(注1)当社は当連結会計年度の有価証券報告書における連結財務諸表から、従来の米国会計基準に替えて、国際会計基準(IFRS)を任意適用することとしております。但し、当連結会計年度については、経営・業績管理を従来の米国会計基準で実施しているため、事業の状況における「業績等の概要」「財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー状況の分析」については、米国会計基準に基づき記載をしております。なお、後段の「経理の状況」は国際会計基準(IFRS)に基づき作成しているため、「財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー状況の分析」のうち、将来の経営目標等の記載及び当期の業績分析は国際会計基準(IFRS)の記載も合わせて行っております。
(1)業績(米国会計基準)
当連結会計年度における世界経済は、新興国の成長が引続き緩慢だったため、全体として緩やかなペースの成長に止まりました。原油価格(WTIベース/1バレルあたり)は、地政学的リスクに対する懸念から110ドルを上回る局面もありましたが、世界経済の拡大が緩やかなもとで90ドル台半ばから100ドル台前半を中心に推移し、3月末には102ドル程度となりました。
日本経済は回復基調を辿りました。個人消費や住宅投資等を中心に民間需要が回復した他、円安による価格競争力の改善を受けて輸出も緩やかながら持直しました。また、平成26年4月の消費税率引上げを控え、駆込み需要が膨らみ、平成25年度終盤には成長ペースが加速しました。
日本銀行の大規模な金融緩和と米国の中央銀行による金融緩和ペースの抑制を受けて、円・ドル相場は円安基調で推移し、4月初めの93円台が3月末には103円程度となりました。企業業績の回復に対する期待から、日経平均株価は4月初めの12,100円程度が一時16,300円程度まで上昇し、3月末には14,800円程度となりました。10年物国債利回りは4月初めの0.5%台が一時0.9%台へ急上昇する局面もありましたが、日本銀行による金融緩和策が浸透するにつれて安定を取戻し、3月末には0.6%台前半となりました。
中期経営計画「Brand-new Deal 2014」(2013年度から2014年度までの2ヵ年計画)の初年度である当期の具体的成果は次のとおりです。
生活消費関連分野
世界最大級の青果物メジャーである米国Dole Food Company社より、同社が保有するアジアにおける青果物事業とグローバルに展開する加工食品事業を取得しました。Doleの青果物は多くの地域で高い市場シェアを有し、特にアジアにおけるバナナ、パイナップルの最大輸入国である日本市場ではトップシェアを誇っております。当社グループは顧客ニーズを起点に、食料資源の開発から原料供給、製造加工、中間流通、リーテイルまでを有機的に結びつけ、効率的な生産、流通、販売を図るSIS戦略により築き上げたグローバルベースの生産、加工、流通、販売体制を活用し、当該事業が持つ世界的に認知度の高いブランドや青果物生産・加工・販売といった経営資源と融合し、更なるグローバル化を実現してまいります。また、当社とITOCHU Textile Prominent (ASIA)社は、高級婦人ファッションブランド「ANTEPRIMA(アンテプリマ)」の展開をはじめ、香港・中国・アジアでリーテイルビジネス等を幅広く手がける持株会社のFenix Group Holdings社傘下のASF社(本社・香港)の株式30.0%を取得しました。更に、国内最大手のジーンズ製造・販売業者で、国民的ブランドとして高い認知度を誇る自社ブランド「EDWIN」「SOMETHING」等の製造・販売に加え、北米を代表するジーンズブランド「Lee」「Wrangler」等のライセンスビジネスを展開し、数多くの優良ブランドと高い商品開発力を背景に企画・製造から販売まで、一貫した独自のビジネスモデルを構築するエドウイングループの持株会社である(株)エドウイン・ホールディングスの株式を取得することに合意しました。
基礎産業関連分野
当社と九州電力(株)、インドネシアのPT Medco Power Indonesia社、米国のOrmat Technologies社は、それぞれ保有する投資子会社及び共同で出資する事業会社Sarulla Operations社を通じ、インドネシア国有電力会社(以下「PLN」)並びにインドネシア国有石油会社の子会社PT Pertamina Geothermal Energy社(以下「PGE」)との間で、PGEが保有する北スマトラ州サルーラ地区の地熱鉱区に出力320MWの地熱発電所を建設し、2016年よりPLNに30年間売電する長期売電契約並びに融資契約を締結しました。世界の地熱源の4割が集中する世界最大の地熱源保有国であるインドネシアは、地熱を戦略的な電力源として位置付けており、当社は本事業を通じてインドネシア政府が掲げる地熱発電推進政策に貢献するとともに、今後も引続き地熱・風力等の再生可能エネルギーを活用した発電事業を積極的に推進します。また、豪州クイーンズランド州政府が官民共同で事業を行うPPP形態で進める鉄道車両供給事業者選定入札において、鉄道車両供給メーカーで世界最大手の1社であるカナダのBombardier社の豪州子会社、英国の大手投資会社John Laing社、英国ロイズ銀行の投資会社Uberior社とともに参画し、事業権を落札して正式契約を締結しました。更に、スペイン カナリア諸島の民営化された上下水道市場においてトップシェアを有し、自治体とのコンセッション契約に基づき延べ約130万人に対し上下水道サービスを提供する水道会社で、長年にわたって安定的かつ効率的な運営で優れた顧客サービスと堅実な財務実績を達成しているCanaragua Concesiones S.A.社の株式33.4%を取得しました。国内においては、日本全国に180以上の拠点を持ち、輸入車業界では販売台数で国内No.1の地位を確立し、輸入車市場の中で安定した存在感を発揮し続ける(株)ヤナセの株式を追加取得しました(当社持株率39.4%)。
資源関連分野
大手資源会社BHP Billiton社(豪・英)の鉄鉱石事業の一部であり、西豪州に位置するJimblebar鉄鉱山を開発しているBHP Iron Ore Jimblebar社の株式を取得しました。Jimblebar鉄鉱山は豊富な埋蔵量を有し、今後更なる鉱量増加が期待され、コスト競争力に優れる高品位鉱を生産する大規模露天掘の大型優良鉄鉱山であり、当社は中長期的に見込まれる鉄鉱石の世界的な需要増に対応するため、西豪州鉄鉱石事業の供給能力を更に拡充してまいります。また、当社は子会社を通じてアゼルバイジャン共和国カスピ海海域のACG鉱区において原油の開発・生産作業を実施しておりますが、2010年度よりACG鉱区にて開発作業を進めてきたチラグ油田及びグナシリ油田深海部の浅層を含む大規模な開発で、最大日量18万3千バレルの原油生産が可能な生産プラットフォームの設置や新たな開発井の掘削等を行う「チラグオイルプロジェクト」からの原油生産を開始しました。
当連結会計年度の「収益」(「商品販売等に係る収益」及び「売買取引に係る差損益及び手数料」の合計)は、エネルギー・化学品においては石油製品取引及び化学品取引の増加等により増収、食料においては主としてDole事業取得により増収、住生活・情報においては住宅資材関連事業が好調に推移したことに加え、携帯電話関連事業会社の業容拡大等により増収、機械においては自動車及びプラント関連取引の増加等により増収、加えて為替が円安になったことによる影響等もあり、前連結会計年度比9,511億円(20.8%)増収の5兆5,309億円となりました。
「売上総利益」は、住生活・情報においてはパルプ取引及び住宅資材関連事業の好調な推移、携帯電話関連事業会社の業容拡大、不動産取引の貢献等により増益、食料においては主としてDole事業取得により増益、金属においては石炭価格下落の影響はあったものの、鉄鉱石の販売数量増加等により増益、エネルギー・化学品においてはエネルギーのトレーディング取引の増加及び採算改善、化学品の取引増加等により増益、機械においては自動車、建機及びプラント関連の取引増加等があり増益、加えて為替が円安になったことによる影響等もあり、前連結会計年度比1,124億円(12.3%)増益の1兆283億円となりました。
「販売費及び一般管理費」は、Dole事業取得をはじめとする新規子会社化に伴う経費の増加及び為替が円安になったことによる影響等により、前連結会計年度比718億円(10.7%)増加の7,431億円となりました。
「貸倒引当金繰入額」は、前連結会計年度における一般債権に対する貸倒引当金取崩益計上の反動等により、前連結会計年度比57億円悪化の61億円(損失)となりました。
「受取利息」及び「支払利息」の合計である金利収支は、有利子負債は増加したものの、調達金利の低下等により、前連結会計年度比8億円(5.5%)改善の133億円(費用)となり、「受取配当金」は、プラント関連投資及びアパレル関連投資等からの配当の増加により、前連結会計年度比25億円(7.1%)増加の371億円となりました。その結果、金利収支に「受取配当金」を加えた金融収支は、前連結会計年度比32億円増加の238億円(利益)となりました。
「投資及び有価証券に係る損益」は、投資有価証券売却益の増加及び投資有価証券評価損の減少等により、前連結会計年度比136億円増加の595億円(利益)となりました。
「固定資産に係る損益」は、主として固定資産売却損益の好転により、前連結会計年度比77億円改善の16億円(損失)となりました。
「その他の損益」は、主として為替損益の好転により、前連結会計年度比33億円増加の130億円(利益)となりました。
これらの結果、「法人税等及び持分法による投資損益前利益」は、前連結会計年度比627億円(20.2%)増益の3,738億円となりました。
「法人税等」は、前連結会計年度比361億円(38.2%)増加の1,304億円(費用)となりました。
「持分法による投資損益」は、海外パルプ事業、豪州金属資源関連事業、自動車関連事業、船舶関連事業等の取込利益は増加した一方、ブラジル鉄鉱石事業における一過性の税金費用の計上、石炭価格下落及び取扱数量減少等によるコロンビア石炭事業からの取込利益の減少、海外メタノール事業の定期修繕長期化の影響に加え、前連結会計年度における産業資材関連事業の取得に伴う一過性の利益計上の反動等により減少となりました。また、米国石油ガス開発事業においては減損損失の増加があったものの、営業損益が改善したことにより取込損益はほぼ横ばいとなり、全体としては、前連結会計年度比6億円(0.7%)減少の853億円(利益)となりました。
以上の結果、「当期純利益」は、前連結会計年度比260億円(8.6%)増益の3,287億円となりました。
これより、「非支配持分に帰属する当期純利益」184億円を控除した「当社株主に帰属する当期純利益」は、前連結会計年度比300億円(10.7%)増益の3,103億円となりました。
(参考)
日本の会計慣行に基づく当連結会計年度の「売上高」は、エネルギー・化学品においてはエネルギーのトレーディング取引及び化学品の取引増加等により増収、食料においてはDole事業取得に加え、食料原料取引の増加及び食品流通関連子会社における取引増加等により増収、住生活・情報においてはパルプ取引及び住宅資材関連事業の好調な推移、携帯電話関連事業会社の業容拡大等により増収、機械においては船舶取引の減少はあったものの、欧州・アフリカ・中近東向け自動車取引の増加等により増収、加えて為替が円安になったことによる影響等もあり、前連結会計年度比2兆153億円増収の14兆5,668億円となりました。
「営業利益」は、金属においては石炭価格下落の影響はあったものの、鉄鉱石の販売数量増加等により増益、住生活・情報においては国内情報産業関連事業における競争激化に伴う利益率の低下はあったものの、住宅資材関連事業の好調な推移、欧州タイヤ事業における利益率改善、携帯電話関連事業会社の業容拡大に加え、不動産取引の貢献等により増益、食料においては主としてDole事業取得により増益、エネルギー・化学品においては前連結会計年度における英領北海エネルギー権益売却に伴う減少や貸倒引当金の増加はあったものの、エネルギーのトレーディング取引の増加及び採算改善、化学品の取引増加等により増益、機械においては前連結会計年度における貸倒引当金取崩益計上の反動はあったものの、自動車、建機及びプラント関連の取引増加等により増益となり、繊維においては減益となったものの、全体としては、前連結会計年度比349億円増益の2,791億円となりました。
