第2 【事業の状況】

 

1 【業績等の概要】

・ 経営方針等

(1) 経営の基本方針

①グループ経営理念

ふくおかフィナンシャルグループは、福岡銀行、熊本銀行、親和銀行をグループ傘下に持つ広域展開型地域金融グループとして、営業基盤である九州を中心に、稠密な営業ネットワークを活かし、高度かつ多様な金融商品・サービスを展開しております。

当社グループ(以下「FFG」といいます。)は、以下の経営理念を基本として、金融サービスの向上を通じて地域社会に対してより多くの貢献を果たすとともに、企業価値の持続的成長の実現を目指してまいります。

 

ふくおかフィナンシャルグループ経営理念

ふくおかフィナンシャルグループは、

高い感受性と失敗を恐れない行動力を持ち、

未来志向で高品質を追求し、

人々の最良な選択を後押しする、

すべてのステークホルダーに対し、価値創造を提供する金融グループを目指します。

 

 

②グループブランド

FFG各社は、グループ経営理念を共通の価値観として行動し、お客様、地域社会、株主の皆様、そして従業員にとって真に価値ある存在であり続けるための約束として、『コアバリュー』を表明し、ブランドスローガン『あなたのいちばんに。』を展開してまいります。

 

□ ブランドスローガン

あなたのいちばんに。

 

□ コアバリュー (ブランドスローガンに込められたお客様への約束)

・ いちばん身近な銀行

お客様の声に親身に心から耳を傾け、対話し、共に歩みます。

 

・ いちばん頼れる銀行

豊富な知識と情報を活かし、お客様一人ひとりに最も適したサービスを提供します。

 

・ いちばん先を行く銀行

金融サービスのプロ集団として、すべての人の期待を超える提案を続けます。

 

 

 

(2) 中長期的な経営戦略

FFGでは、平成25年4月1日より第四次中期経営計画「ABCプランⅡ」(計画期間 平成28年3月31日までの3年間)をスタートさせ、各種施策に取り組んでおります。

第四次中期経営計画「ABCプランⅡ」は「飛躍的成長ステージ」と位置づけ、“お客様起点”で様々な構造改革を進め、営業基盤を飛躍的に拡大し、「九州全域で確固たる支持を獲得する総合金融グループ」を目指してまいります。

本計画では、「お客様とのリレーション深化」、「営業生産性の向上」、「グループ総合力の強化」及び「FFGブランドの磨き上げ(あなたのいちばんに。)」の4つの基本方針を定め、これらに基づいた各種戦略・施策に取り組んでまいります。

 

①お客様とのリレーション深化

個人・法人全てのお客様を対象としたリテール営業の展開として、単なる商品販売に止まることなく、「お客様との接点高度化」と「サービス改革」の両面から、お客様のあらゆるニーズにワンストップで木目細かく対応する「コンサルティングリテール」を確立してまいります。

 

②営業生産性の向上

営業事務改革を進め、各種手続きに関するお客様のご負担や事務に要する時間を削減するとともに、営業活動を効率化・高度化させ、お客様とのコミュニケーションや、リレーションの深化に繋がる営業時間を創出します。

 

③グループ総合力の強化

グループ内の各種経営資源・インフラを、「人財」と「組織」の視点で融合し、グループ一体運営することで、「FFGグループ」であることの魅力や競争力を活かしたグループ総合力の強化を図り、更なる経営の効率化・収益性の向上を目指します。

 

④FFGブランドの磨き上げ(あなたのいちばんに。)

様々な接点でお客様にブランドスローガンである「あなたのいちばんに。」を実感いただけるよう、プロモーション活動やお客様とのコミュニケーションを増やすなどのブランド戦略を展開してまいります。
 CSR活動においても、これまでの取り組みを定着させるとともに、地域に貢献する新たな活動にも取り組んでまいります。

 

当社グループは、お客様のニーズに合致した高品質な金融商品を、最良のサービスでご提供することで、『FFG“が”いい』とお客様から選んでいただき、営業基盤の飛躍的拡大の実現に向けて取り組んでまいります。

 

・ 業績

平成25年度の我が国経済は、米国をはじめとした海外経済に持ち直しの動きが見えたことに加え、政府による経済政策の効果により、企業や個人のマインドが改善し、個人消費等の内需を中心として景気回復の動きが広がりました。また、大企業を中心に企業収益が増加し、設備投資にも持ち直しの動きが見られました。平成26年に入り、中国をはじめとした新興国経済の先行きに対する不透明感が強まりましたが、雇用・所得環境が改善していくなかで、消費税増税前の駆け込み需要などから個人消費が底堅さを保ち、全体として景気は緩やかな回復を続けました。

