存在します。当社グループは、システムリスク管理態勢の整備に努めておりますが、大規模な情報システムの停止・誤作動・不正使用が発生した場合には、当社グループの業績に影響が生じるリスクがあります。

 

(11)事業運営に関するリスク

 事業運営リスクは、当社グループの事業活動にかかるものであり、事務ミス、法令違反、従業員による不正、外部の者による犯罪行為、災害の発生等によって、お客さまの信頼や社会的信用を失うリスクや業務運営が阻害されるリスクがあります。こうした事業運営リスクに対しては、その発生の防止及び発生時の損害の軽減に向け適切な管理に努めておりますが、これらを原因として監督当局から行政処分を受ける可能性があり、このため当社グループの業績に影響が生じるリスクがあります。

 

(12)事業中断に関するリスク

 当社グループでは、首都直下地震の発生や、新型インフルエンザ等の疾病の大流行等自然災害や不測の事故、事態に備えた事業継続計画の策定や危機管理態勢を整備し、事業中断期間を一定程度に抑え、事業を継続的に運営できる体制を整備しておりますが、こうした危機管理にもかかわらず、当社グループの事業継続が阻害されたり、想定を超える影響を受けた場合、当社グループの業績に影響が生じるリスクがあります。

 

(13)統合のシナジーが十分に発揮されないリスク

 当社グループは、経営統合によるシナジーを踏まえた経営数値目標を策定しており、お客さまへのサービスの品質向上を通じた顧客基盤の拡大、事務、システムなどの共有化、標準化等の各種施策を実行してまいります。また、平成25年9月27日、当社、三井住友海上火災保険株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社及び三井住友海上あいおい生命保険株式会社は、MS&ADインシュアランス グループの持続的な成長と企業価値の向上等を目的として「機能別再編に関する合意書」を締結しました。機能別再編の実行においては、事務・システムトラブルやお客さま対応の不足等が生じないように万全の準備を整えるべくリスク管理態勢を整備しておりますが、このような態勢整備にもかかわらず不測の混乱が生じることにより、期待される統合のシナジーが十分に発揮されない場合には、当社グループの業績に影響が生じるリスクがあります。

 

(14)法令や諸制度の変更によるリスク

 当社グループは、保険業法等法令による規制のもとで営業しており、また、会計・税務に係る関連諸法令、諸基準に従って財務報告を行っております。今後これらの法令等が改定され、保険商品の販売方法や商品内容を変更したり、保険契約準備金や繰延税金資産等の見積方法や会計処理の変更によって、当社グループの業績に影響が生じるリスクがあります。

 

(15)風評リスク

 保険業界及び当社グループに対する風評が、マスコミ報道やインターネット上の書込み等により発生・流布した場合、それが正確な事実に基づいたものであるか否かにかかわらず、当社グループの社会的信用に影響を与える可能性があります。当社グループでは、風評の早期発見に努めるとともに、風評が発生した場合に適時適切に対応する態勢を整備することで、影響の極小化に努めておりますが、悪質な風評が流布した場合には、当社グループの業績に影響が生じるリスクがあります。

 

5【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

 

6【研究開発活動】

 該当事項はありません。

7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。

 なお、本項に記載した予想、予測、見込み、見通し、方針、予定等の将来に関する事項は当連結会計年度末現在において判断したものであり、将来に関する事項には不確実性が内在しており、将来生じる実際の結果とは大きく異なる可能性があります。

(1) 重要な会計方針及び見積り

 当社の連結財務諸表はわが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性から、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。

 当社の連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しておりますが、特に次の重要な会計方針及び見積りが連結財務諸表に大きな影響を及ぼすと考えております。

① 時価の算定方法

 資産・負債の一部は時価をもって貸借対照表価額としており、時価の算定は市場価格等に基づいております。一部のデリバティブ取引において市場価格がない場合には、将来キャッシュ・フローの現在価値や取引対象の市場価格、契約期間等の構成要素に基づく合理的な見積りによって算出された価格を時価としております。

② 有価証券の減損

 保有している有価証券は有価証券市場の価格変動リスクを負っているため、合理的な基準に基づいて減損処理を行っております。将来、有価証券市場が悪化した場合には有価証券評価損が発生する可能性があります。

③ 固定資産の減損

 収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった固定資産については、一定の条件の下で回収可能性を反映させるように、減損処理を行っております。資産又は資産グループの回収可能価額は、正味売却価額(資産又は資産グループの時価から処分費用見込額を控除して算定される価額)と使用価値(資産又は資産グループの継続的使用と使用後の処分によって生ずると見込まれる将来キャッシュ・フローの現在価値)のいずれか高い金額であることから、固定資産の減損損失の金額は合理的な仮定及び予測に基づく将来キャッシュ・フローの見積りに依存しております。従って、固定資産の使用方法を変更した場合又は不動産取引相場や賃料相場等が変動した場合には、新たに減損損失が発生する可能性があります。

④ 繰延税金資産

 繰延税金資産の回収可能性の判断に際して、将来の課税所得を合理的に見積もっております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積額が変動した場合は繰延税金資産が変動する可能性があります。

⑤ 貸倒引当金

 債権の貸倒れによる損失に備えて、回収不能となる見積額を貸倒引当金として計上しております。貸付先の財務状況の変化などにより、回収不能となった金額や貸倒引当金の計上額が、当初の見積額から変動する可能性があります。

⑥ 支払備金

 保険契約に基づいて支払義務が発生した、または発生したと認められる保険金等のうち、まだ支払っていない金額を見積り、支払備金として積み立てております。裁判等の結果や為替の変動などにより保険金等の支払額や支払備金の計上額が、当初の見積額から変動する可能性があります。

⑦ 責任準備金等

 保険契約に基づく将来における債務の履行に備えるため、責任準備金等を積み立てております。当初想定した環境・条件等が大きく変動し予期せぬ損害の発生が見込まれる場合には、責任準備金等の積み増しが必要になる可能性があります。

⑧ 退職給付費用及び退職給付債務

 退職給付費用及び退職給付債務は、割引率や将来の退職率及び死亡率など、いくつかの前提条件に基づいて算出しております。実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件を変更する必要が生じた場合には、将来の退職給付費用及び退職給付債務が変動する可能性があります。

(2) 経営成績の分析

当連結会計年度における当社グループの業績は次のとおりとなりました。

     [連結主要指標]

 

前連結会計年度

(自 平成25年4月1日

至 平成26年3月31日)

当連結会計年度

(自 平成26年4月1日

至 平成27年3月31日)

比較増減

増減率

正味収入保険料 (百万円)

2,811,611

2,939,113

127,501

4.5%

生命保険料   (百万円)

678,978

721,705

42,726

6.3%

経常利益    (百万円)

190,259

287,061

96,802

50.9%

当期純利益   (百万円)