当連結会計年度における、オペレーティングセグメント別の業績は次のとおりです。当社は6つのディビジョンカンパニーにより以下の区分にて、オペレーティングセグメント別業績を記載しております。
① 繊維カンパニー
売上高(セグメント間内部売上高を除く。以下同様)は、前連結会計年度における欧州アパレル製造・卸事業取得に加え、中国向け繊維原料取引の増加及び新規ブランドの導入等により、前連結会計年度比587億円(9.6%)増収の6,676億円となりました。売上総利益は、上記と同様の理由により、前連結会計年度比22億円(1.7%)増益の1,312億円となりました。当社株主に帰属する当期純利益は、受取配当金、投資及び有価証券損益の増加等があり、前連結会計年度の一過性の経費戻り益計上の反動はあったものの、前連結会計年度比12億円(3.9%)増益の325億円となりました。セグメント別資産は、取引拡大に伴う営業債権の増加等により、前連結会計年度末比176億円(3.6%)増加の5,045億円となりました。
② 機械カンパニー
売上高は、欧州・アフリカ・中近東向け自動車取引の増加及び円安の影響等があり、船舶取引の減少はあったものの、前連結会計年度比1,787億円(16.5%)増収の1兆2,650億円となりました。売上総利益は、自動車、建機及びプラント関連の取引増加に加え、円安の影響等があり、船舶取引の減少はあったものの、前連結会計年度比113億円(12.7%)増益の1,007億円となりました。当社株主に帰属する当期純利益は、売上総利益の増加に加え、受取配当金、投資及び有価証券損益並びに持分法投資損益の増加等があり、前連結会計年度の貸倒引当金取崩益計上の反動はあったものの、前連結会計年度比113億円(35.1%)増益の434億円となりました。セグメント別資産は、国内外における自動車関連事業の新規・追加投資実行、株価上昇に伴う投資有価証券の含み益増加に加え、円安の影響等もあり、前連結会計年度末比629億円(7.1%)増加の9,538億円となりました。
③ 金属カンパニー
売上高は、鉄鉱石の販売数量増加に加え、非鉄金属製品の取引増加及び円安の影響等があり、前連結会計年度比1,347億円(22.3%)増収の7,374億円となりました。売上総利益は、鉄鉱石の販売数量増加及び円安の影響等があり、石炭価格下落の影響はあったものの、前連結会計年度比126億円(15.9%)増益の921億円となりました。当社株主に帰属する当期純利益は、売上総利益は増加したものの、前連結会計年度における投資有価証券売却益計上の反動に加え、持分法投資損益においてブラジル鉄鉱石事業における一過性の税金費用の計上等もあり、前連結会計年度比84億円(10.2%)減益の741億円となりました。セグメント別資産は、豪州資源開発関連事業への新規投融資実行に加え、円安の影響等もあり、前連結会計年度末比1,330億円(11.3%)増加の1兆3,082億円となりました。
④ エネルギー・化学品カンパニー
売上高は、エネルギーのトレーディング取引及び化学品の取引増加に加え、円安の影響等があり、前連結会計年度比7,646億円(14.3%)増収の6兆1,221億円となりました。売上総利益は、エネルギーのトレーディング取引の増加・採算改善に加え、化学品の取引増加及び円安の影響等があり、前連結会計年度比114億円(6.9%)増益の1,764億円となりました。当社株主に帰属する当期純利益は、売上総利益は増加したものの、投資及び有価証券損益の減少、持分法投資損益の悪化等もあり、前連結会計年度比64億円(27.7%)減益の167億円となりました。セグメント別資産は、エネルギーのトレーディング取引において営業債権の回収が進んだことに加え、販売増加に伴うたな卸資産の減少等により、前連結会計年度末比515億円(3.9%)減少の1兆2,837億円となりました。
⑤ 食料カンパニー
売上高は、Dole事業取得に加え、食料原料取引の増加及び食品流通関連子会社における取引増加等により、前連結会計年度比4,494億円(13.4%)増収の3兆7,936億円となりました。売上総利益は、Dole事業取得に加え、既存事業の堅調な推移もあり、前連結会計年度比372億円(18.3%)増益の2,399億円となりました。当社株主に帰属する当期純利益は、Dole事業取得に加え、投資及び有価証券損益の増加等があり、前連結会計年度比118億円(25.8%)増益の575億円となりました。セグメント別資産は、食品流通関連子会社において前連結会計年度末休日要因の解消に伴う営業債権の減少はあったものの、Dole事業取得等により、前連結会計年度末比2,050億円(15.0%)増加の1兆5,752億円となりました。
⑥ 住生活・情報カンパニー
売上高は、パルプ取引及び住宅資材関連事業の好調な推移、携帯電話関連事業会社の業容拡大に加え、円安の影響等があり、前連結会計年度比4,050億円(27.1%)増収の1兆9,003億円となりました。売上総利益は、パルプ取引及び住宅資材関連事業の好調な推移、携帯電話関連事業会社の業容拡大、不動産取引の貢献に加え、円安の影響等があり、前連結会計年度比455億円(19.2%)増益の2,821億円となりました。当社株主に帰属する当期純利益は、売上総利益の増加に加え、投資及び有価証券損益、持分法投資損益の増加等により、前連結会計年度比242億円(46.5%)増益の763億円となりました。セグメント別資産は、携帯電話関連事業会社の子会社化、生活資材関連及び国内情報産業関連事業における営業債権の増加、不動産関連事業におけるたな卸資産の増加に加え、円安の影響等もあり、前連結会計年度末比2,183億円(16.0%)増加の1兆5,817億円となりました。
⑦ その他及び修正消去
売上高は、北米設備資材取引の増加及び円安の影響等があり、前連結会計年度比241億円(42.6%)増収の808億円となりました。売上総利益は、北米設備資材取引の増加はあったものの、修正消去の増加等により、前連結会計年度比79億円(57.1%)減益の59億円となりました。当社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度における無税化実現による税金費用改善の反動等があり、前連結会計年度比38億円(27.7%)減益の98億円となりました。セグメント別資産は、現預金の増加等により、前連結会計年度末比1,458億円(29.4%)増加の6,415億円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における「現金及び現金同等物」は、Dole事業取得及び豪州資源開発関連事業への新規投融資実行等に加え、借入金の返済等があったものの、海外資源、エネルギー、食料、機械、情報関連の取引等において営業取引収入が堅調に推移したこと、機械、生活資材、食料等において資金回収を着実に行ったこと等により、前連結会計年度末比836億円(14.7%)増加の6,533億円となりました。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、海外資源、エネルギー、食料、機械、情報関連の取引等において営業取引収入が堅調に推移したことに加え、機械、生活資材、食料等において資金回収を着実に行ったこと等により、4,184億円のネット入金となりました。前連結会計年度に比し、1,727億円のネット入金増加となっております。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、Dole事業取得及び豪州資源開発関連事業への新規投融資実行等により、2,667億円のネット支払となりました。前連結会計年度に比し、667億円のネット支払増加となっております。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、新規投融資の実行に伴う資金調達等があったものの、借入金の返済を進めたこと等により、717億円のネット支払となりました。前連結会計年度に比し、604億円のネット支払増加となっております。
(3)従前の会計基準(米国会計基準)に基づき作成した要約連結財務諸表
①要約連結貸借対照表(米国会計基準)
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前連結会計年度末 (平成25年3月31日) |
当連結会計年度末 (平成26年3月31日) |
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区分 |
金額(百万円) |
金額(百万円) |
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(資産の部) |
|
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流動資産 |
|
|
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現金及び現金同等物 |
569,716 |
653,332 |
|
定期預金 |
7,120 |
7,653 |
|
有価証券 |
3,655 |
4,536 |
|
営業債権 |
1,696,415 |
1,798,237 |
|
関連会社に対する債権 |
194,449 |
160,768 |
|
たな卸資産 |
657,853 |
749,927 |
|
前渡金 |
70,871 |
79,130 |
|
前払費用 |
39,355 |
52,061 |
|
繰延税金資産 |
47,810 |
49,758 |
|
その他の流動資産 |
268,939 |
279,467 |
|
流動資産合計 |
3,556,183 |
3,834,869 |
|
|
|
|
|
投資及び長期債権 |
|
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|
関連会社に対する投資及び長期債権 |
1,645,568 |
1,816,796 |
|
その他の投資 |
530,293 |
575,510 |
|
その他の長期債権 |
139,790 |
150,735 |
|
貸倒引当金 |
△35,929 |
△27,594 |
|
投資及び長期債権合計 |
2,279,722 |
2,515,447 |
|
|
|
|
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有形固定資産 |
|
|
|
有形固定資産(取得原価) |
1,390,629 |
1,485,634 |
|
減価償却累計額 |
△586,374 |
△628,722 |
|
有形固定資産合計 |
804,255 |
856,912 |
|
|
|
|
|
前払年金費用 |
223 |
8,057 |
|
長期繰延税金資産 |
51,447 |
20,906 |
|
その他の資産 |
425,616 |
612,249 |
|
資産合計 |
7,117,446 |
7,848,440 |
|
|
前連結会計年度末 (平成25年3月31日) |
当連結会計年度末 (平成26年3月31日) |
|
区分 |
金額(百万円) |
金額(百万円) |
|
(負債及び資本の部) |
|
|
|
流動負債 |
|
|
|
短期借入金 |
435,880 |
402,262 |
|
1年以内に期限の到来する長期債務 |
46,664 |
62,730 |
|
営業債務 |
1,469,155 |
1,545,928 |
|
関連会社に対する債務 |
42,606 |
41,526 |
|
未払費用 |
166,714 |
189,646 |
|
未払法人税等 |
37,758 |
36,389 |
|
前受金 |
66,689 |
89,181 |
|
繰延税金負債 |
574 |
1,056 |
|
その他の流動負債 |
209,901 |
214,256 |
|
流動負債合計 |
2,475,941 |
2,582,974 |
|
|
|
|
|
長期債務 |
2,447,868 |
2,628,937 |
|
退職給与及び年金債務 |
36,804 |
41,613 |
|
長期繰延税金負債 |
44,214 |
72,093 |
|
負債合計 |