金融面では、日銀の金融緩和を受けて日経平均株価が大きく上昇した後、米国の金融緩和縮小の思惑などから下落するなど、方向感のない展開が続きました。その後、東京五輪開催決定や円安進行を背景に、年末には6年ぶりとなる1万6千円台に乗せました。年始にウクライナ情勢の緊迫化や中国経済の減速懸念などで再度下落しましたが、徐々に落ち着きを取り戻し、底堅い動きとなりました。

金利は、長期金利の指標となる10年物国債の利回りが一時乱高下しましたが、日銀の金融緩和が継続されるなか、緩やかに低下基調を辿った後、長期・短期ともに低位での推移となりました。

当社グループの営業基盤である九州圏内においては、九州北部豪雨復興関連の公共工事の増加や消費マインドの改善などが牽引役となり、景気は全国と同様に持ち直しの動きが見られました。年度後半には、雇用・所得環境にも改善が見え始め、住宅投資や公共投資が着実に増加するなど、緩やかな回復の動きが続いています。

このような経済環境のもと、当社グループは、平成25年度から第四次中期経営計画「ABCプランⅡ」(平成25年4月~平成28年3月)をスタートさせました。本計画では、「お客様起点」の構造改革により、営業基盤の飛躍的拡大を実現し、「九州全域で確固たる支持を獲得する総合金融グループ」を目指します。

平成25年度は、ABCプランⅡで定めた4つの基本方針「お客様とのリレーション深化」、「営業生産性の向上」、「グループ総合力の強化」及び「FFGブランドの磨き上げ(あなたのいちばんに。)」に基づき、「お客様起点」で各種施策に取り組んでまいりました。

 

当連結会計年度の主要損益につきましては、連結経常収益は、その他経常収益の減少等により、前年比127億3千万円減少し、2,422億8千9百万円となりました。連結経常利益は、前年比117億5千7百万円減少し、570億2千万円となりました。連結当期純利益は、前年比41億3千3百万円増加し、361億9千2百万円となりました。

主要勘定残高につきましては、預金・譲渡性預金は、流動性預金を中心に前年比5,045億円増加した結果、12兆2,381億円となりました。貸出金は、法人貸出金を中心に前年比4,295億円増加した結果、9兆5,957億円となりました。有価証券は、安全性と収益性の両面に留意し、健全なポートフォリオの運営に努めてまいりました結果、前年比931億円増加し、2兆8,122億円となりました。

 

・ キャッシュ・フロー

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前年比4,881億7千7百万円増加し、1兆2,115億1千3百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、7,587億8千4百万円のプラスとなり、前年比7,895億5千2百万円増加しました。これは、借用金(劣後特約付借入金を除く)の増加等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、1,048億7千3百万円のマイナスとなり、前年比4,191億4百万円減少しました。これは、有価証券の取得による支出の増加等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、1,658億5千9百万円のマイナスとなり、前年比1,362億5千6百万円減少しました。これは、劣後特約付借入金の返済による支出の増加等によるものであります。

 

 

(1) 国内業務部門・国際業務部門別収支

当連結会計年度の資金運用収支は前年比26億3千5百万円減少して1,526億6千5百万円、役務取引等収支は前年比3億5千1百万円増加して250億3千9百万円、特定取引収支は前年比9千4百万円減少して3億3千2百万円、その他業務収支は前年比42億8百万円減少して150億6千6百万円となりました。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前連結会計年度

148,824

6,476

155,300

当連結会計年度

145,570

7,094

152,665

うち資金運用収益

前連結会計年度

167,650

9,572

105

177,117

当連結会計年度

161,737

11,361

128

172,969

うち資金調達費用

前連結会計年度

18,825

3,096

105

21,816

当連結会計年度

16,166

4,266

128

20,304

信託報酬

前連結会計年度

1

1

当連結会計年度

1

1

役務取引等収支

前連結会計年度

24,252

435

24,688

当連結会計年度

24,411

627

25,039

うち役務取引等収益

前連結会計年度

42,259

619

42,878

当連結会計年度

41,758

818

42,577

うち役務取引等費用

前連結会計年度

18,007

183

18,190

当連結会計年度

17,347

190

17,538

特定取引収支

前連結会計年度

109

316

426

当連結会計年度

161

171

332

うち特定取引収益

前連結会計年度

109

316

426

当連結会計年度

161

171

332

うち特定取引費用

前連結会計年度

当連結会計年度

その他業務収支

前連結会計年度

16,541

2,732

19,274

当連結会計年度

12,128

2,938

15,066

うちその他業務収益

前連結会計年度

16,628

2,732

19,361

当連結会計年度

12,530

3,426

15,956

うちその他業務費用

前連結会計年度

86

86

当連結会計年度

401

488

889

 

(注) 1 「国内」・「海外」の区分に替えて、「国内業務部門」・「国際業務部門」で区分しております。「国内業務部門」は、当社の円建取引及び国内連結子会社の円建取引であります。「国際業務部門」は、当社の外貨建取引及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

2 「相殺消去額」は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借利息であります。

 

 