93,451

136,247

42,796

45.8%

 

正味収入保険料は、三井住友海上火災保険株式会社及びあいおいニッセイ同和損害保険株式会社が増収したことに加え、海外保険子会社でも増収となり、前連結会計年度に比べ1,275億円増加し、2兆9,391億円となりました。

生命保険料は、三井住友海上あいおい生命保険株式会社及び三井住友海上プライマリー生命保険株式会社ともに増収したことにより、前連結会計年度に比べ427億円増加し、7,217億円となりました。

経常利益は、発生保険金(正味支払保険金、生命保険金等、支払備金戻入額及び支払備金繰入額の合計)が減少したことや有価証券売却益が増加したことなどから、前連結会計年度に比べ968億円増加し、2,870億円となりました。経常利益に特別損益、法人税及び住民税等などを加減した当期純利益は、価格変動準備金の追加繰入などによる利益への減少影響があったものの、前連結会計年度に比べ427億円増加し、1,362億円となりました。

 

保険種目別の保険料・保険金は次のとおりであります。

 

イ 元受正味保険料(含む収入積立保険料)

区分

前連結会計年度

(自 平成25年4月1日

 至 平成26年3月31日)

当連結会計年度

(自 平成26年4月1日

 至 平成27年3月31日)

金額

(百万円)

構成比

(%)

対前年増減(△)率 (%)

金額

(百万円)

構成比

(%)

対前年増減(△)率 (%)

火災

590,674

18.3

7.7

625,179

18.7

5.8

海上

121,387

3.8

12.5

131,030

3.9

7.9

傷害

347,562

10.8

△1.4

341,241

10.2

△1.8

自動車

1,378,126

42.8

3.8

1,421,126

42.4

3.1

自動車損害賠償責任

352,649

10.9

9.6

355,417

10.6

0.8

その他

432,409

13.4

10.5

476,209

14.2

10.1

合計

3,222,809

100.0

5.7

3,350,204

100.0

4.0

(うち収入積立保険料)

(151,449)

(4.7)

(△7.6)

(138,799)

(4.1)

(△8.4)

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺後の金額であります。

  2 元受正味保険料(含む収入積立保険料)とは、元受保険料から元受解約返戻金及び元受その他返戻金を控除したものであります。(積立型保険の積立保険料を含む。)

ロ 正味収入保険料

区分

前連結会計年度

(自 平成25年4月1日

 至 平成26年3月31日)

当連結会計年度

(自 平成26年4月1日

 至 平成27年3月31日)

金額

(百万円)

構成比

(%)

対前年増減(△)率 (%)

金額

(百万円)

構成比

(%)

対前年増減(△)率 (%)

火災

398,163

14.2

12.5

425,881

14.5

7.0

海上

97,054

3.5

11.2

103,389

3.5

6.5

傷害

227,546

8.1

2.1

230,991

7.9

1.5

自動車

1,393,198

49.5

4.2

1,438,002

48.9

3.2

自動車損害賠償責任

338,245

12.0

8.9

348,356

11.8

3.0

その他

357,402

12.7

9.2

392,491

13.4

9.8

合計

2,811,611

100.0

6.5

2,939,113

100.0

4.5

(注) 諸数値はセグメント間の内部取引相殺後の金額であります。

 

ハ 正味支払保険金

区分

前連結会計年度

(自 平成25年4月1日

 至 平成26年3月31日)

当連結会計年度

(自 平成26年4月1日

 至 平成27年3月31日)

金額

(百万円)

構成比

(%)

対前年増減(△)率 (%)

金額

(百万円)

構成比

(%)

対前年増減(△)率 (%)

火災

252,695

15.1

△20.0

259,270

15.7

2.6

海上

51,532

3.1

27.3

46,430

2.8

△9.9

傷害

115,636

6.9

1.9

114,136

6.9

△1.3

自動車

805,460

48.2

△3.1

786,916

47.7

△2.3

自動車損害賠償責任

261,349

15.7

△1.3

258,095

15.6

△1.2

その他

183,667

11.0

4.9

185,698

11.3

1.1

合計

1,670,343

100.0

△4.0

1,650,547

100.0

△1.2

(注) 諸数値はセグメント間の内部取引相殺後の金額であります。

 

次に、セグメントごとの業績は以下のとおりであります。

 

① 国内損害保険事業(三井住友海上火災保険株式会社)

子会社である三井住友海上火災保険株式会社の業績は次のとおりとなりました。

 

[三井住友海上火災保険株式会社(単体)の主要指標]

 

前事業年度

(自 平成25年4月1日

至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

至 平成27年3月31日)

比較増減

増減率

正味収入保険料 (百万円)

1,386,533

1,444,176

57,642

4.2%

正味損害率    (%)

65.0

62.2

△2.8

正味事業費率   (%)

32.0

31.8

△0.2

保険引受利益又は保険引受損失(△)    (百万円)

△7,326

14,000

21,327

経常利益    (百万円)

101,998

171,328

69,329

68.0%

当期純利益   (百万円)

58,047

89,114

31,067

53.5%

(注) 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 

保険引受の概況は次のとおりであります。

保険引受収益のうち正味収入保険料は、自動車保険など全種目で増収したことにより、前事業年度に比べ576億円増加し、1兆4,441億円となりました。

一方、保険引受費用のうち正味支払保険金は、自動車保険で減少したことなどにより、前事業年度に比べ128億円減少し、8,108億円となり、正味損害率は62.2%と、前事業年度に比べ2.8ポイント低下しました。また、諸手数料及び集金費並びに保険引受に係る営業費及び一般管理費は増加したものの、正味収入保険料が増加したことにより、正味事業費率は31.8%と、前事業年度に比べ0.2ポイント低下しました。

これらに収入積立保険料、満期返戻金、支払備金戻入額、責任準備金繰入額などを加減した保険引受利益は、前事業年度に比べ213億円増加し、140億円となりました。

 

保険種目別の保険料・保険金は次のとおりであります。

 

イ 元受正味保険料(含む収入積立保険料)

区分

前事業年度

(自 平成25年4月1日

 至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

 至 平成27年3月31日)

金額

(百万円)

構成比

(%)

対前年増減(△)率 (%)

金額

(百万円)

構成比

(%)

対前年増減(△)率 (%)

火災

305,090

19.0

7.1

319,909

19.2

4.9

海上

76,841

4.8

10.7

88,232

5.3

14.8

傷害

233,687

14.5

△1.8

231,692

13.9

△0.9

自動車

612,701

38.1

3.5

627,980

37.6

2.5

自動車損害賠償責任

170,802

10.6

10.6

171,570

10.3

0.4

その他

208,883

13.0

5.4

228,822

13.7

9.5

合計

1,608,007

100.0

4.6

1,668,208

100.0

3.7

(うち収入積立保険料)