5,004,827 |
5,325,617 |
|
|
|
|
|
株主資本 |
|
|
|
資本金 |
202,241 |
202,241 |
|
資本剰余金 |
113,408 |
113,820 |
|
利益剰余金 |
|
|
|
利益準備金 |
29,533 |
36,181 |
|
その他利益剰余金 |
1,471,895 |
1,710,662 |
|
利益剰余金合計 |
1,501,428 |
1,746,843 |
|
累積その他の包括損益 |
|
|
|
為替換算調整額 |
△57,605 |
65,139 |
|
年金債務調整額 |
△87,373 |
△75,222 |
|
未実現有価証券損益 |
99,018 |
99,737 |
|
未実現デリバティブ評価損益 |
△2,979 |
△2,795 |
|
累積その他の包括損益合計 |
△48,939 |
86,859 |
|
自己株式 |
△2,703 |
△2,800 |
|
株主資本合計 |
1,765,435 |
2,146,963 |
|
非支配持分 |
347,184 |
375,860 |
|
資本合計 |
2,112,619 |
2,522,823 |
|
負債及び資本合計 |
7,117,446 |
7,848,440 |
②要約連結損益計算書(米国会計基準)
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前連結会計年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) |
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区分 |
金額(百万円) |
金額(百万円) |
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収益 |
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商品販売等に係る収益 |
4,245,976 |
5,193,867 |
|
売買取引に係る差損益及び手数料 |
333,787 |
337,028 |
|
収益合計 |
4,579,763 |
5,530,895 |
|
商品販売等に係る原価 |
△3,663,884 |
△4,502,622 |
|
売上総利益 |
915,879 |
1,028,273 |
|
その他の収益(△費用) |
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|
販売費及び一般管理費 |
△671,319 |
△743,117 |
|
貸倒引当金繰入額 |
△341 |
△6,062 |
|
受取利息 |
9,153 |
11,659 |
|
支払利息 |
△23,207 |
△24,945 |
|
受取配当金 |
34,626 |
37,079 |
|
投資及び有価証券に係る損益 |
45,856 |
59,504 |
|
固定資産に係る損益 |
△9,273 |
△1,616 |
|
その他の損益 |
9,738 |
13,033 |
|
その他の収益(△費用)合計 |
△604,767 |
△654,465 |
|
法人税等及び持分法による投資損益前利益 |
311,112 |
373,808 |
|
法人税等 |
△94,333 |
△130,408 |
|
持分法による投資損益前利益 |
216,779 |
243,400 |
|
持分法による投資損益 |
85,891 |
85,252 |
|
当期純利益 |
302,670 |
328,652 |
|
非支配持分に帰属する当期純利益 |
△22,373 |
△18,385 |
|
当社株主に帰属する当期純利益 |
280,297 |
310,267 |
③要約連結包括損益計算書(米国会計基準)
|
|
前連結会計年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) |
|
区分 |
金額(百万円) |
金額(百万円) |
|
当期純利益 |
302,670 |
328,652 |
|
その他の包括損益(税効果控除後) |
|
|
|
為替換算調整額 |
157,696 |
133,031 |
|
年金債務調整額 |
10,546 |
12,674 |
|
未実現有価証券損益 |
35,731 |
476 |
|
未実現デリバティブ評価損益 |
397 |
75 |
|
その他の包括損益(税効果控除後)計 |
204,370 |
146,256 |
|
包括損益 |
507,040 |
474,908 |
|
非支配持分に帰属する包括損益 |
△31,221 |
△28,694 |
|
当社株主に帰属する包括損益 |
475,819 |
446,214 |
④要約連結資本勘定増減表(米国会計基準)
|
|
前連結会計年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) |
|
区分 |
金額(百万円) |
金額(百万円) |
|
資本金 |
|
|
|
期首残高 |
202,241 |
202,241 |
|
期末残高 |
202,241 |
202,241 |
|
資本剰余金 |
|
|
|
期首残高 |
112,370 |
113,408 |
|
子会社持分の追加取得及び一部売却による増減等 |
1,038 |
412 |
|
期末残高 |
113,408 |
113,820 |
|
利益剰余金 |
|
|
|
利益準備金 |
|
|
|
期首残高 |
22,134 |
29,533 |
|
利益準備金繰入額 |
7,590 |
6,648 |
|
子会社並びに関連会社の普通株式の売却による再配分 |
△191 |
- |
|
期末残高 |
29,533 |
36,181 |
|
その他の利益剰余金 |
|
|
|
期首残高 |
1,274,131 |
1,471,895 |
|
当社株主に帰属する当期純利益 |
280,297 |
310,267 |
|
当社株主への支払配当金 |
△75,134 |
△64,852 |
|
利益準備金繰入額 |
△7,590 |
△6,648 |
|
子会社並びに関連会社の普通株式の売却による再配分 |
191 |
- |
|
期末残高 |
1,471,895 |
1,710,662 |
|
累積その他の包括損益 |
|
|
|
期首残高 |
△244,394 |
△48,939 |
|
その他の包括損益 |
195,522 |
135,947 |
|
子会社持分の追加取得及び一部売却による増減 |
△67 |
△149 |
|
期末残高 |
△48,939 |
86,859 |
|
自己株式 |
|
|
|
期首残高 |
△2,685 |
△2,703 |
|
増減 |
△18 |
△97 |
|
期末残高 |
△2,703 |
△2,800 |
|
株主資本合計 |
1,765,435 |
2,146,963 |
|
非支配持分 |
|
|
|
期首残高 |
332,344 |
347,184 |
|
非支配持分に帰属する当期純利益 |
22,373 |
18,385 |
|
非支配持分に帰属するその他の包括損益 |
8,848 |
10,309 |
|
非支配持分への支払配当金 |
△6,482 |
△13,281 |
|
子会社持分の追加取得及び一部売却による増減 |
△254 |
△286 |
|
その他増減 |
△9,645 |
13,549 |
|
期末残高 |
347,184 |
375,860 |
|
資本合計 |
2,112,619 |
2,522,823 |
⑤要約連結キャッシュ・フロー計算書(米国会計基準)
|
|
前連結会計年度 (自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日) |
|
区分 |
金額(百万円) |
金額(百万円) |
|
営業活動によるキャッシュ・フロー: |
|
|
|
当期純利益 |
302,670 |
328,652 |
|
営業活動によるキャッシュ・フローに 調整するための修正 |
|
|
|
減価償却費等 |
87,169 |
105,129 |
|
貸倒引当金繰入額 |
341 |
6,062 |
|
投資及び有価証券に係る損益 |
△ 45,856 |
△ 59,504 |
|
固定資産に係る損益 |
9,273 |
1,616 |
|
持分法による投資損益(受取配当金差引後) |
△ 33,905 |
△ 28,870 |
|
繰延税金 |
15,912 |
36,328 |
|
資産・負債の変動他 |
△ 89,943 |
28,983 |
|
営業活動によるキャッシュ・フロー |
245,661 |
418,396 |
|
投資活動によるキャッシュ・フロー: |
|
|
|
有形固定資産等の取得及び売却 |
△ 113,387 |
△ 83,836 |
|
関連会社に対する投資及び長期債権の増減 |
△ 69,719 |
△ 16,786 |
|
投資等の取得及び売却 |
△ 8,697 |
△ 143,208 |
|
長期債権の発生及び回収 |
△ 6,863 |
△ 22,570 |
|
定期預金の増減 |
△ 1,324 |
△ 292 |
|
投資活動によるキャッシュ・フロー |
△ 199,990 |
△ 266,692 |
|
財務活動によるキャッシュ・フロー: |
|
|
|
長期債務による調達及び返済 |
123,362 |
87,209 |
|
短期借入金の増減 |
△ 41,104 |
△ 79,251 |
|
その他 |
△ 93,581 |
△ 79,665 |
|
財務活動によるキャッシュ・フロー |
△ 11,323 |
△ 71,707 |
|
為替相場の変動による現金及び現金同等物への影響額 |
21,879 |
3,619 |
|
現金及び現金同等物の増減額 |
56,227 |
83,616 |
|
現金及び現金同等物の期首残高 |
513,489 |
569,716 |
|
現金及び現金同等物の期末残高 |
569,716 |
653,332 |
(1)仕入の状況
仕入高と売上高との差異は僅少なため、仕入高の記載は省略しております。
(2)成約の状況
成約高と売上高との差異は僅少なため、成約高の記載は省略しております。
(3)売上の状況
上記「1 業績等の概要」をご参照ください。
今後の当社グループを取り巻く経営環境を展望しますと、世界経済は成長のペースが緩やかに加速する可能性が高いと見込まれます。新興国経済の一部では景気の停滞が継続するものの、米国を中心に先進国経済では景気回復の動きが徐々に強まると考えられます。但し、先進国の金融政策の変更等を受けて金融環境に変化が生じ、為替や株価、商品市場が急変するリスク、並びにそれらの金融市場の急変が資産価格の変動等を通じて、世界経済に悪影響を及ぼすリスクには、引続き十分な注意を払う必要があります。日本経済は、平成25年度に生じた消費税率引上げ前の駆込み需要の反動減や増税による負担増を受けて、成長ペースが鈍化しますが、平成25年度補正予算による成長の下支えや金融緩和の継続等もあり、景気の回復基調を維持すると見込まれます。
・中期経営計画「Brand-new Deal 2014」の更なる推進
当社グループは、中期経営計画「Brand-new Deal 2014」(2013年度から2014年度までの2ヵ年計画)の後半となる2014年度においても、ビジネスの基本である「稼ぐ」「削る」「防ぐ」を引継ぎ、更なる成長を実現するために、以下の3点を「Brand-new Deal 2014」の基本方針として掲げております。
1点目は「収益拡大」です。前中期経営計画期間中に実行した約9,700億円の新規投資案件の着実な育成と収益の拡大を図ると同時に、既存ビジネスにおいても経営改善努力を継続し収益性の向上を実現していきます。更に、2ヵ年でネット8,000億円、グロス投資ベースで1兆円を上限とした新規投資を優良案件に厳選したうえで積極的に取組み、更なる収益基盤の拡充を実現します。
2点目は「バランスの取れた成長」です。新規投資については非資源と資源のバランスを考慮し、当社の強みである生活消費関連の更なる強化や、機械や化学品等の基礎産業関連の収益の底上げを実現することにより、非資源No.1商社を目指し、その地位を確固たるものにしていきます。更に、国内ビジネスやトレードビジネスの再強化にも注力します。また、分野ごとにポジションは違うものの、商社機能・付加価値を更につけて存在感を増し、それぞれの分野で強みを発揮することにより、総合力を一段と強化します。