(2) 国内業務部門・国際業務部門別資金運用/調達の状況

資金運用勘定は、平均残高が前年比53億9千万円増加して11兆9,694億7千7百万円となりました。利息は前年比41億4千8百万円減少して1,729億6千9百万円、利回りは前年比0.04%低下して1.44%となりました。

資金調達勘定は、平均残高が前年比6,281億3千3百万円増加して12兆4,977億2千万円となりました。利息は前年比15億1千2百万円減少して203億4百万円、利回りは前年比0.02%低下して0.16%となりました。

 

① 国内業務部門

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

11,708,582

167,650

1.43

当連結会計年度

11,673,598

161,737

1.38

うち貸出金

前連結会計年度

8,749,101

142,114

1.62

当連結会計年度

9,105,227

136,479

1.49

うち有価証券

前連結会計年度

2,528,779

24,189

0.95

当連結会計年度

2,124,961

23,238

1.09

うちコールローン及び
買入手形

前連結会計年度

293,041

315

0.10

当連結会計年度

279,794

305

0.10

うち預け金

前連結会計年度

3,154

0

0.01

当連結会計年度

3,744

0

0.01

資金調達勘定

前連結会計年度

11,677,704

18,825

0.16

当連結会計年度

12,267,283

16,166

0.13

うち預金

前連結会計年度

10,600,858

5,961

0.05

当連結会計年度

11,178,710

6,000

0.05

うち譲渡性預金

前連結会計年度

524,866

667

0.12

当連結会計年度

652,485

807

0.12

うちコールマネー及び
売渡手形

前連結会計年度

1,196

1

0.12

当連結会計年度

3,228

3

0.10

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引受入
担保金

前連結会計年度

6,038

3

0.05

当連結会計年度

35,755

9

0.02

うち借用金

前連結会計年度

399,707

2,734

0.68

当連結会計年度

263,504

1,859

0.70

 

(注) 1 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、銀行業以外の一部の国内(連結)子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高等を利用しております。

2 「国内業務部門」は、当社の円建取引及び国内連結子会社の円建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

3 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。

 

 

② 国際業務部門

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

352,850

9,572

2.71

当連結会計年度

422,878

11,361

2.68

うち貸出金

前連結会計年度

153,730

2,013

1.30

当連結会計年度

192,194

2,273

1.18

うち有価証券

前連結会計年度

191,079

5,886

3.08

当連結会計年度

222,333

6,956

3.12

うちコールローン及び
買入手形

前連結会計年度

2,726

1

0.03

当連結会計年度

1,176

1

0.14

うち預け金

前連結会計年度

当連結会計年度

資金調達勘定

前連結会計年度

289,229

3,096

1.07

当連結会計年度

357,435

4,266

1.19

うち預金

前連結会計年度

105,118

360

0.34

当連結会計年度

112,242

638

0.56

うち譲渡性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

うちコールマネー及び
売渡手形

前連結会計年度

2,007

6

0.33

当連結会計年度

1,537

4

0.26

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

6,876

49

0.72

うち債券貸借取引受入
担保金

前連結会計年度

53,182

159

0.30

当連結会計年度

73,300

155

0.21

うち借用金

前連結会計年度

38

0

0.77

当連結会計年度

4,568

16

0.36

 

(注) 1 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、銀行業以外の一部の国内(連結)子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高等を利用しております。

2 「国際業務部門」は、当社の外貨建取引及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

3 国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末のTT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。

4 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。

 

 

③ 合計

 

種類

期別

平均残高(百万円)

利息(百万円)

利回り

小計

相殺消去額(△)

合計

小計

相殺消去額(△)

合計

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

12,061,433

97,346

11,964,087

177,222

105

177,117

1.48

当連結会計年度

12,096,476

126,998

11,969,477

173,098

128

172,969

1.44

うち貸出金

前連結会計年度

8,902,831

8,902,831

144,127

144,127

1.61

当連結会計年度

9,297,422

9,297,422

138,753

138,753

1.49

うち有価証券

前連結会計年度

2,719,859

2,719,859

30,076

30,076

1.10

当連結会計年度

2,347,295

2,347,295

30,195

30,195

1.28

うちコールローン
及び買入手形

前連結会計年度

295,767

295,767

316

316

0.10

当連結会計年度

280,970

280,970

307

307

0.10

うち預け金

前連結会計年度

3,154

3,154

0

0

0.01

当連結会計年度

3,744

3,744

0

0

0.01

資金調達勘定

前連結会計年度

11,966,934

97,346

11,869,587

21,922

105

21,816

0.18

当連結会計年度

12,624,719

126,998

12,497,720

20,432

128

20,304

0.16

うち預金

前連結会計年度

10,705,976

10,705,976

6,322

6,322

0.05

当連結会計年度

11,290,953

11,290,953

6,638

6,638

0.05

うち譲渡性預金

前連結会計年度

524,866

524,866

667

667

0.12

当連結会計年度

652,485

652,485

807

807

0.12

うちコールマネー
及び売渡手形

前連結会計年度

3,204

3,204

8

8

0.25

当連結会計年度

4,766

4,766

7

7

0.15

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

6,876

6,876

49

49

0.72

うち債券貸借取引
受入担保金

前連結会計年度

59,220

59,220

163

163

0.27

当連結会計年度

109,056

109,056

164

164

0.15

うち借用金

前連結会計年度

399,745

399,745

2,734

2,734

0.68

当連結会計年度

268,072

268,072

1,875

1,875

0.69

 