(113,037)

(7.0)

(△5.7)

(104,342)

(6.3)

(△7.7)

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 2 元受正味保険料(含む収入積立保険料)とは、元受保険料から元受解約返戻金及び元受その他返戻金を控除したものであります。(積立型保険の積立保険料を含む。)

 

ロ 正味収入保険料

区分

前事業年度

(自 平成25年4月1日

 至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

 至 平成27年3月31日)

金額

(百万円)

構成比

(%)

対前年増減(△)率 (%)

金額

(百万円)

構成比

(%)

対前年増減(△)率 (%)

火災

212,258

15.3

13.0

222,601

15.4

4.9

海上

56,708

4.1

5.6

65,267

4.5

15.1

傷害

144,696

10.5

1.2

149,674

10.4

3.4

自動車

610,395

44.0

3.4

624,630

43.2

2.3

自動車損害賠償責任

173,476

12.5

10.3

180,126

12.5

3.8

その他

188,998

13.6

3.9

201,875

14.0

6.8

合計

1,386,533

100.0

5.5

1,444,176

100.0

4.2

(注) 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 

ハ 正味支払保険金

区分

前事業年度

(自 平成25年4月1日

 至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

 至 平成27年3月31日)

金額

(百万円)

対前年増減(△)率 (%)

正味損害率(%)

金額

(百万円)

対前年増減(△)率 (%)

正味損害率(%)

火災

146,123

△25.7

70.9

144,421

△1.2

67.0

海上

31,959

22.5

59.6

30,589

△4.3

49.9

傷害

78,443

3.3

60.4

78,321

△0.2

58.7

自動車

342,671

△5.4

63.3

328,776

△4.1

61.1

自動車損害賠償責任

134,902

△0.9

85.4

134,197

△0.5

81.8

その他

89,564

△0.8

50.2

94,546

5.6

49.7

合計

823,665

△7.2

65.0

810,853

△1.6

62.2

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 2 正味損害率は正味支払保険金に損害調査費を加えて算出しております。

 

資産運用の概況は次のとおりであります。

利息及び配当金収入が前事業年度に比べ16億円減少し1,106億円となりましたが、有価証券売却益が前事業年度に比べ341億円増加し901億円となったことなどから、積立型保険の満期返戻金などに充当する運用益を控除した残額の資産運用収益は、前事業年度に比べ328億円増加し、1,745億円となりました。一方、資産運用費用は前事業年度に比べ3億円減少し、80億円となりました。

 

運用資産、有価証券及び利回りの状況は次のとおりであります。

 

イ 運用資産

区分

前事業年度

(平成26年3月31日)

当事業年度

(平成27年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

預貯金

188,554

3.1

214,906

3.2

コールローン

50,000

0.8

40,000

0.6

買現先勘定

23,997

0.4

36,497

0.5

買入金銭債権

65,781

1.1

95,949

1.4

金銭の信託

10,371

0.2

12,913

0.2

有価証券

4,502,619

73.8

5,205,386

76.7

貸付金

538,224

8.8

498,639

7.3

土地・建物

223,973

3.7

216,553

3.2

運用資産計

5,603,521

91.9

6,320,846

93.1

総資産

6,098,017

100.0

6,790,021

100.0

(注) 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 

ロ 有価証券

区分

前事業年度

(平成26年3月31日)

当事業年度

(平成27年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国債

1,188,375

26.4

1,419,581

27.3

地方債

97,187

2.2

96,178

1.9

社債

587,928

13.1

522,086

10.0

株式

1,809,709

40.2

2,247,738

43.2

外国証券

803,384

17.8

896,805

17.2

その他の証券

16,034

0.3

22,996

0.4

合計

4,502,619

100.0

5,205,386

100.0

(注) 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 

ハ 利回り

  運用資産利回り(インカム利回り)

区分

前事業年度

(自 平成25年4月1日

至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

至 平成27年3月31日)

収入金額

(百万円)

平均運用額

(百万円)

年利回り

(%)

収入金額

(百万円)

平均運用額

(百万円)

年利回り

(%)

預貯金

1,376

132,550

1.04

1,178

129,920

0.91

コールローン

46

51,204

0.09

29

35,432

0.08

買現先勘定

77

87,601

0.09

39

46,589

0.08

買入金銭債権

1,190

154,227

0.77

963

117,760

0.82

金銭の信託

30

10,140

0.30

87

12,125

0.72

有価証券

94,708

3,197,143

2.96

95,382

3,450,039

2.76

貸付金

8,542

560,586

1.52

7,522

518,319

1.45

土地・建物

6,183

228,644

2.70

5,387

224,494

2.40

小計

112,156

4,422,099

2.54

110,590

4,534,681

2.44

その他

135

114

合計

112,291

110,705

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

  2 収入金額は、「利息及び配当金収入」に、「金銭の信託運用益」及び「金銭の信託運用損」のうち利息及び配当金収入相当額を含めた金額であります。

  3 平均運用額は原則として各月末残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しております。ただし、コールローン、買現先勘定及び買入金銭債権については日々の残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しております。

 

  資産運用利回り(実現利回り)

区分

前事業年度

(自 平成25年4月1日

至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

至 平成27年3月31日)

資産運用損益

(実現ベース)

(百万円)

平均運用額

(取得原価

ベース)

(百万円)

年利回り

(%)

資産運用損益

(実現ベース)

(百万円)

平均運用額

(取得原価

ベース)

(百万円)

年利回り

(%)

預貯金

2,770

132,550

2.09

10,369

129,920

7.98

コールローン

46

51,204

0.09

29

35,432

0.08

買現先勘定

77

87,601

0.09

39

46,589

0.08

買入金銭債権

1,190

154,227

0.77

963

117,760

0.82

金銭の信託

295

10,140

2.91

1,268

12,125

10.47

有価証券

144,029

3,197,143

4.50

179,522

3,450,039

5.20

貸付金

9,133

560,586

1.63

7,437

518,319

1.44

土地・建物

6,183

228,644

2.70

5,387

224,494

2.40

金融派生商品

9,829

1,078

その他

1,003

350

合計

174,561

4,422,099

3.95

206,447

4,534,681

4.55

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 2 資産運用損益(実現ベース)は、「資産運用収益」及び「積立保険料等運用益」の合計額から「資産運用費用」を控除した金額であります。

 3 平均運用額(取得原価ベース)は原則として各月末残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しております。ただし、コールローン、買現先勘定及び買入金銭債権については日々の残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しております。

 

これらの結果、経常利益は前事業年度に比べ693億円増加し1,713億円となりました。当期純利益は、価格変動準備金の追加繰入による特別損失の増加や法人税率の変更に伴う繰延税金資産の取崩影響などがありましたが、前事業年度に比べ310億円増加し、891億円となりました。

 