3点目は「財務規律遵守と低重心経営」です。積極的な投資実行と並行して、営業キャッシュフローの拡大や政策目的保有株式のEXIT等を促進するとともに、収益の積上げによる株主資本の拡充を進めます。NET DERについては健全な水準を維持していきます。また、引続き売総経費率の改善に努め、不透明な経営環境の中で経営の低重心化を実践していきます。
経営基盤の強化にも引続き取組みます。海外コンプライアンス体制の強化を継続するとともに、国内外における贈収賄・独禁法リスクについても、実効的・効率的な調査・モニタリング体制の構築を図ります。また、コーポレート・ガバナンスについては、複数名の社外取締役を含む取締役会と社外監査役が過半を占める監査役会を基礎とした企業統治体制といたします。
当社グループは、その広範にわたる事業の性質上、市場リスク・信用リスク・投資リスクをはじめ様々なリスクにさらされております。これらのリスクは、予測不可能な不確実性を含んでおり、将来の当社グループの財政状態及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。当社グループはこれらのリスクに対処するため、必要なリスク管理体制及び管理手法を整備し、リスクの監視及び管理を行っておりますが、これらのすべてのリスクを完全に回避するものではありません。
将来事項に関する記述につきましては、当連結会計年度末現在において入手可能な情報に基づき、当社が合理的であると判断したものであります。
(1)マクロ経済環境に関するリスク
当社グループは、国内における商品売買・輸出入・海外拠点間における貿易取引に加え、金属資源やエネルギーの開発等、多様な商取引形態を有し、各事業領域において原料調達から製造・販売に至るまで幅広く事業を推進しております。
主な事業領域ごとの特性として、プラント・自動車・建設機械等の機械関連取引、金属資源・エネルギー・化学品等のトレード並びに開発投資については世界経済の動向に大きく影響を受ける一方、繊維・食料等の生活消費関連分野は相対的に国内景気の影響を受けやすいと言えます。但し、経済のグローバル化の進展に伴い、生活消費関連分野についても世界経済の動向による影響が大きくなっております。
当社グループは、世界各地で取引及び事業展開をしているため、世界経済全般のみならず、海外の特定地域に固有の経済動向も、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(2)市場リスク
当社グループは、為替相場、金利、商品市況及び株価の変動等による市場リスクにさらされております。そのため、当社グループはバランス枠設定等による管理体制を構築するとともに、様々なヘッジ取引を利用すること等により、為替相場、金利及び商品市況の変動等によるリスクを最小限に抑える方針であります。
① 為替リスク
当社グループは、輸出入取引が主要事業の一つであり、外貨建の取引において為替変動リスクにさらされております。そのため、先物為替予約等のデリバティブを活用したヘッジ取引により、為替変動リスクの軽減に努めておりますが、完全に回避できるものではありません。
また、当社の海外事業に対する投資については、為替の変動により、為替換算調整勘定を通じて株主資本が増減するリスク、期間損益の円貨換算額が増減するリスクが存在します。これらの為替変動リスクは、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
② 金利リスク
当社グループは、投資活動、融資活動及び営業取引に伴う資金の調達や運用において金利変動リスクにさらされております。そのため、投資有価証券や固定資産等の金利不感応資産のうち、変動金利にて調達している部分を金利変動リスクにさらされている金利ミスマッチ額として捉え、金利が変動することによる損益額の振れを適切にコントロールするために金利変動リスクの定量化に取組んでおります。
具体的には「EaR(Earnings at Risk )」という手法を用いて支払利息の損失限度額を設定し、主に金利スワップ契約によるヘッジ取引を行うことで金利変動リスク管理を行っております。
しかしながら、これらの管理手法を用いたとしても、金利変動リスクを完全に回避できるものではなく、金利動向によっては、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
③ 商品価格リスク
当社グループは、様々な商品の売り繋ぎを基本とした実需取引を行っておりますが、相場動向を考慮し買越及び売越ポジションを持つことで価格変動リスクにさらされる場合があります。そのため、たな卸在庫、売買契約等を把握し、主要な商品についてはディビジョンカンパニーごとにミドル・バックオフィスを設置し、個別商品ごとに商品バランス枠及び損失限度額の設定、モニタリング管理を行うとともに、定期的なレビューを実施しております。
また、当社グループは、金属資源・エネルギーの開発事業やその他の製造事業に参画しており、当該事業における生産物・製品に関しても上記と同様に価格変動リスクにさらされております。
これらの商品価格リスクに対しては商品先物・先渡契約等によるヘッジ取引を行うことでリスクの軽減に努めておりますが、完全に回避できるものではなく、商品価格の動向によっては、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
④ 株価リスク
当社グループは、主に顧客・サプライヤー等との関係強化、または投資先への各種提案等を行うこと等による事業収益追求や企業価値向上を図るため、市場性のある様々な株式を保有しており、株価変動のリスクにさらされております。そのため、VaR(Value at Risk)という手法を用いて株価変動に伴う連結株主資本への影響額を定期的に把握し、モニタリングしておりますが、株価の動向によっては、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(3)信用リスク
当社グループは、国内外の取引先に対し営業債権、貸付金、保証その他の形で信用供与を行っております。取引先の信用状況の悪化や経営破綻等により、これらの債権等が回収不能となる、あるいは、商取引が継続できないことにより、取引当事者としての義務を果たせず、契約履行責任を負担することとなる等の信用リスクを有しております。そのため、当社グループでは、信用供与の実施に際して、信用限度額の設定及び必要な担保・保証等の取得等を通じたリスク管理を行うことでリスクの軽減に努めるとともに、取引先の信用力、回収状況及び滞留債権の状況等に基づき貸倒引当金を設定しております。
しかしながら、こうした管理を行ったとしても、信用リスクの顕在化を完全に回避できるものではなく、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(4)カントリーリスク
当社グループは、海外の様々な国・地域において取引及び事業活動を行っており、これらの国・地域の政治・経済・社会情勢等に起因して生じる予期せぬ事態、各種法令・規制の変更等による国家収用・送金停止等のカントリーリスクを有しております。そのため、案件ごとに回避策を講じるとともに、エクスポージャーの集中を防止することを目的として、総枠・国別枠の設定、国別与信方針の策定等を行うことにより、リスクの
軽減に努めておりますが、完全に回避できるものではありません。
このようなリスクが顕在化した場合には、債権回収や事業遂行の遅延・不能等が起こる可能性があり、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(5)投資リスク
当社グループは、様々な事業に対する投資活動を行っておりますが、このような投資活動においては、経営環境の変化、投資先やパートナーの業績停滞等に伴い期待通りの収益が上げられないリスクや、投資先の業績の停滞等に伴い投資の回収可能性が低下する場合及び株価が一定水準を下回る状態が相当期間にわたり見込まれる場合には、投資の一部または全部が損失となる、あるいは追加資金拠出が必要となるリスクがあります。またパートナーとの経営方針の相違、投資の流動性の低さ等により当社グループが望む時期や方法での事業撤退や事業再編が行えないリスク、あるいは、投資先から適切な情報を入手できず当社グループに不利益が発生する等の投資リスクがあります。そのため、新規投資の実行については投資基準を設けて意思決定するとともに、既存投資のモニタリングを定期的に行い、投資効率が低い等保有意義の乏しい投資に対しては、Exit基準を適用することにより資産の入替えを促進する等、リスクの軽減に努めております。
しかしながら、こうした管理を行ったとしても、投資リスクを完全に回避できるものではなく、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(6)固定資産に関する減損リスク
当社グループが保有する不動産、航空機・船舶及び資源開発関連資産等の固定資産は、減損リスクにさらされております。
現時点において必要な減損等の処理は実施しておりますが、今後各種市況の悪化、需要の減退及び開発計画の変更等に伴い保有固定資産の経済価値が低下した場合には、更に必要な減損処理を実施することになります。このような場合には、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(7)資金調達に関するリスク
当社グループは、国内外の金融機関等からの借入金及びコマーシャル・ペーパー、社債の発行により、事業に必要な資金を調達し十分な流動性を確保するためのALM(Asset Liability Management)に努めております。しかしながら、当社に対する格付の大幅な引下げ等により金融市場での信用力が低下した場合、あるいは、主要金融市場における金融システムの混乱が発生した場合等には、金融機関・投資家から当社グループが必要な時期に希望する条件で資金調達ができなくなる可能性や資金調達コストが増大する可能性があります。このような場合には、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(8)退職給付費用及び退職給付債務に関するリスク
当社グループの退職給付費用及び退職給付債務は、数理計算上の前提に基づき算出されております。しかしながら、数理計算上の前提条件を変更する必要性が生じた場合、あるいは、証券市場の低迷により年金資産が毀損した場合等には、退職給付費用・退職給付債務の増加や年金資産の追加的支出が必要となる可能性があります。このような場合には、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(9)繰延税金資産に関するリスク
当社グループの連結財政状態計算書において、資産側に計上される繰延税金資産は金額上重要性があり、繰延税金資産の評価に関する会計上の判断は、当社グループの連結財務諸表に重要な影響を及ぼします。そのため、当社グループは、将来の課税所得と実行可能なタックス・プランニングを考慮し、実現可能な繰延税金資産を計上しております。
しかしながら、タックス・プランニングにおける課税所得の見積りの変動及びタックス・プランニングの変更、あるいは税率変動等を含む税制の変更等があった場合には、繰延税金資産が増減する可能性があります。このような場合には、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(10)競合リスク
当社グループは、多種多様な商品及びサービスを取扱っているため、他の総合商社をはじめ内外の様々な企業と競合する可能性があります。当社グループよりも優れた経験、技術、資金調達力を有し、顧客のニーズに合った商品やサービスを提供できる企業が存在することも否定はできません。また、経済のグローバル化に伴い、欧米等先進国の企業だけでなく新興成長国の企業との競争も激化しつつあります。更に将来、規制緩和や異業種参入等のビジネス環境の変化や技術革新等によっても当社グループの競争力を維持できなくなる可能性もあります。このようなリスクが顕在化した場合には、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(11)重要な訴訟等に関するリスク