(注) 1 資金運用勘定は、無利息預け金の平均残高を控除して表示しております。

2 「相殺消去額」は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息であります。

 

 

(3) 国内業務部門・国際業務部門別役務取引の状況

役務取引等収益は、前年比3億1百万円減少して425億7千7百万円となりました。

役務取引等費用は、前年比6億5千2百万円減少して175億3千8百万円となりました。

 

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前連結会計年度

42,259

619

42,878

当連結会計年度

41,758

818

42,577

うち預金・貸出業務

前連結会計年度

15,328

104

15,432

当連結会計年度

15,430

314

15,744

うち為替業務

前連結会計年度

13,040

463

13,504

当連結会計年度

12,991

440

13,431

うち証券関連業務

前連結会計年度

2,130

2,130

当連結会計年度

2,478

2,478

うち代理業務

前連結会計年度

1,069

1,069

当連結会計年度

955

955

うち保護預り・
貸金庫業務

前連結会計年度

328

328

当連結会計年度

334

334

うち保証業務

前連結会計年度

1,082

51

1,134

当連結会計年度

305

64

370

うち投資信託・

保険販売業務

前連結会計年度

9,278

9,278

当連結会計年度

9,262

9,262

役務取引等費用

前連結会計年度

18,007

183

18,190

当連結会計年度

17,347

190

17,538

うち為替業務

前連結会計年度

6,040

83

6,123

当連結会計年度

5,827

81

5,909

 

(注) 「国内業務部門」は、当社の円建取引及び国内連結子会社の円建取引であります。「国際業務部門」は、当社の外貨建取引及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

 

(4) 国内業務部門・国際業務部門別特定取引の状況

① 特定取引収益・費用の内訳

特定取引収益は、前年比9千4百万円減少して3億3千2百万円となりました。

 

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

特定取引収益

前連結会計年度

109

316

426

当連結会計年度

161

171

332

うち商品有価証券収益

前連結会計年度

109

316

426

当連結会計年度

161

171

332

うち特定金融派生商品
収益

前連結会計年度

当連結会計年度

うちその他の特定取引
収益

前連結会計年度

当連結会計年度

特定取引費用

前連結会計年度

当連結会計年度

 

(注) 1 「国内業務部門」は、国内連結子会社の円建取引であります。「国際業務部門」は、連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

2 内訳科目は、それぞれ収益と費用で相殺し、収益が上回った場合には収益欄に、費用が上回った場合には費用欄に、上回った純額を計上しております。

 

 

② 特定取引資産・負債の内訳(末残)

特定取引資産は、前年比9千1百万円減少して23億1百万円となりました。

 

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

特定取引資産

前連結会計年度

2,392

0

2,392

当連結会計年度

2,301

2,301

うち商品有価証券

前連結会計年度

2,392

0

2,392

当連結会計年度

2,300

2,300

うち商品有価証券
派生商品

前連結会計年度

当連結会計年度

0

0

うちその他の特定
取引資産

前連結会計年度

当連結会計年度

特定取引負債

前連結会計年度

0

0

当連結会計年度

うち商品有価証券
派生商品

前連結会計年度

0

0

当連結会計年度

 

(注) 「国内業務部門」は、国内連結子会社の円建取引であります。「国際業務部門」は、連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

 

(5) 国内業務部門・国際業務部門別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前連結会計年度

11,118,649

102,444

11,221,093

当連結会計年度

11,653,114

116,167

11,769,282

うち流動性預金

前連結会計年度

6,582,688

6,582,688

当連結会計年度

6,844,953

6,844,953

うち定期性預金

前連結会計年度

4,402,379

4,402,379

当連結会計年度

4,580,643

4,580,643

うちその他

前連結会計年度

133,581

102,444

236,026

当連結会計年度

227,517

116,167

343,685

譲渡性預金

前連結会計年度

512,495

512,495

当連結会計年度

468,881

468,881

総合計

前連結会計年度

11,631,144

102,444

11,733,589

当連結会計年度

12,121,995

116,167

12,238,163

 

(注) 1 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

2 定期性預金=定期預金+定期積金

3 「国内業務部門」は、国内連結子会社の円建取引であります。「国際業務部門」は、連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

 

 

(6) 国内・海外別貸出金残高の状況

① 業種別貸出状況(末残・構成比)