② 国内損害保険事業(あいおいニッセイ同和損害保険株式会社)

子会社であるあいおいニッセイ同和損害保険株式会社の業績は次のとおりとなりました。

 

[あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(単体)の主要指標]

 

前事業年度

(自 平成25年4月1日

至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

至 平成27年3月31日)

比較増減

増減率

正味収入保険料 (百万円)

1,144,629

1,160,867

16,237

1.4%

正味損害率    (%)

65.0

63.2

△1.8

正味事業費率   (%)

34.5

35.0

0.5

保険引受利益又は保険引受損失(△)    (百万円)

△28,815

14,793

43,608

経常利益    (百万円)

27,897

68,973

41,076

147.2%

当期純利益   (百万円)

13,107

39,480

26,373

201.2%

(注) 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 

保険引受の概況は次のとおりであります。

保険引受収益のうち正味収入保険料は、自動車保険や火災保険などの増収により、前事業年度に比べ162億円増加し、1兆1,608億円となりました。

一方、保険引受費用のうち正味支払保険金は、前事業年度に発生した雪災による支払いが増加要因となったものの、自動車保険で減少したことなどにより、前事業年度に比べ138億円減少し、6,779億円となり、正味損害率は63.2%と、前事業年度に比べ1.8ポイント低下しました。また、諸手数料及び集金費並びに保険引受に係る営業費及び一般管理費が増加したことなどにより、正味事業費率は35.0%と、前事業年度に比べ0.5ポイント上昇しました。

これらに収入積立保険料、満期返戻金、支払備金繰入額、責任準備金戻入額などを加減した保険引受利益は、前事業年度に比べ436億円増加し、147億円となりました。

 

保険種目別の保険料・保険金は次のとおりであります。

 

イ 元受正味保険料(含む収入積立保険料)

区分

前事業年度

(自 平成25年4月1日

 至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

 至 平成27年3月31日)

金額

(百万円)

構成比

(%)

対前年増減(△)率 (%)

金額

(百万円)

構成比

(%)

対前年増減(△)率 (%)

火災

213,362

16.8

4.3

224,526

17.6

5.2

海上

9,906

0.8

2.5

4,360

0.3

△56.0

傷害

102,200

8.0

△3.2

96,394

7.6

△5.7

自動車

641,667

50.5

1.4

647,250

50.6

0.9

自動車損害賠償責任

181,846

14.3

8.7

183,847

14.4

1.1

その他

122,160

9.6

△1.4

121,743

9.5

△0.3

合計

1,271,145

100.0

2.2

1,278,122

100.0

0.5

(うち収入積立保険料)

(38,412)

(3.0)

(△12.7)

(34,457)

(2.7)

(△10.3)

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 2 元受正味保険料(含む収入積立保険料)とは、元受保険料から元受解約返戻金及び元受その他返戻金を控除したものであります。(積立型保険の積立保険料を含む。)

 

ロ 正味収入保険料

区分

前事業年度

(自 平成25年4月1日

 至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

 至 平成27年3月31日)

金額

(百万円)

構成比

(%)

対前年増減(△)率 (%)

金額

(百万円)

構成比

(%)

対前年増減(△)率 (%)

火災

135,749

11.9

7.4

144,939

12.5

6.8

海上

11,231

1.0

17.2

7,577

0.7

△32.5

傷害

72,660

6.3

1.0

69,514

6.0

△4.3

自動車

658,920

57.6

2.2

665,201

57.3

1.0

自動車損害賠償責任

164,277

14.3

7.5

167,747

14.4

2.1

その他

101,789

8.9

4.3

105,886

9.1

4.0

合計

1,144,629

100.0

3.8

1,160,867

100.0

1.4

(注) 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 

ハ 正味支払保険金

区分

前事業年度

(自 平成25年4月1日

 至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

 至 平成27年3月31日)

金額

(百万円)

対前年増減(△)率 (%)

正味損害率(%)

金額

(百万円)

対前年増減(△)率 (%)

正味損害率(%)

火災

84,415

△15.1

64.8

92,342

9.4

66.2

海上

5,536

19.4

52.4

4,546

△17.9

62.4

傷害

34,010

△2.9

50.3

32,032

△5.8

49.5

自動車

384,913

△3.8

63.2

370,436

△3.8

61.0

自動車損害賠償責任

125,950

△1.8

83.0

123,388

△2.0

80.2

その他

56,972

△3.0

59.3

55,176

△3.2

55.1

合計

691,799

△4.7

65.0

677,923

△2.0

63.2

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 2 正味損害率は正味支払保険金に損害調査費を加えて算出しております。

 

資産運用の概況は次のとおりであります。

有価証券売却益が前事業年度に比べ25億円増加し251億円となりましたが、利息及び配当金収入が前事業年度に比べ64億円減少し、590億円となったことなどから、積立型保険の満期返戻金などに充当する運用益を控除した残額の資産運用収益は、前事業年度に比べ31億円減少し、657億円となりました。一方、資産運用費用は、前事業年度に比べ14億円減少し、83億円となりました。

 

運用資産、有価証券及び利回りの状況は次のとおりであります。

 

イ 運用資産

区分

前事業年度

(平成26年3月31日)

当事業年度

(平成27年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

預貯金

81,935

2.5

103,773

3.0

コールローン

21,000

0.6

29,000

0.8

買入金銭債権

477

0.0

213

0.0

金銭の信託

2,310

0.1

2,664

0.1

有価証券

2,365,453

72.6

2,573,085

74.1

貸付金

220,015

6.8

226,229

6.5

土地・建物

172,103

5.3

168,506

4.9

運用資産計

2,863,296

87.9

3,103,472

89.4

総資産

3,257,180

100.0

3,470,706

100.0

(注) 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 

ロ 有価証券

区分

前事業年度

(平成26年3月31日)

当事業年度

(平成27年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国債

692,038

29.3

669,919

26.0

地方債

28,354

1.2

26,939

1.0

社債

249,226

10.5

243,417

9.5

株式

712,217

30.1

898,390

34.9

外国証券

644,154

27.2

691,077

26.9

その他の証券

39,461

1.7

43,341

1.7

合計

2,365,453

100.0

2,573,085

100.0

(注) 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 

ハ 利回り

  運用資産利回り(インカム利回り)

区分

前事業年度

(自 平成25年4月1日

至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

至 平成27年3月31日)

収入金額

(百万円)

平均運用額

(百万円)

年利回り

(%)

収入金額

(百万円)

平均運用額

(百万円)

年利回り

(%)