当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼすおそれのある訴訟、仲裁その他の法的手続は現在ありません。しかしながら、当社グループの国内及び海外における事業活動等が今後重要な訴訟等の対象となり、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(12)法令・規制に関するリスク
当社グループは、国内外で様々な商品及びサービスを取扱う関係上、関連する法令・規制は多岐にわたります。具体的には、会社法、金融商品取引法、税法、各種業界法、外為法を含む貿易関連諸法、独禁法、知的財産法、環境に関する法令、海外事業に係る当該国の各種法令・規制等があり、当社グループでは法令遵守を極めて重要な企業の責務と認識のうえ、コンプライアンス体制を強化して法令遵守の徹底を図っております。
しかしながら、こうした対策を行ったとしても、役員及び従業員による個人的な不正行為等を含めコンプライアンスに関するリスクもしくは社会的に信用が毀損されるリスクを回避できない可能性があります。
また、国内外の行政・司法・規制当局等による予期せぬ法令の制定・改廃が行われる可能性や、社会・経済環境の著しい変化等に伴う各種規制の大幅な変更の可能性も否定できません。
このような場合には、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(13)環境に関するリスク
当社グループは、地球環境問題を経営方針の最重要事項の一つとして位置付け、環境方針を定めるとともに、商品取扱・サービス提供及び事業投資案件において、法令抵触リスクを含む環境リスクを未然に防止する環境マネジメントシステムを構築する等、環境問題に積極的に取組んでおります。
しかしながら、当社グループの事業活動により環境汚染等が生じた場合には、事業の遅滞や停止、汚染除去費用や損害賠償費用等の発生、社会的評価の低下等につながる可能性があり、将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(14)自然災害・気候変動等に関するリスク
当社グループが事業活動を展開する国や地域において、地震等の自然災害及び新型インフルエンザ等の感染症が発生した場合には、当社グループの事業活動に影響を与える可能性があります。当社は、大規模災害時及び新型インフルエンザ発生時における業務継続計画(BCP)の策定、安否確認システムの導入、防災訓練等の対策を講じており、グループ会社においても個々に各種対策を講じております。
しかしながら、当社グループの事業活動は広範な地域にわたって行われており、自然災害及び新型インフルエンザ等の感染症の被害発生時には、その被害を完全に回避できるものではなく、将来の当社グループの財政状態及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
また、気候変動の影響等により異常気象が発生した場合には、当社グループの事業活動に悪影響を与える可能性があり、将来の当社グループの財政状態及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(15)情報システム及び情報セキュリティに関するリスク
当社グループは、すべての役員及び従業員に対し、情報の取扱に関する行動規範を定め、高い情報セキュリティレベルを確保することを重要事項と認識しております。当社グループは情報共有や業務の効率化のため、情報システムを構築・運用するとともに、情報システム運営上の安全性確保のため、セキュリティガイドラインの設定、危機管理対応の徹底に取組んでおります。
しかしながら、こうした対策を行ったとしても、外部からの予期せぬ不正アクセス、コンピューターウィルス侵入等による機密情報・個人情報の漏洩、設備の損壊・通信回線のトラブル等による情報システムの停止等のリスクを完全に回避できるものではなく、被害の規模によっては将来の当社グループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
特記すべき事項はありません。
特記すべき事項はありません。
当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析は次のとおりです。なお、当連結会計年度の業績、オペレーティングセグメントの業績及びキャッシュ・フローの状況(米国会計基準)についての概要説明については、「1 業績等の概要」をご参照ください。
また、次期以降の見通しに関する記述につきましては、当連結会計年度末現在において入手可能な情報に基づき、当社が合理的であると判断したものです。従って、実際の当社グループの連結業績は、「4 事業等のリスク」等に記載されている要素及びその他の潜在的リスクや不確定要素により、これらの予測された内容とは異なる結果となることがあります。
(1)当連結会計年度の経営成績の分析及び平成26年度の業績見通し
① 当連結会計年度の経営成績(米国会計基準)
(ⅰ) 収益
当社及び子会社は、ASCトピック605「収益の認識」の規定に基づき、製造業・加工業・サービス業等で第一義的な責任を負っている取引に係る収益、売上約定のない買持在庫リスクを負う取引額等について、連結損益計算書上「商品販売等に係る収益」として収益を総額(グロス)にて表示しております。また、収益を純額(ネット)にて表示すべき取引額については、連結損益計算書上「売買取引に係る差損益及び手数料」として表示しております。当連結会計年度にて総額表示した「商品販売等に係る収益」は5兆1,939億円、純額表示した「売買取引に係る差損益及び手数料」は3,370億円となり、収益合計としては、エネルギー・化学品においては石油製品取引及び化学品取引の増加等により増収、食料においては主としてDole事業取得により増収、住生活・情報においては住宅資材関連事業が好調に推移したことに加え、携帯電話関連事業会社の業容拡大等により増収、機械においては自動車及びプラント関連取引の増加等により増収、加えて為替が円安になったことによる影響等もあり、前連結会計年度比9,511億円(20.8%)増収の5兆5,309億円となりました。
(ⅱ) 売上総利益
当連結会計年度の「売上総利益」は、住生活・情報においてはパルプ取引及び住宅資材関連事業の好調な推移、携帯電話関連事業会社の業容拡大、不動産取引の貢献等により増益、食料においては主としてDole事業取得により増益、金属においては石炭価格下落の影響はあったものの、鉄鉱石の販売数量増加等により増益、エネルギー・化学品においてはエネルギーのトレーディング取引の増加及び採算改善、化学品の取引増加等により増益、機械においては自動車、建機及びプラント関連の取引増加等があり増益、加えて為替が円安になったことによる影響等もあり、前連結会計年度比1,124億円(12.3%)増益の1兆283億円となりました。
なお、上述のDole事業取得等の新規子会社化に伴う影響額(増益)は475億円、期中為替変動に伴う影響額(増益)は463億円、子会社の除外に伴う影響額(減益)は153億円となりました。これらの影響を除いた既存会社における増益額は339億円となりました。
(ⅲ) 販売費及び一般管理費
当連結会計年度の「販売費及び一般管理費」は、Dole事業取得をはじめとする新規子会社化に伴う経費の増加及び為替が円安になったことによる影響等により、前連結会計年度比718億円(10.7%)増加の7,431億円となりました。なお、上述のDole事業取得等の新規子会社化に伴う経費の増加額は363億円、期中為替変動に伴う増加額は279億円、子会社の除外に伴う減少額は141億円となりました。これらの影響を除いた既存会社における経費の増加額は217億円となりました。
(ⅳ) 貸倒引当金繰入額
当連結会計年度の「貸倒引当金繰入額」は、前連結会計年度における一般債権に対する貸倒引当金取崩益計上の反動等により、前連結会計年度比57億円悪化の61億円(損失)となりました。
(ⅴ) 金融収支(「受取利息」・「支払利息」・「受取配当金」の合計額)
当連結会計年度の金融収支は、前連結会計年度比32億円増加の238億円(利益)となりました。
このうち「受取利息」及び「支払利息」を合計した金利収支は、前連結会計年度比8億円(5.5%)改善の133億円(費用)となりました。「受取利息」は前連結会計年度比25億円(27.4%)増加の117億円となり、「支払利息」は前連結会計年度比17億円(7.5%)増加の249億円となりました。また、「受取配当金」はプラント関連投資及びアパレル関連投資等からの配当の増加により、前連結会計年度比25億円(7.1%)増加の371億円となりました。
(ⅵ) その他の損益
当連結会計年度の「投資及び有価証券に係る損益」は、投資有価証券売却益の増加及び投資有価証券評価損の減少等により、前連結会計年度比136億円増加の595億円(利益)となりました。
当連結会計年度の「固定資産に係る損益」は、主として固定資産売却損益の好転により、前連結会計年度比77億円改善の16億円(損失)となりました。
当連結会計年度の「その他の損益」は、主として為替損益の好転により、前連結会計年度比33億円増加の
130億円(利益)となりました。
(ⅶ) 法人税等
当連結会計年度の「法人税等」は、前連結会計年度比361億円(38.2%)増加の1,304億円(費用)となりました。主として「法人税等及び持分法による投資損益前利益」の増益(前連結会計年度比627億円)により増加となりました。
(ⅷ) 持分法による投資損益
当連結会計年度の「持分法による投資損益」は、海外パルプ事業、豪州金属資源関連事業、自動車関連事業、船舶関連事業等の取込利益は増加した一方、ブラジル鉄鉱石事業における一過性の税金費用の計上、石炭価格下落及び取扱数量減少等によるコロンビア石炭事業からの取込利益の減少、海外メタノール事業の定期修繕長期化の影響に加え、前連結会計年度における産業資材関連事業の取得に伴う一過性の利益計上の反動等により減少となりました。また、米国石油ガス開発事業においては減損損失の増加があったものの、営業損益が改善したことにより取込損益はほぼ横ばいとなり、全体としては、前連結会計年度比6億円(0.7%)減少の853億円(利益)となりました。
なお、主な関連会社の業績については、後述「(ⅹ)主な連結子会社及び持分法適用関連会社の業績(米国会計基準)」中の「主な黒字会社」及び「主な赤字会社」に記載しております。
(ⅸ) 実態利益
当社グループの基礎収益力を表すと考えております実態利益(「売上総利益」・「販売費及び一般管理費」・「受取利息」・「支払利息」・「受取配当金」・「持分法による投資損益」の合計額)は、「販売費及び一般管理費」の増加及び「持分法による投資損益」の減少はあったものの、「売上総利益」及び金融収支が増加したことにより、前連結会計年度比432億円(12.3%)増益の3,942億円となりました。
(ⅹ) 主な連結子会社及び持分法適用関連会社の業績(米国会計基準)
|
黒字・赤字会社別損益 |
(単位:億円) |
|
|
前連結会計年度 |
|
当連結会計年度 |
|
増減 |
|
||||||||||||
|
|
黒字会社 |
|
赤字会社 |
|
合計 |
|
黒字会社 |
|
赤字会社 |
|
合計 |
|
黒字会社 |
|
赤字会社 |
|
合計 |
|
|
事業会社損益 |
2,490 |
|
△436 |
|
2,054 |
|
2,840 |
|
△569 |
|
2,271 |
|
350 |
|
△134 |
|
216 |
|
|
海外現地法人損益 |
239 |
|
△0 |
|
239 |
|
350 |
|
△1 |
|
349 |
|
111 |
|
△0 |
|
111 |
|
|
連結対象会社合計 |
2,729 |
|
△436 |
|
2,293 |
|
3,190 |
|
△570 |
|
2,620 |
|
461 |
|
△134 |
|
327 |
|
黒字会社率(注)
|
|
前連結会計年度 |
|
当連結会計年度 |
|
増減 |
|
||||||||||||
|
|
国内 |
|
海外 |
|
合計 |
|
国内 |
|
海外 |
|
合計 |
|
国内 |
|
海外 |
|
合計 |
|
|
黒字会社数 |
126 |
|
175 |
|
301 |
|
121 |
|
179 |