業種別

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内
(除く特別国際金融取引勘定分)

9,166,167

100.00

9,595,748

100.00

製造業

715,686

7.81

713,179

7.43

農業,林業

18,717

0.20

21,255

0.22

漁業

17,461

0.19

17,914

0.19

鉱業,採石業,砂利採取業

11,602

0.13

11,974

0.12

建設業

266,172

2.90

265,677

2.77

電気・ガス・熱供給・水道業

137,581

1.50

167,653

1.75

情報通信業

61,067

0.67

71,094

0.74

運輸業,郵便業

422,834

4.61

430,185

4.48

卸売業,小売業

1,030,714

11.25

1,056,336

11.01

金融業,保険業

251,778

2.75

313,917

3.27

不動産業,物品賃貸業

1,573,254

17.16

1,709,242

17.81

その他各種サービス業

921,126

10.05

954,422

9.95

地方公共団体

1,116,625

12.18

1,079,469

11.25

その他

2,621,545

28.60

2,783,428

29.01

海外
(特別国際金融取引勘定分)

政府等

合計

9,166,167

9,595,748

 

(注) 「国内」とは、国内連結子会社(特別国際金融取引勘定分を除く)であります。「海外」とは、特別国際金融取引勘定分であります。

 

② 外国政府等向け債権残高(国別)

「外国政府等」とは、外国政府、中央銀行、政府関係機関又は国営企業であり、日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会報告第4号に規定する特定海外債権引当勘定を計上している国の外国政府等の債権残高を掲げることとしております。ただし、前連結会計年度及び当連結会計年度の外国政府等向け債権残高は該当ありません。

 

(7) 国内業務部門・国際業務部門別有価証券の状況

○ 有価証券残高(末残)

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

国債

前連結会計年度

1,701,905

1,701,905

当連結会計年度

1,692,068

1,692,068

地方債

前連結会計年度

40,671

40,671

当連結会計年度

48,956

48,956

社債

前連結会計年度

627,214

627,214

当連結会計年度

688,491

688,491

株式

前連結会計年度

99,162

99,162

当連結会計年度

126,273

126,273

その他の証券

前連結会計年度

28,703

221,453

250,157

当連結会計年度

23,202

233,289

256,491

合計

前連結会計年度

2,497,657

221,453

2,719,110

当連結会計年度

2,578,992

233,289

2,812,281

 

(注) 1 「国内業務部門」は、当社の円建取引及び国内連結子会社の円建取引であります。「国際業務部門」は、当社の外貨建取引及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

2 「その他の証券」には、外国債券を含んでおります。

 

(自己資本比率の状況)

(参考)

 自己資本比率は、銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第20号。以下、「告示」という。)に定められた算式に基づき、連結ベースについて算出しております。

 なお、当社は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては基礎的内部格付手法を採用しております。また、オペレーショナル・リスク相当額に係る額の算出は、粗利益配分手法を採用しております。

 

連結自己資本比率(国内基準)

                                            (単位:億円、%)

 

平成26年3月31日

1.連結自己資本比率(2/3)

10.28

2.連結における自己資本の額

6,539

3.リスク・アセットの額

63,602

4.連結総所要自己資本額(3×8%)

5,088

 

 

 

(資産の査定)

(参考)

 資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6条に基づき、株式会社福岡銀行、株式会社熊本銀行及び株式会社親和銀行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。

 

1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権

 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。

 

2 危険債権

 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。

 

3 要管理債権

 要管理債権とは、3ヵ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。

 

4 正常債権

 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。

 

資産の査定の額

 

株式会社福岡銀行

株式会社熊本銀行

株式会社親和銀行

債権の区分

平成25年
3月31日

平成26年
3月31日

平成25年
3月31日

平成26年
3月31日

平成25年
3月31日

平成26年
3月31日

金額(億円)

金額(億円)

金額(億円)

金額(億円)

金額(億円)

金額(億円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

144

169

23

25

31

44

危険債権

1,296

1,034

218

212

379

339

要管理債権

442

495

68

72

30

52

正常債権

67,663

71,437

9,740

10,095

13,318

13,775

 

(注) 単位未満は四捨五入しております。

 

 

2 【生産、受注及び販売の状況】

「生産、受注及び販売の状況」は、銀行持株会社における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。

 

3 【対処すべき課題】

平成26年度の我が国経済は、消費税増税に伴う消費の落ち込みが懸念されますが、先進国を中心に世界経済の改善が続くことが期待されることに加えて、政府による経済対策が実施されることから、景気腰折れは回避できるものと思われます。今後、民間投資を喚起する政府の成長戦略の施策が着実に実施されれば、自律的な景気回復が進むことが期待されます。一方で、中国をはじめとした新興国の経済動向やウクライナ情勢等の地政学的リスク、また電力供給の制約などのリスクは依然として残るものと見られます。