預貯金

355

95,206

0.37

281

105,537

0.27

コールローン

0

696

0.05

1

2,212

0.05

買入金銭債権

9

782

1.17

4

285

1.48

金銭の信託

0

2,424

0.02

0

2,436

0.02

有価証券

56,582

2,054,770

2.75

50,711

2,003,194

2.53

貸付金

3,607

228,322

1.58

3,297

219,595

1.50

土地・建物

4,601

176,038

2.61

4,362

171,641

2.54

小計

65,156

2,558,242

2.55

58,659

2,504,903

2.34

その他

304

380

合計

65,461

59,039

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 2 収入金額は、「利息及び配当金収入」に、「金銭の信託運用益」及び「金銭の信託運用損」のうち利息及び配当金収入相当額を含めた金額であります。

 3 平均運用額は原則として各月末残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しております。ただし、コールローン及び買入金銭債権については日々の残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しております。

 

   資産運用利回り(実現利回り)

区分

前事業年度

(自 平成25年4月1日

至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

至 平成27年3月31日)

資産運用損益

(実現ベース)

(百万円)

平均運用額

(取得原価

ベース)

(百万円)

年利回り

(%)

資産運用損益

(実現ベース)

(百万円)

平均運用額

(取得原価

ベース)

(百万円)

年利回り

(%)

預貯金

349

95,206

0.37

501

105,537

0.48

コールローン

0

696

0.05

1

2,212

0.05

買入金銭債権

△132

782

△16.98

4

285

1.48

金銭の信託

0

2,424

0.02

0

2,436

0.02

有価証券

71,358

2,054,770

3.47

69,884

2,003,194

3.49

貸付金

3,674

228,322

1.61

3,309

219,595

1.51

土地・建物

4,601

176,038

2.61

4,362

171,641

2.54

金融派生商品

△1,526

△2,104

その他

340

303

合計

78,666

2,558,242

3.08

76,261

2,504,903

3.04

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

  2 資産運用損益(実現ベース)は、「資産運用収益」及び「積立保険料等運用益」の合計額から「資産運用費用」を控除した金額であります。

  3 平均運用額(取得原価ベース)は原則として各月末残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しております。ただし、コールローン及び買入金銭債権については日々の残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しております。

 

これらの結果、経常利益は、前事業年度に比べ410億円増加し、689億円となりました。

当期純利益は、機能別再編によるグループ内他社への契約移行対価を特別利益に計上した一方、価格変動準備金の追加繰入による特別損失の増加や法人税率の変更に伴う繰延税金資産の取崩影響などがありましたが、前事業年度に比べ263億円増加し、394億円となりました。

 

③ 国内損害保険事業(三井ダイレクト損害保険株式会社)

子会社である三井ダイレクト損害保険株式会社の業績は次のとおりとなりました。

保険引受収益のうち正味収入保険料は、前事業年度に比べ5億円減少し、350億円となりました。

一方、保険引受費用のうち正味支払保険金は、前事業年度に比べ3億円増加し、249億円となりました。正味損害率は78.9%と、前事業年度に比べ2.6ポイント上昇しました。

また、諸手数料及び集金費並びに保険引受に係る営業費及び一般管理費は、前事業年度に比べ6億円増加し、79億円となりました。正味事業費率は22.8%と、前事業年度に比べ2.1ポイント上昇しました。

保険引受損益は、発生保険金(正味支払保険金と支払備金繰入額の合計)の増加などにより、前事業年度に比べ44億円減少し、43億円の損失となりました。当期純損益は、前事業年度に比べ45億円減少し、43億円の損失となりました。

この結果、出資持分考慮後の当期純損益(セグメント損益)は、前事業年度に比べ33億円減少し、31億円の損失となりました。

 

④ 国内生命保険事業(三井住友海上あいおい生命保険株式会社)

子会社である三井住友海上あいおい生命保険株式会社の業績は次のとおりとなりました。

保険料等収入は、個人保険の保険料の増加などにより、前事業年度に比べ255億円増加し、4,431億円となりました。

経常利益は、事業費の増加などにより、前事業年度に比べ15億円減少し、159億円となりました。

当期純利益は、上記に加え、法人税率の変更に伴う繰延税金資産の取崩影響などにより、前事業年度に比べ22億円減少し、44億円となりました。

保有契約高、新契約高及び保有契約年換算保険料の状況は次のとおりであります。

 

イ 保有契約高

区分

前事業年度

(平成26年3月31日)

当事業年度

(平成27年3月31日)

金額 (億円)

対前年増減(△)率(%)

金額 (億円)

対前年増減(△)率(%)

(1) 個人保険

203,179

5.2

211,276

4.0

(2) 個人年金保険

7,870

4.0

7,663

△2.6

(3) 団体保険

51,249

△0.8

53,014

3.4

(4) 団体年金保険

3

△6.9

3

△7.7

 

個人合計((1)+(2))

211,050

5.1

218,940

3.7

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 2 個人年金保険については、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金を合計したものであります。

 3 団体年金保険については、責任準備金の金額であります。

 

ロ 新契約高

区分

前事業年度

(自 平成25年4月1日

 至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

 至 平成27年3月31日)

新契約+転換

による純増加

(億円)

新契約

(億円)

転換によ

る純増加

(億円)

新契約+転換

による純増加

(億円)

対前年増減 (△)率

(%)

新契約

(億円)

転換によ

る純増加

(億円)

(1) 個人保険

25,921

25,921

24,448

△5.7

24,448

(2) 個人年金保険

800

800

363

△54.6

363

(3) 団体保険

1,048

1,048

887

△15.4

887

(4) 団体年金保険

 

個人合計

((1)+(2))

26,722

26,722

24,811

△7.1

24,811

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 2 新契約の個人年金保険の金額は年金支払開始時における年金原資であります。

 

ハ 保有契約年換算保険料

区分

前事業年度

(平成26年3月31日)

当事業年度

(平成27年3月31日)

金額(億円)

対前年増減(△)率

(%)

金額(億円)

対前年増減(△)率

(%)

個人保険

2,916

5.3

3,123

7.1

個人年金保険

441

3.7

436

△1.3

合計

3,358

5.1

3,559

6.0

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 2 年換算保険料とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年あたりの保険料に換算した金額(一時払契約等は、保険料を保険期間で除した金額)であります。

個人保険・個人年金保険を合計した新契約高は、収入保障保険の減少などにより、前事業年度に比べ1,910億円減少し、2兆4,811億円となりました。一方、個人保険・個人年金保険を合計した解約失効契約高は、前事業年度に比べ39億円増加し、1兆2,730億円となりました。これらの結果、個人保険・個人年金保険を合計した保有契約高は、前事業年度末に比べ3.7%増加し、21兆8,940億円となりました。

保有契約年換算保険料は、医療保険などの増加により個人保険が堅調に推移したことから、前事業年度末に比べ6.0%増加し、3,559億円となりました。

 

運用資産、有価証券及び利回りの状況は次のとおりであります。

 

イ 運用資産

区分

前事業年度

(平成26年3月31日)