|
300 |
|
△5 |
|
4 |
|
△1 |
|
|
連結対象会社数 |
145 |
|
211 |
|
356 |
|
138 |
|
216 |
|
354 |
|
△7 |
|
5 |
|
△2 |
|
|
黒字会社率(%) |
86.9 |
|
82.9 |
|
84.6 |
|
87.7 |
|
82.9 |
|
84.7 |
|
0.8 |
|
△0.1 |
|
0.2 |
|
当連結会計年度の事業会社損益(海外現地法人を除いた連結子会社及び持分法適用関連会社の当社持分損益の合計。以下同じ)は、鉄鉱石の販売数量増加及び為替の影響等によるITOCHU Minerals & Energy of Australia Pty Ltdの増益、当第1四半期連結会計期間より取込開始したDole International Holdings(株)のアジア青果物事業が好調であったこと、欧州パルプ関連事業会社(METSA FIBRE社)におけるパルプ価格上昇及び取引数量増加によるITOCHU FIBRE LIMITEDの増益、取扱数量増加及び採算改善によるITOCHU PETROLEUM CO.,(SINGAPORE)PTE.LTD.の増益等により、前連結会計年度比216億円増加の2,271億円の利益となりました。海外現地法人損益は、機械関連事業及び住宅資材関連事業が堅調に推移したこと等による米国現地法人の増益に加え、タイヤ事業、パルプ事業及び金融関連事業の取込損益増加等による欧州現地法人の増益等もあり、前連結会計年度比111億円増加の349億円の利益となりました。
黒字事業会社損益と黒字海外現地法人損益を合計した黒字会社損益は、上述のITOCHU Minerals & Energy of Australia Pty Ltdの増益、Dole International Holdings(株)の取込開始等により、前連結会計年度比461億円増加の3,190億円の利益となりました。一方、赤字事業会社損益と赤字海外現地法人損益を合計した赤字会社損益は、在庫の処分を進めたこと及び一過性の税金費用の計上によりLLC ITRの損益が悪化したこと、減損損失計上によるJD Rockies Resources Limitedの損益が悪化したこと等により、前連結会計年度比134億円悪化の570億円の損失となりました。黒字会社率(連結対象会社数に占める黒字会社数の比率)については、前連結会計年度の84.6%から0.2ポイント改善の84.7%となりました。
(注)会社数には、親会社の一部と考えられる投資会社(128社)及び当社もしくは当社の海外現地法人が直接投資している会社を除くその他の会社(465社)を含めておりません。
前連結会計年度及び当連結会計年度における主な黒字会社及び赤字会社(米国会計基準)は次のとおりです。
主な黒字会社
|
(単位:億円) |
|
|
取込 比率(%) |
取込損益(注)1 |
増減コメント |
||
|
前連結 会計 年度 |
当連結 会計 年度 |
増減 |
|||
|
国内連結子会社 |
|
|
|
|
|
|
(株)日本アクセス |
93.8 |
108 |
116 |
7 |
利益率低下による営業損益の減少はあったものの、固定資産売却益計上により増益 |
|
伊藤忠テクノソリューションズ(株) |
57.2 |
89 |
81 |
△9 |
携帯キャリア向けビジネスの減収及び競争激化に伴う利益率の低下等により減益 |
|
Dole International Holdings(株) |
100.0 |
0 |
71 |
71 |
Dole事業取得及び取込開始(当第1四半期連結会計期間より) アジア青果物事業は堅調な市況に支えられ好調、北米加工食品事業は原料供給不足の影響があり販売数量減 |
|
コネクシオ(株) (注)2 |
60.3 |
42 |
54 |
11 |
販売数量が堅調に推移したことに加え、再評価益増が寄与し増益 |
|
(株)シーエフアイ |
74.1 |
27 |
43 |
16 |
前連結会計年度でのペプシボトリング事業買収に伴う一過性利益の反動はあったものの、飲料及び即席麺事業が堅調に推移したことにより増益 |
|
伊藤忠エネクス(株) |
54.0 |
32 |
39 |
7 |
電力取引が好調に推移したことに加え、投資有価証券売却益計上もあり増益 |
|
日伯鉄鉱石(株) |
67.5 |
104 |
38 |
△65 |
為替損益の好転はあったものの、ブラジル投資先での一過性の税金費用の計上により減益 |
|
伊藤忠ケミカルフロンティア(株) |
100.0 |
30 |
32 |
3 |
営業取引が堅調に推移したことに加え、投資有価証券売却益計上もあり増益 |
|
伊藤忠プラスチックス(株) |
100.0 |
22 |
30 |
8 |
合成樹脂、電材を中心に輸出が好調に推移したことにより増益 |
|
伊藤忠建材(株) |
100.0 |
15 |
30 |
15 |
新設住宅着工増加に伴う住宅資材の販売増、合板価格上昇に加え、投資有価証券売却益計上により増益 |
|
伊藤忠都市開発(株) |
99.8 |
18 |
22 |
5 |
マンション販売戸数増加により増益 |
|
(単位:億円) |
|
|
取込 比率(%) |
取込損益(注)1 |
増減コメント |
||
|
前連結 会計 年度 |
当連結 会計 年度 |
増減 |
|||
|
海外連結子会社 |
|
|
|
|
|
|
ITOCHU Minerals & Energy of Australia Pty Ltd (注)3 |
100.0 |
503 |
584 |
81 |
鉄鉱石は販売数量増加及び為替の影響により増益、石炭はコスト改善及び為替の影響はあったものの、価格下落等により悪化 |
|
ITOCHU Oil Exploration (Azerbaijan) Inc. |
100.0 |
131 |
157 |
26 |
主として円安の影響により増益 |
|
伊藤忠インターナショナル会社 |
100.0 |
77 |
109 |
32 |
機械関連事業及び住宅資材関連事業が堅調に推移したことに加え、円安の影響及び投資有価証券売却益計上により増益 |
|
ITOCHU FIBRE LIMITED (注)4 |
100.0 |
24 |
65 |
41 |
欧州パルプ関連事業会社(METSA FIBRE社)において、パルプ価格上昇、取引数量増加に加え、フィンランドにおける税率変更による税金費用の減少及び円安の影響等により増益 |
|
伊藤忠香港会社 (注)5 |
100.0 |
34 |
55 |
20 |
生活資材関連取引の増加、建設関連の投資持分売却益計上、繊維関連事業の取込損益増加に加え、円安の影響により増益 |
|
European Tyre Enterprise Limited(注)4
|
100.0 |
22 |
51 |
29 |
利益率改善に加え、英国における税率変更による税金費用の減少等により増益 |
|
伊藤忠欧州会社(注)4 |
100.0 |
15 |
46 |
31 |
タイヤ事業、パルプ事業及び金融関連事業の取込損益増加に加え、前期の一過性損失の反動及び円安の影響等もあり増益 |
|
ITOCHU PETROLEUM CO., (SINGAPORE) PTE. LTD. |
100.0 |
8 |
43 |
36 |
取扱数量増加及び原重油トレード採算改善により増益 |
|
伊藤忠(中国)集団有限公司 |
100.0 |
41 |
41 |
1 |
前連結会計年度における投資有価証券売却益計上の反動はあったものの、化学品関連取引、機械関連取引の堅調な推移及び円安の影響もあり増益 |
|
伊藤忠タイ会社 |
100.0 |
23 |
31 |
8 |
繊維衛材取引等の増加に加え、投資有価証券売却益計上及び円安の影響により増益 |
|
伊藤忠豪州会社 (注)3 |
100.0 |
20 |
26 |
6 |
ITOCHU Minerals & Energy of Australia Pty Ltdの取込利益増加により増益 |
|
伊藤忠シンガポール会社 (注)5 |
100.0 |
18 |
24 |
5 |
生活資材関連取引等が堅調に推移したことにより増益 |
|
国内持分法適用関連会社 |
|
|
|
|
|
|
伊藤忠丸紅鉄鋼(株) |
50.0 |
128 |
130 |
2 |
国内事業会社が堅調に推移したことに加え、円安の影響により増益 |
|
(株)ファミリーマート |
31.5 |
91 |
73 |
△18 |
中国をはじめとした海外事業の収益改善はあったものの、前連結会計年度タイ事業スキーム再編に伴う投資有価証券売却益計上の反動により減益 |
|
日伯紙パルプ資源開発(株) |
32.1 |
20 |
40 |
20 |
パルプ価格上昇及びブラジルレアル安(対US$)により増益 |
|
(単位:億円) |
|
|
取込 比率(%) |
取込損益(注)1 |
増減コメント |
||
|
前連結 会計 年度 |
当連結 会計 年度 |
増減 |
|||
|
海外持分法適用関連会社 |
|
|
|
|
|
|
PT. KARAWANG TATABINA INDUSTRIAL ESTATE |
50.0 |
8 |
18 |
10 |
販売価格の上昇及びインドネシアルピア安(対US$)により増益 |
|
主な赤字会社 |
(単位:億円) |
|
|
取込 比率(%) |
取込損益(注)1 |
増減コメント |
||
|
前連結 会計 年度 |
当連結 会計 年度 |
増減 |
|||
|
海外連結子会社 |
|
|
|
|
|
|
JD Rockies Resources Limited |
100.0 |
△312 |
△325 |
△13 |
米国石油ガス開発事業は減損損失計上額が増加したものの、営業損益が改善しほぼ横ばい。自社保有シェール・オイル権益開発事業は一部鉱区の売却損失及び保有鉱区の減損損失計上により悪化 |
|
LLC ITR |
100.0 |
△7 |
△29 |
△23 |
在庫の処分を進めたことに加え、一過性の税金費用の計上により悪化 |
(注)1 取込損益には米国会計基準修正後の数値を記載しておりますので、各社が公表している数値とは異なる場合があります。
2 コネクシオ(株)は平成25年10月1日にアイ・ティー・シーネットワーク(株)より商号変更しております。また、取込損益には再評価益(当連結会計年度33億円、前連結会計年度25億円、いずれも税効果控除後)を含んでおります。
3 伊藤忠豪州会社の取込損益には、ITOCHU Minerals & Energy of Australia Pty Ltdの取込損益の3.7%を含んでおります。
4 伊藤忠欧州会社の取込損益には、European Tyre Enterprise Limitedの取込損益の20.0%、ITOCHU FIBRE LIMITEDの取込損益の10.0%を含んでおります。
5 伊藤忠香港会社及び伊藤忠シンガポール会社の取込損益には、前連結会計年度の繊維原料・テキスタイル事業再編に伴い、本社の直接投資から間接投資に変更となった関連会社の取込損益が含まれております。
② 当連結会計年度の経営成績(国際会計基準)
(ⅰ)収益
当連結会計年度の「収益」は、エネルギー・化学品においては石油製品取引及び化学品取引の増加等により増収、食料においては主としてDole事業取得により増収、住生活・情報においては住宅資材関連事業が好調に推移したことに加え、携帯電話関連事業会社の業容拡大等により増収、機械においては自動車及びプラント関連取引の増加等により増収、加えて為替が円安になったことによる影響等もあり、前連結会計年度比8,881億円(18.9%)増収の5兆5,875億円となりました。
(ⅱ)売上総利益
当連結会計年度の「売上総利益」は、食料においては主としてDole事業取得により増益、住生活・情報においてはパルプ取引及び住宅資材関連事業の好調な推移、携帯電話関連事業会社の業容拡大、不動産取引の貢献等により増益、金属においては石炭価格下落の影響はあったものの、鉄鉱石の販売数量増加等により増益、機械においては自動車、建機及びプラント関連の取引増加等があり増益、エネルギー・化学品においてはエネルギーのトレーディング取引の増加及び採算改善、化学品の取引増加等により増益、加えて為替が円安になったことによる影響等もあり、前連結会計年度比992億円(10.5%)増益の1兆450億円となりました。
(ⅲ)販売費及び一般管理費