このような状況下、当社グループは平成25年度からスタートさせた第四次中期経営計画「ABCプランⅡ」に基づき、営業基盤の飛躍的拡大に取り組んでまいります。

ABCプランⅡでは、「お客様起点」で様々な構造改革を進め、営業基盤の飛躍的拡大を実現し、「九州全域で確固たる支持を獲得する総合金融グループ」を目指してまいります。

本計画では、「お客様とのリレーション深化」、「営業生産性の向上」、「グループ総合力の強化」及び「FFGブランドの磨き上げ(あなたのいちばんに。)」の4つの基本方針を定め、これらに基づいた各種戦略・施策に取り組んでまいります。

 

4 【事業等のリスク】

当社及び当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から開示しております。各項目に掲げられたリスクは、それぞれが独立するものではなく、ある項目のリスクの発生が関連する他の項目のリスクに結びつきリスクが増大する可能性があることについてもご留意ください。
 なお、本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は、別段の記載のない限り、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。

 

1 当社グループの経営統合に関するリスク(期待した統合効果を十分に発揮できない可能性)

当社グループは、平成19年4月の当社設立(福岡銀行と熊本ファミリー銀行(現 熊本銀行)の経営統合)及び平成19年10月の親和銀行完全子会社化以降、質の高い金融サービスを提供する広域展開型地域金融グループを目指して、事務やIT基盤の共通化等、統合効果を最大限に発揮するために最善の努力をいたしております。
 しかしながら、業務面での協調体制強化や営業戦略の不奏功、顧客との関係悪化、対外的信用力の低下、想定外の追加費用の発生等により、当初期待した統合効果を十分に発揮できず、結果として当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

2 信用リスク(不良債権問題)

貸出先の財務状況悪化等に起因する信用リスクは当社グループの銀行子会社が保有する最大のリスクであり、この信用リスクによって生じる信用コスト(与信関連費用)が増加する要因として以下のものがあります。

 

(1) 不良債権の増加

当社グループの不良債権は、世界経済及び日本経済の動向、不動産価格及び株価の変動、貸出先の経営状況等によっては増加する可能性があります。その結果、現時点の想定を上回る信用コストが発生した場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 貸倒引当金の積み増し

当社グループは、貸出先の財務状況、担保等による債権保全及び企業業績に潜在的に影響する経済要因等に基づいて、貸倒引当金を計上しております。貸出先の財務状況等が予想を超えて悪化した場合、現時点で見積もり計上した貸倒引当金が不十分となる可能性があります。また、地価下落等に伴い担保価値が低下し債権保全が不十分となった場合、貸倒引当金の積み増しが必要となる可能性があります。このような場合、信用コストが増加し、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(3) 特定業種の環境悪化

当社グループの貸出先の中には、世界経済及び日本経済の動向及び特定の業種における経営環境の変化等により、当該業種に属する企業の信用状態の悪化、担保・保証等の価値下落等が生じる可能性があります。
 そのような場合、当社グループのこれら特定業種における不良債権残高及び信用コストが増加し、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 貸出先への対応

当社グループは、貸出先のデフォルト(債務不履行等)に際して、法的整理によらず私的整理により再建することに経済合理性が認められると判断し、これらの貸出先に対して債権放棄又は追加融資を行って支援を継続することもあり得ます。支援継続に伴う損失額が貸倒引当金計上時点の損失見積額と乖離した場合、信用コストが増加し、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 
 また、このような貸出先に対しては、再建計画の正確性や実行可能性を十分に検証したうえで支援継続を決定いたしますが、その再建が必ず奏功するという保証はありません。再建が奏功しない場合には、これらの貸出先の倒産が新たに発生する可能性があります。その結果、信用コストが増加し、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) 権利行使の困難性

当社グループは、不動産市場における流動性の欠如又は価格の下落、有価証券価格の下落等の事情により、デフォルト状態にある貸出先に対して担保権を設定した不動産及び有価証券を処分することができない可能性があります。

そのような場合、債権保全を厳格に見積もることによる貸倒引当金の積み増しや、バルクセールによるオフバランス化を進めることもあり得ます。その結果、信用コストが増加し、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

3 自己資本比率

当社グループは、連結自己資本比率を平成18年金融庁告示第20号に定められる国内基準(4%)以上に維持する必要があります。また、当社の銀行子会社である福岡銀行、熊本銀行及び親和銀行は、連結自己資本比率及び単体自己資本比率を平成18年金融庁告示第19号に定められる国内基準(4%)以上に維持する必要があります。

当社グループ又は銀行子会社の自己資本比率が、求められる水準を下回った場合、金融庁長官から業務の全部又は一部の停止命令等を含む様々な命令を受けることとなります。

当社グループ又は銀行子会社の自己資本比率の低下に影響を与える主な要因として以下のものがあります。

 

(1) 不良債権処理に伴う信用コストの増加

不良債権の発生や処分に伴い発生する信用コストの増加は、当社グループの業績に悪影響を及ぼし、自己資本比率の低下につながる可能性があります。

 