当事業年度

(平成27年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

預貯金

30,830

1.2

22,693

0.8

コールローン

458

0.0

1,642

0.1

債券貸借取引支払保証金

228,706

8.7

326,525

10.9

有価証券

2,285,544

86.7

2,548,787

84.6

貸付金

49,470

1.9

51,282

1.7

土地・建物

259

0.0

681

0.0

運用資産計

2,595,269

98.5

2,951,612

98.1

総資産

2,636,052

100.0

3,009,263

100.0

(注) 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 

ロ 有価証券

区分

前事業年度

(平成26年3月31日)

当事業年度

(平成27年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国債

1,336,675

58.6

1,483,742

58.1

地方債

112,322

4.9

115,568

4.5

社債

746,067

32.6

758,835

29.8

株式

1,021

0.0

1,633

0.1

外国証券

86,295

3.8

184,942

7.3

その他の証券

3,161

0.1

4,064

0.2

合計

2,285,544

100.0

2,548,787

100.0

(注) 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 

ハ 利回り

   運用資産利回り(インカム利回り)

区分

前事業年度

(自 平成25年4月1日

至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

至 平成27年3月31日)

収入金額

(百万円)

平均運用額

(百万円)

年利回り

(%)

収入金額

(百万円)

平均運用額

(百万円)

年利回り

(%)

預貯金

0

21,853

0.00

0

22,537

0.00

コールローン

4

7,204

0.07

5

7,879

0.07

債券貸借取引支払保証金

308

202,524

0.15

338

255,003

0.13

有価証券

35,119

2,103,679

1.67

38,079

2,305,035

1.65

貸付金

1,452

48,614

2.99

1,491

50,053

2.98

土地・建物

244

327

小計

36,885

2,384,119

1.55

39,914

2,640,837

1.51

その他

0

0

合計

36,885

39,914

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 2 収入金額は、「利息及び配当金収入」であります。

  3 平均運用額は日々の残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しております。

 

   資産運用利回り(実現利回り)

区分

前事業年度

(自 平成25年4月1日

至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

至 平成27年3月31日)

資産運用損益

(実現ベース)

(百万円)

平均運用額

(取得原価ベ

ース)

(百万円)

年利回り

(%)

資産運用損益

(実現ベース)

(百万円)

平均運用額

(取得原価ベ

ース)

(百万円)

年利回り

(%)

預貯金

0

21,853

0.00

0

22,537

0.00

コールローン

4

7,204

0.07

5

7,879

0.07

債券貸借取引支払保証金

31

202,524

0.02

43

255,003

0.02

有価証券

39,054

2,103,679

1.86

40,241

2,305,035

1.75

貸付金

1,452

48,614

2.99

1,491

50,053

2.98

土地・建物

244

327

金融派生商品

△10

△146

その他

△35

△15

合計

40,498

2,384,119

1.70

41,620

2,640,837

1.58

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 2 資産運用損益(実現ベース)は、「資産運用収益」から「資産運用費用」を控除した金額であります。

 3 平均運用額(取得原価ベース)は日々の残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しております。

 

⑤ 国内生命保険事業(三井住友海上プライマリー生命保険株式会社)

子会社である三井住友海上プライマリー生命保険株式会社の業績は次のとおりとなりました。

保険料等収入は、定額終身保険の販売が引き続き好調なことに加え、変額商品も順調に伸びており、前事業年度に比べ2,276億円増加し、1兆540億円となりました。

経常利益は、主に定額終身保険の責任準備金繰入額の増加により、前事業年度に比べ221億円減少し、177億円となりました。

上記に加え、法人税率の変更に伴う繰延税金資産の取崩影響があったものの、前事業年度は価格変動準備金の追加繰入を行ったことなどもあり、当期純利益は、前事業年度に比べ55億円減少し、124億円となりました。

 

保有契約高、新契約高及び保有契約年換算保険料の状況は次のとおりであります。

 

イ 保有契約高

区分

前事業年度

(平成26年3月31日)

当事業年度

(平成27年3月31日)

金額 (億円)

対前年増減(△)率(%)

金額 (億円)

対前年増減(△)率(%)

(1) 個人保険

10,734

130.8

15,489

44.3

(2) 個人年金保険

29,509

△7.7

28,721

△2.7

(3) 団体保険

(4) 団体年金保険

 

個人合計((1)+(2))

40,243

9.9

44,210

9.9

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 2 個人年金保険については、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資(ただし、個人変額年金保険については保険料積立金)と年金支払開始後契約の責任準備金を合計したものであります。

 

ロ 新契約高

区分

前事業年度

(自 平成25年4月1日

 至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

 至 平成27年3月31日)

新契約+転換

による純増加

(億円)

新契約

(億円)

転換による純増加

(億円)

新契約+転換

による純増加

(億円)

対前年増減 (△)率

(%)

新契約

(億円)

転換による純増加

(億円)

(1) 個人保険

6,434

6,434

8,622

34.0

8,622

(2) 個人年金保険

1,571

1,571

1,625

3.5

1,625

(3) 団体保険

(4) 団体年金保険

 

個人合計

((1)+(2))

8,005

8,005

10,247

28.0

10,247

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 2 新契約の個人年金保険の金額は、年金支払開始時における年金原資(ただし、個人変額年金保険については契約時の保険料積立金)であります。

 

ハ 保有契約年換算保険料

区分

前事業年度

(平成26年3月31日)

当事業年度

(平成27年3月31日)

金額(億円)

対前年増減(△)率

(%)

金額(億円)

対前年増減(△)率

(%)

個人保険

701

122.6

1,014

44.6

個人年金保険

3,841

△4.6

3,500

△8.9

合計

4,543

4.6

4,515

△0.6

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 2 年換算保険料とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年あたりの保険料に換算した金額(一時払契約等は、保険料を保険期間で除した金額)であります。

 

個人保険・個人年金保険を合計した新契約高は、定額終身保険の販売が引き続き好調であったことにより、前事業年度に比べ2,242億円増加し、1兆247億円となりました。一方、個人保険・個人年金保険を合計した解約失効契約高は、解約の増加により、前事業年度に比べ2,135億円増加し、6,328億円となりました。この結果、個人保険・個人年金保険を合計した保有契約高は、前事業年度末に比べ9.9%増加し、4兆4,210億円となりました。

保有契約年換算保険料は、変額年金保険の解約が進んだことにより、前事業年度末に比べ27億円減少し、4,515億円となりました。

 

運用資産、有価証券及び利回りの状況は次のとおりであります。

 

イ 運用資産

区分

前事業年度

(平成26年3月31日)

当事業年度

(平成27年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

預貯金

40,523

1.0

23,623

0.5

コールローン

7,191

0.2

129,694

2.8

金銭の信託

680,806

16.4

526,168

11.3

有価証券

3,350,422

80.5

3,852,767

82.6

貸付金

448

0.0

487

0.0

土地・建物

298

0.0

303

0.0

運用資産計

4,079,691

98.0

4,533,045

97.2

総資産

4,163,675

100.0

4,662,032

100.0

(注) 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

 