当連結会計年度の「販売費及び一般管理費」は、Dole事業取得をはじめとする新規子会社化に伴う経費の増加及び為替が円安になったことによる影響等により、前連結会計年度比614億円(8.9%)増加の7,500億円となりました。
(ⅳ)貸倒損失
当連結会計年度の「貸倒損失」は、前連結会計年度における一般債権に対する貸倒引当金取崩益計上の反動等により、前連結会計年度比57億円悪化の61億円(損失)となりました。
(ⅴ)固定資産に係る損益
当連結会計年度の「固定資産に係る損益」は、固定資産売却益の増加はあったものの、金属資源関連事業における減損損失計上等により、前連結会計年度比268億円悪化の362億円(損失)となりました。
(ⅵ)その他の損益
当連結会計年度の「その他の損益」は、主として為替損益の好転により、前連結会計年度比33億円増加の103億円(利益)となりました。
(ⅶ)金融収益及び金融費用(「受取利息」・「支払利息」・「受取配当金」・「その他の金融損益」の合計)
当連結会計年度の金融収益及び金融費用は、前連結会計年度比42億円増加の293億円(利益)となりました。
このうち、「受取利息」及び「支払利息」を合計した金利収支は、前連結会計年度比1億円改善の155億円(費用)となりました。「受取利息」は前連結会計年度比24億円(26.1%)増加の116億円となり、「支払利息」は前連結会計年度比23億円(9.1%)増加の271億円となりました。また、「受取配当金」はプラント関連投資及びアパレル関連投資等からの配当の増加により、前連結会計年度比26億円(7.4%)増加の372億円となりました。「その他の金融損益」は、FVTPL金融資産の売却益及び評価益の増加等により、前連結会計年度比15億円(23.8%)増加の76億円(利益)となりました。
(ⅷ)持分法による投資損益
当連結会計年度の「持分法による投資損益」は、海外パルプ事業、自動車関連事業、船舶関連事業等の取込利益は増加した一方、ブラジル鉄鉱石事業における一過性の税金費用の計上、石炭価格下落及び取扱数量減少等によるコロンビア石炭事業からの取込利益の減少、海外メタノール事業の定期修繕長期化の影響、金属資源関連事業における減損損失の計上に加え、前連結会計年度における産業資材関連事業の取得に伴う一過性の利益計上の反動等により減少となりました。また、米国石油ガス開発事業においては減損損失の増加があったものの、営業損益が改善したことにより取込損益はほぼ横ばいとなり、全体としては、前連結会計年度比319億円(36.3%)減少の560億円(利益)となりました。
(ⅸ)関係会社投資に係る売却及び評価損益
当連結会計年度の「関係会社投資に係る売却及び評価損益」は、前連結会計年度比3億円増加の123億円(利益)となりました。
(ⅹ)法人所得税費用
当連結会計年度の「法人所得税費用」は、前連結会計年度比92億円(9.5%)増加の1,063億円(費用)となりました。
(xi)当社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の「当期純利益」は、前連結会計年度比281億円(9.9%)減益の2,544億円となりました。
これより、「非支配持分に帰属する当期純利益」91億円を控除した「当社株主に帰属する当期純利益」は、前連結会計年度比135億円(5.2%)減益の2,453億円となりました。
③ 平成26年度の業績見通し(国際会計基準)
来期を展望しますと、世界経済は成長のペースが緩やかに加速する可能性が高いと見込まれます。新興国経済の一部では景気の停滞が継続するものの、米国を中心に先進国経済では景気回復の動きが徐々に強まると考えられます。但し、先進国の金融政策の変更等を受けて金融環境に変化が生じ、為替や株価、商品市場が急変するリスク、並びにそれらの金融市場の急変が資産価格の変動等を通じて、世界経済に悪影響を及ぼすリスクには、引続き十分な注意を払う必要があります。日本経済は、前年度に生じた消費税率引上げ前の駆込み需要の反動減や増税による負担増を受けて、成長ペースが鈍化しますが、平成25年度補正予算による成長の下支えや金融緩和の継続等もあり、景気の回復基調を維持すると見込まれます。
このような経営環境下、中期経営計画「Brand-new Deal 2014」の後半となる平成26年度の当社グループの連結業績見通しにつきましては、新規投資の着実な育成・既存ビジネスの継続的な経営改善・非資源分野の更なる強化・継続的な経費削減等により、堅調な推移が見込まれます。
(2)流動性と資金の源泉
① 資金調達の方針
当社の資金調達は、金融情勢の変化に対応した機動性の確保と資金コストの低減を目指すとともに、調達の安定性を高めるために長期性の資金調達に努める等、調達構成のバランスを取りながら、調達先の分散や調達方法・手段の多様化を図っております。また、国内子会社の資金調達については原則として親会社からのグループファイナンスに一元化するとともに、海外子会社の資金調達についてもシンガポール、英国及び米国の海外グループ金融統括会社を拠点にグループファイナンスを行っております。資金調達を集中することにより、連結ベースでの資金の効率化や資金調達構造の改善に努めております。この結果、当連結会計年度末時点では、連結有利子負債のうち約76%が親会社、海外グループ金融統括会社による調達となっております。
資金調達手段としては、銀行借入等の間接金融と社債等の直接金融を機動的に活用しております。間接金融については、様々な金融機関と幅広く良好な関係を維持し、必要な資金を安定的に確保しております。直接金融については、国内では、社債発行登録制度に基づき2013年8月から2015年8月までの2年間で3,000億円の新規社債発行枠の登録を行っております。また、資金効率の向上並びに資金コストの低減を目的に、コマーシャル・ペーパーによる資金調達も実施しております。海外では、当社と英国の海外グループ金融統括会社で合わせて5,000百万米ドルのユーロ・ミディアムタームノート(Euro MTN)プログラムを保有しております。
当連結会計年度末時点での当社の長期及び短期の信用格付けは次のとおりです。今後も一層の格付け向上を目指し収益力の強化、財務体質の改善、及びリスクマネジメントの徹底に努めます。
|
|
長期 |
短期 |
|
日本格付研究所(JCR) |
AA-/安定的 |
J-1+ |
|
格付投資情報センター(R&I) |
A/ポジティブ(注) |
a-1 |
|
ムーディーズ・インベスターズ・サービス(Moody's) |
Baa1/安定的 |
P-2 |
|
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P) |
A-/安定的 |
A-2 |
(注)2014年5月30日時点で、A+/安定的に格上げとなっております。
② 有利子負債(米国会計基準)
当連結会計年度末の有利子負債残高は、前連結会計年度末比1,228億円増加の2兆8,853億円となりました。現
預金控除後のネット有利子負債は、前連結会計年度末比387億円増加の2兆2,243億円となりました。NET DER(ネ
ット有利子負債対株主資本倍率)は、前連結会計年度末の1.2倍から1.0倍となりました。また、有利子負債合計
に占める長期有利子負債比率は、前連結会計年度末の83%から84%へと1ポイントの増加となりました。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末の有利子負債の内訳は、次のとおりです。
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(単位:億円) |
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前連結会計年度末 |
当連結会計年度末 |
増減 |
|
短期借入金: |
|
|
|
|
銀行借入金等 |
4,299 |
4,023 |
△276 |
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コマーシャル・ペーパー |
60 |
- |
△60 |
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1年以内に期限の到来する長期債務: |
|
|
|
|
銀行借入金等 |
411 |
627 |
216 |
|
社債 |
55 |
- |
△55 |
|
短期計 |
4,825 |
4,650 |
△176 |
|
長期債務:(注) |
|
|
|
|
銀行借入金等 |
18,170 |
18,876 |
706 |
|
社債 |
4,629 |
5,326 |
697 |
|
長期計 |
22,799 |
24,203 |
1,404 |
|
有利子負債計 |
27,625 |
28,853 |
1,228 |
|
現金、現金同等物及び定期預金 |
5,768 |
6,610 |
841 |
|
ネット有利子負債 |
21,856 |
22,243 |
387 |
(注)要約連結貸借対照表(米国会計基準)の「長期債務」には、有利子負債に該当しないものが含まれており、これらを控除して表示しております。
③ 財政状態(米国会計基準)
当連結会計年度末の総資産は、Dole事業取得に伴う増加、携帯電話関連事業会社の子会社化、金属関連における豪州資源開発関連事業への新規投融資実行、加えて円安の影響等もあり、前連結会計年度末比7,310億円(10.3%)増加の7兆8,484億円となりました。
「株主資本」は、配当金の支払はあったものの、当社株主に帰属する当期純利益の積上げ及び円安の影響等による累積その他の包括損益の好転があり、前連結会計年度末比3,815億円(21.6%)増加の2兆1,470億円となりました。また、株主資本比率は前連結会計年度末比2.6ポイント上昇の27.4%となりました。
「株主資本」に「非支配持分」を加えた「資本」は、前連結会計年度末比4,102億円(19.4%)増加の2兆5,228億円となりました。
連結貸借対照表各項目における前連結会計年度末との主要増減は次のとおりです。
「営業債権」(貸倒引当金控除後)は、Dole事業取得、携帯電話関連事業会社の子会社化及び円安の影響等により、前連結会計年度末比1,018億円増加の1兆7,982億円となりました。
「たな卸資産」は、Dole事業取得、建設における販売用不動産の積上げ及び円安の影響等により、前連結会計年度末比921億円増加の7,499億円となりました。
「関連会社に対する投資及び長期債権」は、関連会社の取込損益の積上げ及び円安の影響等により、前連結会計年度末比1,712億円増加の1兆8,168億円となりました。
「その他の投資」は、金属関連における豪州資源開発関連事業への新規投資実行等により、前連結会計年度末比452億円増加の5,755億円となりました。
「その他の長期債権」は、金属関連における豪州資源開発関連事業への新規融資実行等により、前連結会計年度末比109億円増加の1,507億円となりました。
「有形固定資産」(減価償却累計額控除後)は、Dole事業取得及び円安の影響等により、前連結会計年度末比527億円増加の8,569億円となりました。
「その他の資産」は、Dole事業取得、携帯電話関連事業会社の子会社化及び円安の影響等により、前連結会計年度末比1,866億円増加の6,122億円となりました。
「長期繰延税金資産」は、前連結会計年度末比305億円減少の209億円となりました。なお、短期・長期の繰延税金資産・負債のネット残高は、前連結会計年度末比570億円減少の25億円(ネット負債残高)となりました。
「営業債務」は、Dole事業取得、携帯電話関連事業会社の子会社化の影響等により、前連結会計年度末比768億円増加の1兆5,459億円となりました。
④ 財政状態(国際会計基準)
当連結会計年度末の総資産は、Dole事業取得に伴う増加、金属関連における豪州資源開発関連事業への新規投融資実行、加えて円安の影響等もあり、前連結会計年度末比5,853億円(8.1%)増加の7兆7,838億円となりました。
「株主資本」は、配当金の支払はあったものの、当社株主に帰属する当期純利益の積上げ及び円安の影響による為替換算調整額の増加等があり、前連結会計年度末比3,267億円(19.0%)増加の2兆457億円となりました。また、株主資本比率は前連結会計年度末比2.4ポイント上昇の26.3%となりました。