(2) 繰延税金資産

現時点における会計基準に基づき、一定の条件の下で、将来における税負担額の軽減効果として繰延税金資産を貸借対照表に計上することが認められております。繰延税金資産の計算は、将来の課税所得に関するものを含めた様々な予測・仮定に基づいており、実際の結果がかかる予測・仮定とは異なる可能性があります。その結果、当社又は連結子会社が繰延税金資産の一部又は全部の回収ができないと判断された場合、当社グループの繰延税金資産は減額され、当社グループの業績に悪影響を及ぼし、自己資本比率の低下につながる可能性があります。

 

(3) その他

その他自己資本比率に影響を及ぼす要因として以下のものがあります。

・有価証券の時価の下落に伴う減損処理の増加

・貸出金等リスクアセットポートフォリオの変動

・自己資本比率の基準及び算定方法の変更

・本項記載のその他不利益項目の発生

 

 

4 業務に伴うリスク

(1) 市場リスク

当社グループの市場関連業務においては、様々な金融商品での運用を行っており、金利・為替・株式等の相場変動の影響を受けます。これらについては市場リスク量に対する評価・分析の検証及びモニタリング等を通して適時・適切にリスクをコントロールしていますが、金利・為替・株式等の市場のリスク・ファクターが大幅に変動した場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 流動性リスク

流動性リスクは、運用と調達の期間のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が困難になる、又は通常よりも著しく高い金利での調達を余儀なくされることにより損失を被るリスク(資金繰りリスク)及び市場の混乱等により市場において取引ができなかったり、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)です。

外部の格付機関が当社や銀行子会社の格付けを引き下げたり市場環境が悪化したりすると、これらのリスクが顕在化するおそれがあり、この場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(3) システムリスク

当社グループは、銀行子会社における営業店、ATM及び他行とを結ぶオンラインシステムや顧客情報を蓄積している情報システムを保有しております。当社グループでは、コンピュータシステムの停止や誤作動又は不正利用等のシステムリスクに対してシステムの安全稼働に万全を期すほか、セキュリティポリシーに則った厳格な情報管理を行うなど運用面での対策を実施しております。しかしながら、これらの対策にもかかわらず、重大なシステム障害が発生した場合には、決済業務に支障をきたす等当社グループの事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。その結果、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 事務リスク

当社グループでは、事務規程等に則った正確な事務処理を励行することを徹底し、事務事故の未然防止を図るため事務管理体制の強化に努めております。しかしながら、これらの対策にもかかわらず、重大な事務リスクが顕在化した場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) 情報漏洩等のリスク

当社グループでは、膨大な顧客情報を保有しており、情報管理に関する規程及び体制の整備や従業員教育の徹底により、情報資産の厳正な管理に努めております。しかしながら、今後、顧客情報や経営情報などの漏洩、紛失、改ざん、不正利用等が発生し、損害賠償等に伴う直接的な損失や、当社グループの信用低下等が生じた場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(6) 有形資産リスク

当社グループが所有及び賃借中の土地、建物、車両等の有形資産について、自然災害、犯罪行為、資産管理上の瑕疵等の結果、毀損、焼失あるいは劣化することにより業務の運営に支障をきたす可能性があります。また、固定資産の減損会計適用に伴い、評価額が低下した場合等には損失が発生する可能性があります。これら有形資産に係るリスクが顕在化した場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(7) 労務リスク

当社グループでは、コンプライアンス(法令等遵守)を経営の最重要課題のひとつと位置づけ、コンプライアンス態勢の充実と強化に取り組んでおりますが、今後、役職員による不法行為に起因し多大な損失が発生したり、当社グループの使用者責任が問われ信用低下等が生じた場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。また、労務管理面及び安全衛生環境面での問題等に起因して損失が発生した場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(8) 法務リスク

当社グループは、事業活動を行う上で、会社法、金融商品取引法、銀行法等の法令諸規制を受けるほか、各種取引上の契約を締結しております。当社グループは、これら法令諸規制や契約内容が遵守されるよう法務リスク管理等を行っておりますが、法令解釈の相違、法令手続きの不備、法令違反行為等により法令諸規制や契約内容を遵守できなかった場合には、罰則適用や損害賠償等に伴う損失が発生し、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(9) 内部統制の構築等に係るリスク

当社は、金融商品取引法に基づき、連結ベースの財務報告に係る内部統制が有効に機能しているか否かを評価し、その結果を内部統制報告書において開示しております。

当社グループは、適正な内部統制の構築、維持、運営に努めておりますが、予期しない問題が発生した場合等において、財務報告に係る内部統制の評価手続きの一部を実施できないことや、内部統制の重要な欠陥が存在すること等を余儀なく報告する可能性もあります。そのような場合、当社グループの業績及び財務状況並びに当社の株価に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(10) 業務範囲拡大に伴うリスク