ロ 有価証券

区分

前事業年度

(平成26年3月31日)

当事業年度

(平成27年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国債

131,735

3.9

59,500

1.5

地方債

1,856

0.1

11,965

0.3

社債

38,078

1.0

外国証券

663,237

19.8

1,127,103

29.3

その他の証券

2,553,593

76.2

2,616,120

67.9

合計

3,350,422

100.0

3,852,767

100.0

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

   2 「その他の証券」は、証券投資信託の受益証券であります。

 

ハ 利回り

   運用資産利回り(インカム利回り)

区分

前事業年度

(自 平成25年4月1日

至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

至 平成27年3月31日)

収入金額

(百万円)

平均運用額

(百万円)

年利回り

(%)

収入金額

(百万円)

平均運用額

(百万円)

年利回り

(%)

預貯金

23

22,814

0.10

128

39,378

0.33

コールローン

10

24,753

0.04

28

75,399

0.04

金銭の信託

37,268

700,020

5.32

28,538

622,669

4.58

有価証券

9,296

324,400

2.87

41,074

1,031,311

3.98

貸付金

10

482

2.23

10

447

2.24

土地・建物

329

276

小計

46,609

1,072,800

4.34

69,780

1,769,483

3.94

その他

0

6

合計

46,609

69,787

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。なお、保険業法第118条に規定する特別勘定に係る収入金額及び平均運用額については除外しております。

 2 収入金額は、「利息及び配当金収入」に、「金銭の信託運用益」のうち利息及び配当金収入相当額を含めた金額であります。

 3 平均運用額は日々の残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しております。

 

   資産運用利回り(実現利回り)

区分

前事業年度

(自 平成25年4月1日

至 平成26年3月31日)

当事業年度

(自 平成26年4月1日

至 平成27年3月31日)

資産運用損益

(実現ベース)

(百万円)

平均運用額

(取得原価ベ

ース)

(百万円)

年利回り

(%)

資産運用損益

(実現ベース)

(百万円)

平均運用額

(取得原価ベ

ース)

(百万円)

年利回り

(%)

預貯金

1,118

22,814

4.90

△887

39,378

△2.25

コールローン

10

24,753

0.04

28

75,399

0.04

金銭の信託

18,899

700,020

2.70

87,517

622,669

14.06

有価証券

27,987

324,400

8.63

41,467

1,031,311

4.02

貸付金

10

482

2.23

10

447

2.24

土地・建物

329

276

金融派生商品

△495

△184

その他

△22

△46

合計

47,509

1,072,800

4.43

127,905

1,769,483

7.23

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。なお、保険業法第118条に規定する特別勘定に係る資産運用損益及び平均運用額については除外しております。

 2 資産運用損益(実現ベース)は、「資産運用収益」から「資産運用費用」を控除した金額であります。

 3 平均運用額(取得原価ベース)は日々の残高(取得原価又は償却原価)の平均に基づいて算出しております。

 

⑥ 海外事業(海外保険子会社)

海外保険子会社セグメントの業績は次のとおりとなりました。

 

 [海外保険子会社の主要指標]

 

前連結会計年度

(自 平成25年4月1日
 至 平成26年3月31日)

当連結会計年度

(自 平成26年4月1日
 至 平成27年3月31日)

比較増減

 増減率

正味収入保険料 (百万円)

240,659

293,266

52,607

21.9%

経常利益       (百万円)

29,894

44,817

14,922

49.9%

セグメント利益 (百万円)

19,928

35,023

15,095

75.7%

(注)1 諸数値はセグメント間の内部取引相殺前の金額であります。

2 セグメント利益は当社出資持分考慮後の当期純利益に相当する金額であります。

 

正味収入保険料は、アジアや欧州など全ての地域で増収したことにより、前連結会計年度に比べ526億円増加し、2,932億円となりました。

経常利益は、アジアや欧州など全ての地域で増益となったことにより、前連結会計年度に比べ149億円増加し、448億円となりました。当期純利益(セグメント利益)は、前連結会計年度に比べ150億円増加し、350億円となりました。

 

⑦ パーチェス法適用による影響額

当社は、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社との経営統合などにおいて、当社を取得企業とする取得の会計処理(パーチェス法)を適用しております。本会計処理の適用により、連結決算上は被取得企業の資産及び負債を企業結合日の時価を基礎として受け入れ又は引き受けているため、被取得企業の個別財務諸表上の計数とは差異が生じております。

この差異による当連結会計年度の影響額(のれんの償却額の影響を除く)は、経常利益で45億円、当期純利益で60億円となりました。

 

(3) 財政状態の分析

① 総資産の状況

当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1兆9,095億円増加し、18兆7,876億円となりました。総資産の内訳では、有価証券が1兆7,347億円増加し14兆4,449億円となりました。

 

② リスク管理債権の状況

 

前連結会計年度

(平成26年3月31日)

(百万円)

当連結会計年度

(平成27年3月31日)

(百万円)

比較増減

(百万円)

破綻先債権額

70

3

△67

延滞債権額

3,212

824

△2,387

3ヵ月以上延滞債権額

1,221

832

△388

貸付条件緩和債権額

4,636

1,913

△2,722

9,142

3,575

△5,566

貸付金残高に対する比率

1.1%

0.5%

△0.6%

(参考)貸付金残高

807,300

775,816

△31,483

 

リスク管理債権は、前連結会計年度末に比べ55億円減少し、35億円となりました。貸付金残高に対するリスク管理債権の比率は、前連結会計年度末に比べ0.6ポイント低下し、0.5%となりました。各債権の意義は「第5 経理の状況」の連結貸借対照表関係の注記に記載しております。

③ ソルベンシー・マージン比率

保険会社グループでは、保険金支払等に備えて準備金を積み立てておりますが、巨大災害の発生や、資産の大幅な価格下落等、通常の予測を超える危険が発生した場合でも、十分な支払能力を保持しておく必要があります。この「通常の予測を超える危険」を示す「リスクの合計額」(以下の各表の(B))に対する「資本金・準備金等の支払余力」(すなわちソルベンシー・マージン総額:以下の各表の(A))の割合を示す指標として、保険業法等に基づき計算されたものが、「ソルベンシー・マージン比率」(以下の各表の(C))であります。

ソルベンシー・マージン比率は、行政当局が保険会社又は保険持株会社を監督する際に、経営の健全性を判断するために活用する客観的な指標のひとつでありますが、その数値が200%以上であれば「保険金等の支払能力の充実の状況が適当である」とされております。

 

当社及び国内保険子会社のソルベンシー・マージン比率の状況は、以下のとおりであります。

 