「株主資本」に「非支配持分」を加えた「資本」は、前連結会計年度末比3,243億円(15.6%)増加の2兆3,995億円となりました。
連結財政状態計算書項目における前連結会計年度末との主要増減は次のとおりです。
「営業債権」は、Dole事業取得及び円安の影響等により、前連結会計年度末比479億円増加の2兆1,280億円となりました。
「棚卸資産」は、Dole事業取得、建設における販売用不動産の積上げ及び円安の影響等により、前連結会計年度末比791億円増加の7,444億円となりました。
「持分法で会計処理されている投資」は、関連会社の取込損益の積上げ及び円安の影響等により、前連結会計年度末比1,571億円増加の1兆7,284億円となりました。
「その他の投資」は、金属関連における豪州資源開発関連事業への新規投資実行等により、前連結会計年度末比248億円増加の5,659億円となりました。
「長期債権」は、金属関連における豪州資源開発関連事業への新規融資実行等により、前連結会計年度末比326億円増加の1,350億円となりました。
「有形固定資産」は、金属資源関連事業における減損損失計上はあったものの、Dole事業取得及び円安の影響等により、前連結会計年度末比248億円増加の7,477億円となりました。
「のれん」は、Dole事業取得及び円安の影響等により、前連結会計年度末比435億円増加の1,949億円となりました。
「無形資産」は、Dole事業取得及び円安の影響等により、前連結会計年度末比642億円増加の2,453億円となりました。
「営業債務」は、Dole事業取得等により、前連結会計年度末比527億円増加の1兆6,620億円となりました。
「繰延税金負債」は、前連結会計年度末比462億円増加の1,174億円となりました。なお、繰延税金資産・負債のネット残高(ネット負債残高)は、前連結会計年度末比446億円増加の543億円となりました。
⑤ 流動性準備(米国会計基準)
当社は、調達環境の悪化等、不測の事態にも対応し得る流動性準備の確保に努めております。
当連結会計年度末では、短期有利子負債と偶発債務の合計額9,251億円に対し、現金及び現金同等物、定期預金(合計6,610億円)及びコミットメントライン契約(円貨長期3,500億円、外貨短期500百万米ドル)を合計した流動性準備の合計額は1兆625億円となっており、十分な流動性準備を確保していると考えております。また、これに加えて、売却可能有価証券等、短期間での現金化が可能な資産等を5,843億円保有しております。
流動性準備額
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(単位:億円) |
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当連結会計年度末 |
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1 現金及び現金同等物、定期預金 |
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6,610 |
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2 コミットメントライン |
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4,015 |
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合計 |
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10,625 |
短期有利子負債と偶発債務
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(単位:億円) |
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当連結会計年度末 |
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短期有利子負債 |
4,023 |
|
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1年以内に期限の到来する長期債務 |
(注)4,127 |
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偶発債務(持分法適用関連会社、一般取引先に対する金銭債務実保証額) |
1,101 |
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|
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合計 |
9,251 |
(注)要約連結貸借対照表(米国会計基準)における「1年以内に期限の到来する長期債務」627億円に長期コミットメントラインによる修正(3,500億円)を加えたものです。
⑥ 資金の源泉(米国会計基準)
当社における資金の源泉に対する基本的な考え方は、新規投資の資金を、営業取引収入、資産の売却・回収、及び財務健全性を維持しながら借入金や社債等により調達することで賄うというものです。
当連結会計年度の「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、4,184億円のネット入金となりました。これは、海外資源、エネルギー、食料、機械、情報関連の取引等において営業取引収入が堅調に推移したことに加え、機械、生活資材、食料等において資金回収を着実に行ったこと等によるものです。
当連結会計年度の「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、2,667億円のネット支払となりました。これは、Dole事業取得及び豪州資源開発関連事業への新規投融資実行等によるものです。
当連結会計年度の「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、717億円のネット支払となりました。これは、新規投融資の実行に伴う資金調達等があったものの、借入金の返済を進めたこと等によるものです。
以上の結果、「現金及び現金同等物」は、前連結会計年度末比836億円(14.7%)増加の6,533億円となりました。
前連結会計年度及び当連結会計年度のキャッシュ・フローの要約は次のとおりです。
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(単位:億円) |
|
|
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
|
営業活動によるキャッシュ・フロー |
2,457 |
4,184 |
|
投資活動によるキャッシュ・フロー |
△2,000 |
△2,667 |
|
財務活動によるキャッシュ・フロー |
△113 |
△717 |
|
為替相場の変動による現金及び現金同等物への影響額 |
219 |
36 |
|
現金及び現金同等物の増減額 |
562 |
836 |
|
現金及び現金同等物の期首残高 |
5,135 |
5,697 |
|
現金及び現金同等物の期末残高 |
5,697 |
6,533 |
⑦ 資金の源泉(国際会計基準)
当連結会計年度の「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、4,281億円のネット入金となりました。これは、海外資源、エネルギー、食料、機械、情報関連の取引等において営業取引収入が堅調に推移したことに加え、機械、生活資材、食料等において資金回収を着実に行ったこと等によるものです。
当連結会計年度の「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、2,704億円のネット支払となりました。これは、Dole事業取得及び豪州資源開発関連事業への新規投融資実行等によるものです。
当連結会計年度の「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、779億円のネット支払となりました。これは、新規投融資の実行に伴う資金調達等があったものの、借入金の返済を進めたこと等によるものです。
以上の結果、「現金及び現金同等物」は、前連結会計年度末比834億円(14.6%)増加の6,537億円となりました。
前連結会計年度及び当連結会計年度のキャッシュ・フローの要約は次のとおりです。
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(単位:億円) |
|
|
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
|
営業活動によるキャッシュ・フロー |
2,365 |
4,281 |
|
投資活動によるキャッシュ・フロー |
△2,038 |
△2,704 |
|
財務活動によるキャッシュ・フロー |
30 |
△779 |
|
現金及び現金同等物の増減額 |
357 |
799 |
|
現金及び現金同等物の期首残高 |
5,128 |
5,703 |
|
為替相場の変動による現金及び現金同等物への影響額 |
218 |
35 |
|
現金及び現金同等物の期末残高 |
5,703 |
6,537 |
(3)オフバランスシート・アレンジメント及び契約上の債務(米国会計基準)
当社及び子会社は、子会社、持分法適用関連会社及び一般取引先の銀行借入等に対し、種々の形態の保証を行っております。子会社に対する保証金額は、子会社の借入金として連結貸借対照表上負債に含められているため、オフバランスとなっている保証金額は、持分法適用関連会社及び一般取引先に対する保証金額の合計額です。前連結会計年度末及び当連結会計年度末の保証金額の内訳は次のとおりです。
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(単位:億円) |
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前連結会計年度末 |
当連結会計年度末 |
|
持分法適用関連会社に対する保証: |
|
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保証総額 |
942 |
1,000 |
|
実保証額 |
747 |
792 |
|
一般取引先に対する保証: |
|
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|
保証総額 |
888 |
647 |
|
実保証額 |
722 |
542 |
|
合計: |
|
|
|
保証総額 |
1,830 |
1,647 |
|
実保証額 |
1,469 |
1,334 |
保証総額は、当社及び子会社が保証契約において履行義務を負う最高支払額を表示しております。また実保証額は、当社及び子会社が各連結会計年度末において実質的に負うリスクと考えられる金額の合計額を表示しており、最高支払限度枠を設定している保証契約に係る被保証先の、各連結会計年度末における債務額に基づいた金額であります。なお、実保証額は、第三者が当社及び子会社に差入れた再保証等がある場合には、その金額を控除しております。
契約上の義務のうち、短期借入金(銀行借入金等、コマーシャル・ペーパー)、長期借入金(銀行借入金等、社債)、オペレーティング・リースの年度別支払内訳は次のとおりです。
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(単位:億円) |
|
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合計 |
1年以内 |
1年超~3年以内 |
3年超~5年以内 |
5年超 |
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短期借入金 |
4,023 |
4,023 |
- |
- |
- |
|
長期借入金 |
24,830 |
627 |
7,840 |
4,693 |
11,670 |
|
オペレーティング・リース |
3,674 |
491 |
815 |
669 |
1,699 |