当社グループは、法令等の規制緩和に伴う業務範囲の拡大等を前提とした多様な営業戦略を実施しております。当該業務の拡大が予想通りに進展せず想定した結果を得られない場合、営業戦略が奏功しないことにより、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(11) 競争

当社グループが主要な営業基盤とする福岡県、熊本県及び長崎県をはじめ営業戦略の上で広域展開を図る九州地区は、今後、他金融機関の進出や業務拡大に加え、地元金融機関同士の再編も予想されます。
 当社グループがこのような事業環境において競争優位を得られない場合、当初計画している貸出金の増強や手数料収益の増加が図れないこと等、営業戦略が奏功しないことにより、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

5 その他

(1) 持株会社のリスク

持株会社である当社は、その収入の大部分を当社が直接保有している銀行子会社から受領する配当金に依存しております。一定の状況下では、銀行法及び会社法その他法令上の規制又は契約上の制限等により、当該銀行子会社が当社に支払う配当金が制限される可能性があります。また、銀行子会社が十分な利益を計上することができず、当社に対して配当を支払えない状況が生じた場合には、当社株主への配当の支払が不可能となる可能性があります。

 

(2) 業績予想及び配当予想の修正

当社が上場する金融商品取引所の規則に基づいて公表する業績予想及び配当予想は、公表時点における入手可能な情報に基づき判断したものであります。従って、外部経済環境が変化した場合や予想の前提となった経営環境に関する条件等に変化があった場合は、同規則に基づいて、業績予想及び配当予想を修正する可能性があります。

 

(3) 各種規制の変更リスク

銀行持株会社及び銀行子会社は、事業運営上の様々な公的規制や金融システム秩序維持のための諸規制・政策のもとで業務を遂行しております。仮に一金融機関の経営破綻であっても連鎖反応により金融システム全体に重大な影響が及ぶおそれがある場合、これらの諸規制・政策が変更される可能性があります。現時点でその影響を予測することは困難ですが、コストの増加につながる場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(4) 地域経済の動向に影響を受けるリスク

当社グループは、福岡県、熊本県及び長崎県を中心とした九州地区を営業基盤としていることから、地域経済が悪化した場合は、業容の拡大が図れないほか、信用リスクが増加するなどして当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) 他金融機関等との提携等に関するリスク

当社グループは、経営環境の変化を踏まえ、高い企業価値を実現するための経営戦略を立案・策定し、他金融機関等との提携・協力関係を構築しております。しかしながら、金融機関を取り巻く経済・経営環境に関する前提条件が予想を超えて変動する等により、これら提携等が予定したとおりに完了しない可能性があります。また、新たな提携等が実現したとしても、当該提携等が当初想定したとおりの効果を生まない可能性もあります。

 

(6) 退職給付債務

当社グループの退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件に基づき算出されております。これらの前提条件が変更された場合、又は実際の年金資産の時価が下落した場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(7) 会計制度変更に伴うリスク

国際会計基準の適用等、会計制度の変更はコストの増加につながる可能性があります。現時点で将来の会計制度変更について、その影響を予測することは困難ですが、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) 風評リスク

当社グループや金融業界に対するネガティブな報道や風説・風評の流布が発生した場合、それが事実であるか否かにかかわらず、当社グループの業績及び財務状況並びに当社の株価に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(9) 外的要因により業務継続に支障をきたすリスク

当社グループの本部・営業店及び事務センター・システムセンター等の被災、停電、コンピューターウィルス、第三者の役務提供の欠陥等による大規模なシステム障害の発生、テロ、新型インフルエンザ等感染症の世界的流行等の外的要因により、当社グループにおける業務の全部又は一部の継続に支障をきたし、当社グループの事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。その結果、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

 

5 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

6 【研究開発活動】

該当事項はありません。

 

7 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態

①預金・譲渡性預金

 預金・譲渡性預金につきましては、流動性預金を中心に前年比5,045億円増加した結果、12兆2,381億円となりました。

②貸出金

 貸出金につきましては、法人貸出金を中心に前年比4,295億円増加した結果、9兆5,957億円となりました。

③有価証券

 有価証券につきましては、安全性と収益性の両面に留意し、健全なポートフォリオの運営に努めてまいりました結果、前年比931億円増加し、2兆8,122億円となりました。

④自己資本比率(国内基準)

 基礎的内部格付手法による連結自己資本比率(国内基準)は10.28%となりました。

 

(2) 経営成績

 連結経常収益は、その他経常収益の減少等により、前年比127億3千万円減少し、2,422億8千9百万円となりました。連結経常利益は、前年比117億5千7百万円減少し、570億2千万円となりました。連結当期純利益は、前年比41億3千3百万円増加し、361億9千2百万円となりました。

 

(3) キャッシュ・フロー

 「第2 事業の状況」中の「1 業績等の概要」に記載しております。