イ 当社

 連結ソルベンシー・マージン比率

 

前連結会計年度

(平成26年3月31日)

(百万円)

当連結会計年度

(平成27年3月31日)

(百万円)

(A)ソルベンシー・マージン総額

3,661,639

4,508,072

(B)リスクの合計額

947,887

1,121,543

(C)ソルベンシー・マージン比率

[(A)/{(B)×1/2}]×100

772.5%

803.9%

(注)「連結ソルベンシー・マージン比率」は、保険業法施行規則第210条の11の3及び第210条の11の4並びに平成23年金融庁告示第23号の規定に基づいて算出された比率であります。

 

 保有株式の時価上昇を主因として、ソルベンシー・マージン総額が前連結会計年度末に比べて8,464億円増加したことなどにより、ソルベンシー・マージン比率は前連結会計年度末に比べて31.4ポイント上昇し、803.9%となりました。

 

ロ 三井住友海上火災保険株式会社

a 単体ソルベンシー・マージン比率

 

前事業年度

(平成26年3月31日)

(百万円)

当事業年度

(平成27年3月31日)

(百万円)

(A)ソルベンシー・マージン総額

2,120,694

2,667,909

(B)リスクの合計額

706,497

818,935

(C)ソルベンシー・マージン比率

[(A)/{(B)×1/2}]×100

600.3%

651.5%

(注)「単体ソルベンシー・マージン比率」は、保険業法施行規則第86条及び第87条並びに平成8年大蔵省告示第50号の規定に基づいて算出された比率であります。

 

 保有株式の時価上昇を主因として、ソルベンシー・マージン総額が前事業年度末に比べて5,472億円増加したことなどにより、ソルベンシー・マージン比率は前事業年度末に比べて51.2ポイント上昇し、651.5%となりました。

b 連結ソルベンシー・マージン比率

 

前連結会計年度

(平成26年3月31日)

(百万円)

当連結会計年度

(平成27年3月31日)

(百万円)

(A)ソルベンシー・マージン総額

2,029,893

2,593,146

(B)リスクの合計額

622,760

741,109

(C)ソルベンシー・マージン比率

[(A)/{(B)×1/2}]×100

651.9%

699.8%

(注)「連結ソルベンシー・マージン比率」は、保険業法施行規則第86条の2及び第88条並びに平成23年金融庁告示第23号の規定に基づいて算出された比率であります。

 

 保有株式の時価上昇を主因として、ソルベンシー・マージン総額が前連結会計年度末に比べて5,632億円増加したことなどにより、ソルベンシー・マージン比率は前連結会計年度末に比べて47.9ポイント上昇し、699.8%となりました。

 

ハ あいおいニッセイ同和損害保険株式会社

a 単体ソルベンシー・マージン比率

 

前事業年度

(平成26年3月31日)

(百万円)

当事業年度

(平成27年3月31日)

(百万円)

(A)ソルベンシー・マージン総額

1,027,044

1,285,586

(B)リスクの合計額

272,396

319,429

(C)ソルベンシー・マージン比率

[(A)/{(B)×1/2}]×100

754.0%

804.9%

(注)上記ロ aの(注)に記載のとおりであります。

 

 保有株式の時価上昇を主因として、ソルベンシー・マージン総額が前事業年度末に比べて2,585億円増加したことなどにより、ソルベンシー・マージン比率は前事業年度末に比べて50.9ポイント上昇し、804.9%となりました。

 

b 連結ソルベンシー・マージン比率

 

前連結会計年度

(平成26年3月31日)

(百万円)

当連結会計年度

(平成27年3月31日)

(百万円)

(A)ソルベンシー・マージン総額

1,024,788

1,268,863

(B)リスクの合計額

265,605

304,422

(C)ソルベンシー・マージン比率

[(A)/{(B)×1/2}]×100

771.6%

833.6%

(注)上記ロ bの(注)に記載のとおりであります。

 

 保有株式の時価上昇を主因として、ソルベンシー・マージン総額が前連結会計年度末に比べて2,440億円増加したことなどにより、ソルベンシー・マージン比率は前連結会計年度末に比べて62.0ポイント上昇し、833.6%となりました。

 

ニ 三井ダイレクト損害保険株式会社

 単体ソルベンシー・マージン比率

 

前事業年度

(平成26年3月31日)

(百万円)

当事業年度

(平成27年3月31日)

(百万円)

(A)ソルベンシー・マージン総額

12,460

8,023

(B)リスクの合計額

5,921

6,269

(C)ソルベンシー・マージン比率

[(A)/{(B)×1/2}]×100

420.8%

255.9%

(注)上記ロ aの(注)に記載のとおりであります。

 

 当期純損失による減少を主因とし、ソルベンシー・マージン総額が前事業年度末に比べて44億円減少したことなどにより、ソルベンシー・マージン比率は前事業年度末に比べて164.9ポイント低下し、255.9%となりました。

 

ホ 三井住友海上あいおい生命保険株式会社

 単体ソルベンシー・マージン比率

 

前事業年度

(平成26年3月31日)

(百万円)

当事業年度

(平成27年3月31日)

(百万円)

(A)ソルベンシー・マージン総額

276,449

330,141

(B)リスクの合計額

43,710

46,175

(C)ソルベンシー・マージン比率

[(A)/{(B)×1/2}]×100

1,264.9

1,429.9%

(注)上記ロ aの(注)に記載のとおりであります。

 

 資産運用リスク相当額や第三分野保険の保険リスク相当額の増加を主因としたリスクの合計額が前事業年度末に比べて24億円増加したものの、ソルベンシー・マージン総額が536億円増加したことにより、ソルベンシー・マージン比率は前事業年度末に比べて165.0ポイント上昇し、1,429.9%となりました。

 

ヘ 三井住友海上プライマリー生命保険株式会社

 単体ソルベンシー・マージン比率

 

前事業年度

(平成26年3月31日)

(百万円)

当事業年度

(平成27年3月31日)

(百万円)

(A)ソルベンシー・マージン総額

347,258

323,085

(B)リスクの合計額

69,128

73,451

(C)ソルベンシー・マージン比率

[(A)/{(B)×1/2}]×100

1,004.6

879.7%

(注)上記ロ aの(注)に記載のとおりであります。

 

 定額商品の保有拡大に伴い、予定利率リスクと資産運用リスクが増加したことを主因としてリスクの合計額が前事業年度に比べ43億円増加したことなどにより、ソルベンシー・マージン比率は前事業年度末に比べて124.9ポイント低下し、879.7%となりました。

 

(4) キャッシュ・フローの状況の分析

キャッシュ・フローの状況の分析は、「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載しているとおりであります

 

(5) 問題認識と今後の方針について

 問題認識と今後の方針は、「3 対処すべき課題」に記載しているとおりであります。